エーデルワイス賞2019（門別）の予想です。
エーデルワイス賞2019の出走馬は、ＪＲＡからデビルスダンサー、ニシノミンクス、ウィーンソナタ、キラットダイヤが出走。地方勢は、プリモジョーカー、グローリアスレゴン、アザワク（以上、門別）らが迎え撃ちます。門別競馬場1200mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度Ｄ（自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆）を予定しています。
※メルマガ読者の方は「先週の重賞回顧」にパスワードが掲載されています。
先週のダートグレード３連戦は結果が出なかったのですが、水曜日の埼玉新聞栄冠賞は
◆埼玉新聞栄冠賞
１着○ディアデルレイ（２番人気）
２着◎センチュリオン（１番人気）
３着▲キングニミッツ（４番人気）
で◎センチュリオン、〇ディアデルレイの馬連１点勝負の延長戦上の３連単が的中。△1カンムルが３着ならもっと回収できたのですが、馬連１点で当たったので良しとしましょう。
先週の地方重賞３連敗からダービーグランプリ→凱旋門賞→埼玉新聞栄冠賞と３連勝中なので、エーデルワイス賞で４連勝を飾りたいと思います。
直前の変更などもあれば、ＬＩＮＥでお知らせいたします。
エーデルワイス賞2019の予想と見解です
エーデルワイス賞は地方ダートグレードの中では珍しく地方勢（北海道勢）の活躍が断然に目立つレース。
過去５年の３着以内馬15頭の内訳は、北海道勢11頭に対し、ＪＲＡ勢４頭。文字通り地元の北海道勢がＪＲＡ勢を圧倒している。それにも関わらず、毎年ＪＲＡ勢が人気を集めるのも本レースの特徴。過去３年のＪＲＡ勢の成績は、
●18年
デンバーテソーロ（１番人気２着）
ケイゴールド（２番人気10着）
ヒストリコ（８番人気14着）
カシノティーダ（12番人気16着）
●17年
シャインカメリア（１番人気11着）
ウインジェルベーラ（３番人気12着）
ラインギャラント（５番人気６着）
ジュンドリーム（８番人気13着）
●16年
リエノテソーロ（１番人気１着）
アイルキャッチユー（３番人気12着）
デスティニーソング（４番人気９着）
スノードーナツ（８番人気16着）
で12頭すべてが人気以下の着順に終わっている（人気通りに走ったのも16年１着リエノテソーロのみ。残りの11頭はすべて人気未満の着順だった）。
今年も紙面を見る限り、ＪＲＡ勢のニシノミンクス、キラットダイヤ、デビルスダンサー、ウィーンソナタがそれなりに人気を集めそう。今年も狙うべきは地方勢だろう。それでは予想にいきましょう。本命は地元・北海道勢の…
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プリモジョーカーで堅いはず
ＪＲＡ遠征では結果が出なかったものの、ダートではいまだに３戦３勝と負けなし。特に前走リリーカップは、２着グローリアスレゴン以下を寄せ付けずの完勝。勝ち時計１分12秒５は、過去５年のリリーカップで最速、エーデルワイス賞でも17年ストロングハートに次いで速い時計だった。
◆過去５年のリリーカップの勝ち時計
◆過去５年のエーデルワイス賞の勝ち時計
今年のリリーカップは重馬場で時計が出やすかったのは事実だが、エーデルワイス賞も重～不良のスピード勝負が濃厚。似たような馬場状態で行われる以上、素直に前走のパフォーマンスを信頼していいだろう。
角川厩舎＆阿部騎手のコンビといえば、エーデルワイス賞に毎年参戦しており、過去５年の結果は、
14年ネガティヴ（15番人気３着）
15年モダンウーマン（３番人気２着）
16年アップトゥユー（６番人気２着）
17年ストロングハート（２番人気１着）
18年レコードチェイサー（６番人気６着）
と昨年のレコードチェイサー以外はすべて３着以内に好走（人気以下の結果に終わったことは一度もなし）。今年も地元の北海道競馬を知り尽くしたこのコンビが魅せてくれるだろう。
相手はグローリアスレゴンを狙う
２走前のリリーカップでは逃げるプリモジョーカーを徹底マークしながら２着に好走。前走フローラルカップもそうだが、４コーナーで手応えが怪しくなりながら直線に入っての二枚腰が素晴らしく、バテそうでバテないのが最大の強み。今回もリリーカップ同様に内にプリモジョーカーを見る形を作れそう。外目２番手で流れに乗れれば（精神的にタフなので内目２番手でも問題なさそう）、最後までしぶとく粘り込むのではないか。
３番手はまだ底を見せていないアザワク
