@h_r_p_studio さんの写真。)

宝塚記念2018の予想考察です。

宝塚記念2018の出走予定馬は、サトノダイヤモンド、キセキ、サトノクラウン、ヴィブロス、ダンビュライトなど。香港からは16年クイーンエリザベス2世カップ勝ち馬ワーザーが参戦します。阪神競馬場芝2200mで行われるG1戦です。

先週はユニコーンステークスこそ的中しましたが、全体的には2週前からどうも流れが悪いですね。勝負度に関係なく1、2、4着でハズレだったり、印通りに決まってもその組み合わせを持っていなかったり。残念ではありますが、良い時もあれば、悪い時もあるのが競馬。この2週は悪い方に出ていますが、それが続くわけではないので、今週はまた期待をもって臨みたいと思います!

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宝塚記念2018の予想のポイント

古馬になったキタサンブラックが唯一、着外に敗れたレース

宝塚記念はやや特殊なレース。その特殊性を知るためには、昨年の宝塚記念がヒントになるかもしれません。

◆2017年の宝塚記念の結果

単勝1.4倍の断然人気だったキタサンブラックがまさかの9着に敗退。

キタサンブラックは休み明けだろうが泥んこ馬場になろうが出遅れようが崩れなかったわけですが、古馬になって唯一、崩れたのがこの宝塚記念でした。

直接的な原因は「М・デムーロ騎手の空スパートに付き合ってしまったこと」かもしれませんが、そもそも宝塚記念がキタサンブラックの強みが生きるレースではなかったともいえます。

宝塚記念は例年、3回阪神開催の最終週に実施。最終週で馬場が傷んでいる上に梅雨の時期で雨の影響を受けやすいため、現代競馬の主流である高速馬場とは真逆のタフな条件で行われます。

キタサンブラックは決してタフな馬場が苦手だったわけではないですが、この条件でこそ力を発揮する馬がいるため、相対的に優位性はそこまでなかったのでしょう。

昨年の勝ち馬サトノクラウンはまさに宝塚記念でこそのタイプ。スピード競馬が大の苦手だったゴールドシップが連覇を達成できたのも、現代競馬らしくない適性が問われたからといえます。

現代競馬の中ではやや異質な「宝塚記念」というレースに適性があるかどうかの見極めが重要になってきます。

上り最速馬は【3.3.0.0】と連対率100%

宝塚記念は前述の通りタフな条件で行われるため、単調な前残り決着にはなりません。いかに最後までバテずに伸び続けられるかがカギで、過去5年の宝塚記念の上り別成績(13~17年)は以下の通りです。

◆過去5年の宝塚記念の上り別成績(13~17年)

上り最速馬は【3.3.0.0】

と連対率100%をマークしています。

13年2番人気・14年1番人気1着ゴールドシップ、16年1番人気2着ドゥラメンテのような人気馬もいれば、15年10番人気2着デニムアンドルビー、17年5番人気2着ゴールドアクターのような伏兵も。

人気に関係なく上り最速をマークしそうな馬は押さえたほうがいいでしょう。

宝塚記念の2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 サトノダイヤモンド 2.9
2 キセキ 4.4
3 サトノクラウン 5.3
4 ヴィブロス 7.8
5 ワーザー 8.9
6 ダンビュライト 15.4
7 パフォーマプロミス 22.6
8 ミッキーロケット 26.0
9 スマートレイアー 31.8
10 アルバート 33.3

1番人気はサトノダイヤモンド。フランス遠征後、結果は出ていませんが、なんだかんだ人気のある馬。大阪杯は見方によっては悪くない走りでしたし、人気を大きく落とすことはないでしょう。それでも見た目の戦績は悪いですし、単勝は2倍台後半と見ます。

2番人気はキセキ。菊花賞制覇後、結果は出ていませんが、香港ヴァーズは海外遠征、日経賞は気分よく行き過ぎてしまい、敗因は明確。鞍上は引き続きМ・デムーロ騎手ですし、こちらも近2走の敗戦で人気が大きく落ちることはなさそう。単勝は4倍台前半と予想します。

3番人気はサトノクラウン。昨年の宝塚記念の勝ち馬ですが、近走の敗戦、鞍上が石橋脩騎手に乗り替わることで、人気を抑制気味になりそう。単勝は5倍台前半くらいでしょうか。

以下、ヴィブロス、ワーザー、ダンビュライト、パフォーマプロミス、ミッキーロケット、スマートレイアー、アルバートと続きそうです。

宝塚記念2018のイチオシ馬は…

今年の宝塚記念は全体的に低調なメンバー。「サトノ」の2頭は落ち目といえますし、キセキも弱メン相手の菊花賞を制しただけ。上位勢はそこまで盤石ではないでしょう。

前述の通り、宝塚記念は本来タフなレースになりやすいのですが、今開催の阪神芝は時計が出ており、スピード優位の馬場。ベステンダンクが阪神芝1600mを1分31秒9で走れてしまうわけですからね。ただ今週半ばの関西地方は雨が降り続きそうなので、時計は少しかかってくるかもしれません。例年通りの馬場前提で狙いたいのは、

ワーザー

です。

香港の現役中距離路線のトップホースの1頭。追われてからバテずにじわじわと伸びる脚はいかにも宝塚記念に合いそうです。今年のクイーンエリザベス2世カップではアルアイン(5着)、ダンビュライト(7着)が香港勢に敗退。昨年の香港カップでもネオリアリズム(3着)、ステファノス(4着)、スマートレイアー(5着)が香港勢に敗れました。本馬の実績なら能力的に日本勢に劣ることはないでしょう。前走ライオンロックトロフィーは格下相手に敗れましたが、斤量60キロ、勝ち時計が1分33秒1では仕方なし。レース内容は決して悪くありませんでした。あとはオッズがどれくらいつくかで本命に推すか、相手候補に留めるかを考えたいと思います。

以上、宝塚記念2018の予想考察でした。