@h_r_p_studio さんの写真。)

フェブラリーステークス2018の予想考察です。

フェブラリーステークス2018の出走馬は、ゴールドドリーム、テイエムジンソク、ケイティブレイブ、ノンコノユメ、サンライズノヴァなど。東京競馬場ダート1600mで行われるG1戦です。いよいよ2018年のJRA最初のG1が開幕。2017年はG1が全体的に好調だったので、2018年も続きたいところです。

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フェブラリーステークス2018の予想のポイント

その1.ダート戦らしくポテンシャル勝負も勝ち馬はG1未勝利馬から

JRAで行われるダートG1は、フェブラリーステークスとチャンピオンズカップのみ。芝とは対照的にJRAのダートG1は年間で2つしかないため、オープンクラスのダート馬であれば、距離やコース適性度外視で参戦してくる馬がチラホラ。

特にフェブラリーステークスにおいてポイントになるのは短距離馬の参戦か。昨年はニシケンモノノフ、一昨年はコーリンベリーやタガノトネールが出走しており、これらの馬がペースメーカー的な役割を果たすことによって、フェブラリーステークスは基本的に前傾ラップになる機構。過去5年を見ても、コパノリッキーが初年度に勝った年こそ平均ペースでしたが、そのほかの年はすべて前傾ラップからの力比べでした

過去の3着以内馬にはダートの強豪の名前がズラッと並んでおり、人気薄で好走したのも戦績下降で人気を落としていたエスポワールシチー(13年9番人気2着)、4歳で誰もまだその能力に気づいていなかったコパノリッキー(14年16番人気1着)くらいしかいません。

◆過去5年のフェブラリーステークスの3着以内馬

フェブラリーステークスは単純に実力馬が強いわけですが、G1ですでに勝利経験のある馬が勝つケースは意外と少なく、過去5年の勝ち馬5頭のうち4頭はG1初勝利。13年グレープブランデー、14年コパノリッキー、16年モーニン、17年ゴールドドリームと若い馬が勢いに乗って勝利することが多いのが特徴です。

フェブラリーステークス2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 テイエムジンソク 2.9
2 ゴールドドリーム 3.3
3 ノンコノユメ 9.5
4 サンライズノヴァ 10.2
5 ケイティブレイブ 11.1
6 アウォーディー 17.4
7 インカンテーション 19.0
8 ロンドンタウン 25.1
9 キングズガード 32.8
10 サウンドトゥルー 39.1

1番人気は安定感でテイエムジンソクのはず。現ダート路線は群雄割拠の時代ですが、その中でも王者になれる雰囲気が漂っている本馬。東京ダート1600mは初出走になりますが、それだけで人気を落とすことはないでしょう。単勝は2倍台後半と見ています。

2番人気はゴールドドリーム。昨年のフェブラリーステークス勝ち以降はドバイ遠征もあり、結果が出ていませんでしたが、チャンピオンズカップで復活の勝利。引き続きムーア騎手が騎乗できるのは大きな強みですし、単勝オッズはテイエムジンソクとほぼ並ぶ形になる気がします。

3番人気は難解ですが、ノンコノユメか。前走根岸ステークスは斤量58キロを背負いながらレコードで勝利。コース実績もありますし、上位2頭を除けば、一番売れる気がします。それでも単勝は9倍台後半くらいでしょうか。

以下、サンライズノヴァ、ケイティブレイブ、アウォーディー、インカンテーション、ロンドンタウン、キングズガード、サウンドトゥルーと続きそうです。

フェブラリーステークス2018のイチオシ馬は…

今年のフェブラリーステークスは、テイエムジンソクvsゴールドドリームの一騎打ちムード。2頭ともに簡単に崩れるイメージはあまり湧きませんが、馬券的に狙ってみたいのは、

ロンドンタウン

です。

テイエムジンソクが古川騎手に乗り替わって本格化して以降、先着したことがあるのはロンドンタウンとゴールドドリームだけ。そのテイエムジンソク、ゴールドドリームは1、2番人気に支持されるのに対し、同馬は近2走の結果で人気を大きく落とすでしょう。ただこの馬は日本レコードで勝利したエルムステークス、岩田騎手が「日本以上に軽く、スピードの出る馬場」と評したコリアカップの圧勝劇を見ても、スタミナよりスピードが求められるレースの方が合っているはず。その意味で近2走のチャンピオンズカップ、東京大賞典はスタミナ勝負だったので、この馬が走れる条件ではなかったと見ていいでしょう。それでも前走東京大賞典は見せ場十分の走り。条件がさらに好転するなら上位2頭を脅かす存在になっても良さそう。できれば馬場が少しでも軽くなって欲しいですね。

以上、フェブラリーステークス2018の予想考察でした。