本馬もプリモジョーカー同様にＪＲＡ遠征では結果が出なかったものの、地元の門別では３戦３勝と負けなし。前走日高町建設協会特別では致命的な出遅れから大外一気で豪快な差し切り。着差以上に強い競馬ではあったが、課題を見せたのも事実で、今回のメンバーで同じ競馬ではさすがに届かないだろう。ゲートをしっかりと決めて流れに乗れるかがカギになる。
伏兵でまず面白いのはミホスローロリス。２走前のリリーカップでは上り最速タイの脚を繰り出して４着に健闘（３着ミナトノヨーコとはタイム差なし）。前走フローラルカップでは９着に敗れたものの、終始馬群の外々を回らされてしまい、あれでは伸びなくて当然だろう。今回はリリーカップ同様に溜めて末脚を生かす形が濃厚。展開ひとつで３着争いなら加われるはずだ。
ミリミリも伏兵で気になる１頭。２走前のリリーカップでは終いによく差を詰めており、３着ミナトノヨーコ、４着ミホスローロリスからタイム差なしの５着。当時のパフォーマンスを基準に考えるならミホスローロリスと並んで人気的に狙い目といえそうだ。
ミナトノヨーコは逆にリリーカップが上手く行き過ぎた感。当時、好位の内でロスなく立ち回れた上、外からのプレッシャーもなかった。今回は15頭立ての15番ゲート。内に速い馬がいるので、コースロスが生じる競馬になるだろう。それでも地味な存在ゆえに過小評価されそうなので押さえておく価値はある。
コーラルツッキーはリリーカップで外々を回され過ぎてしまい、やや消化不良の競馬。栄冠賞やフルールカップの走りを基準に考えるならもう少し走っても良さそうだが、ダート1000m【3.0.0.0】に対して1200m【0.0.1.2】なので、ベストは1000mなのかもしれない。
レインズパワーはキャリア１戦かつ休み明けで挑んだ２走前のフルールカップで勝ち馬コーラルツッキーから0.3秒差の２着に好走。前走の勝ちっぷりも良く、コーラルツッキーとの逆転があっても驚けない。
ＪＲＡ勢ではニシノミンクスのみを押さえる。新馬、２戦目の未勝利ともに上り最速の脚を使っており、控える競馬が出来るのは大きな魅力。さすがに勝ち負けまでは厳しいと見ているが、ＪＲＡ勢で最も好走のチャンスがあり、安定して走ってくるのは本馬だろう。
印を回さなかったＪＲＡ勢について触れておくと、
デビルスダンサーは前走未勝利のパフォーマンスが平凡な上、斤量３キロ増、揉まれる最内枠がネック。人気を集めやすい藤田奈七子騎手騎乗でもあり、実力に見合わないオッズになりそうだ。
ウィーンソナタは新馬が楽勝だったものの、タイムランクＥで相手関係に恵まれた可能性大。キャリア１戦で未知の面はあるが、新馬から大幅にパフォーマンスを上げない限り、重賞では通用しないだろう。
キラットダイヤはレースセンス（特にスタートセンス）の高いサウスヴィグラス産駒だが、だからこそ函館・札幌ダート1000mで結果が出た印象。能力的には１勝クラスで壁にぶつかりそうなので、骨っぽい地方勢がそろうダートグレードでは力不足が露呈するのでは。
エーデルワイス賞2019の印
◎④プリモジョーカー
○⑥グローリアスレゴン
▲⑧アザワク
△⑪ミホスローロリス
△⑨ミリミリ
△⑮ミナトノヨーコ
×⑭コーラルツッキー
×⑬レインズパワー
×⑤ニシノミンクス
エーデルワイス賞2019の買い目
水曜日の埼玉新聞栄冠賞が印上位３頭で決まってしまったので、タイミング的には微妙ですが、想定よりもオッズ妙味があるので（今年もＪＲＡ勢が人気を吸ってくれている）、勝負度Ｃ（自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆）に変更します。
対抗に推したグローリアスレゴンはまさかこんな人気がないとは思いませんでした。ミホスローロリス、ミリミリ、ミナトノヨーコ、コーラルツッキー、レンズパワーもこのオッズなら買いでしょうね。
【参考買い目】
３連複：◎ー○ー▲△△△×××（７点）
３連複でプリモジョーカー、グローリアスレゴンから印を打った馬へ流したい（ワイド１点でもＯＫ）。本日の門別は前が止まらないので、１番手プリモジョーカー、外目２番手グローリアスレゴンならそのまま行った行ったがありそうです。
馬連：◎ー○▲△△△×××（８点）
あとは馬連でプリモジョーカーから印を打った馬へ。ＪＲＡ勢が人気を吸ってくれている分、相手が地方勢なら配当妙味がありそうです。
単勝：◎（１点）…４倍以上なら
単勝も４倍以上つくなら軽く押さえます（ただ３倍後半が濃厚かもしれません）。
３連単：◎→○→▲△△△×××（７点）
３連単を少点数で買うとすれば、プリモジョーカー→グローリアスレゴンのワンツーで決まり、３着に印を打った馬が入る組み合わせでしょうか。余裕があれば、グローリアスレゴンの３着付けを押さえるのもアリでしょう。
以上、エーデルワイス賞2019の予想でした。
