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葵ステークス2020の予想です。
葵ステークス2020の出走馬は、ビアンフェ、ケープコッド、エレナアヴァンティ、ワンスカイ、アルムブラストなど16頭。京都芝1200mで行われる3歳限定の重賞戦です。
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葵ステークス2020の予想です
葵ステークスは京都芝1200m戦らしい立ち回り勝負になりやすいレースだが、現在の京都芝は時計がそこそこ出ても、やや重いイメージがあり、決して内、前有利ではない。加えて葵ステークスの出走馬を見渡すと、逃げ、先行勢がズラリ。こういう組み合わせの時こそ隊列がすんなりと決まってペースが落ち着くのは競馬あるあるだが、ここはレース傾向に反して終いにひと脚使えそうな馬から入ってみたい。
本命は1勝クラス勝ちが印象的だったビップウインク
短距離路線にシフトしてから馬が一変し、未勝利→1勝クラスと連勝。前走1勝クラスは確かに相手が弱かったものの、直線入り口で加速がつくと、ラスト200m過ぎで早くも先頭に立ち、最後は余力を残してゴール。上のクラスに上がっても即通用しそうな雰囲気があった。今回は重賞とは言え、低レベルなオープン特別と捉えるのが正解で、このメンバーに混じっても能力的に見劣ることはないのではないか。
前述の通り、追ってひと脚使えそうな馬に有利なレースになると見ており、そうなれば、外から脚を使えそうな本馬が浮上してくるだろう。一見、地味な血統ではあるが、近親にマイル以下の距離で活躍したラインクラフト(桜花賞、NHKマイルカップ1着)、アドマイヤロイヤル(プロキオンステークス1着)らがいる。
相手は差しが決まるならグリンデルヴァルトも面白そう
2走前のマーガレットステークスは完全な差し損ねで、前走1勝クラスは馬場の恩恵が多少あったかもしれないが、完勝と言える内容。同じヴァンセンヌ産駒のイロゴトシもそうだが、多少パワーが要求される馬場、展開では力を発揮しやすいのだろう。今年の葵ステークスはまさにそのようなレースを想定しているので、ビップウインクに本命を打つことを考えても、上位に評価したい。
3番手は最内枠が微妙もケープコッド
これまでのレースを振り返ると、芝1200m【3.1.0.0】、芝1400m【0.0.0.3】とハッキリしており、スプリンターと見て良さそう。またチーム・ゴドルフィンの馬は京都芝1200mでやたら走っているイメージがあり、実際に調べてみたところ、2017年以降、馬主ゴドルフィン×京都芝1200mの組み合わせは【9.1.7.20】(勝率24.3%、連対率27.0%、複勝率45.9%、単回収率197%、複回収率150%)。昨年の京阪杯を制したライトオンキュー、18年シルクロードステークスを制したファインニードル、京都芝1200mで何度も波乱を演出しているティーハーフなど、枚挙にいとまがなく、本馬も近2走こそ結果が出ていないものの、距離短縮、コース替わりでいかにも一変しそうだ。
ゼンノジャスタは歯がゆいレースが続いているものの、このメンバーなら能力的に差はないはず。ここは展開が向きそうなので、馬券圏内まであってもいいだろう。
マイネルグリットは小倉2歳ステークス勝ち後、低迷が続いていたものの、前走橘ステークスでは斤量58キロを背負いながらしまいにしぶとく伸びており、「もう終わった」と決めつけない方が良さそう。この低レベルなメンバーなら展開次第で上位進出があってもいいだろう。
ニシノストームは前走NHKマイルカップで最下位に敗れたものの、さすがに相手も条件も悪過ぎたのでノーカウントでいいだろう。今回は2勝を挙げている芝1200m戦。鞍上も本馬で2戦2勝の勝浦騎手に戻るので巻き返しがあってもいい。
アルムブラストは前走クロッカスステークスで6着も、休み明け、NHKマイルカップ勝ち馬ラウダシオンを追いかけての失速で、決して悲観する内容ではない。外に逃げ馬が多いので、1枠2番は乗り難しいかもしれないが、捌きひとつで上位進出のチャンスはありそう。
ワンスカイは末脚堅実な差し馬。芝1400m以下ではまだ一度も崩れておらず、相手はさらに強くなるが、ここも相手なりに走ってきそうだ。
レジェーロは2走前のかささぎ賞が力でねじ伏せる中身の濃い競馬。前走マーガレットステークスでは1番人気に推されていたほどで、前走の一戦だけで人気を大きく落とすなら押さえておいて損はないか。
最後にビアンフェ。前走ファルコンステークスはハイペースに飲まれて負けるべくして負けた一戦。今回も決して楽な展開にはならないと思うが、スプリント戦に変わるのはプラスで、好位で流れに乗れれば、残り目があってもいいか。
葵ステークス2020の印です
◎⑯ビップウインク
○⑬グリンデルヴァルト
▲①ケープコッド
△⑪ゼンノジャスタ
△④マイネルグリット
△⑨ニシノストーム
×②アルムブラスト
×⑤ワンスカイ
×③レジェーロ
×⑫ビアンフェ
以上、葵ステークス2020の予想でした。