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京都記念2018の予想考察です。
京都記念2018の出走馬は、レイデオロ、アルアイン、モズカッチャン、ディアドラ、クリンチャーなど。京都競馬場芝2200mで行われるG2戦です。
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京都記念2018の予想のポイント
その1.少頭数+タフ馬場+追い比べ
京都記念のレース傾向を一言でまとめると、少頭数+タフ馬場+追い比べといえるでしょうか。
まず頭数。この時期の重賞はそもそも頭数が揃わないことが多く、京都記念も毎年フルゲート割れで行われているレース。過去5年の出走頭数は11、12、11、15、10頭。16年こそ15頭立てでしたが、そのほかの年はすべて10~12頭立て。今年も登録段階で10頭ですし、例年通りの少頭数戦になりそうです。
またタフな馬場で行われるのも大きな特徴。京都芝といえば、高速馬場のイメージですが、この冬の時期だけは別物。2年前は重馬場で馬場差不能、昨年は稍重で+1.7のタフな馬場で行われました。現在の京都芝も明らかに時計がかかっていますし、仮に良でもスピードよりパワーが求められる馬場になるでしょう。
少頭数のタフ馬場で行われれば、最後は追い比べのポテンシャル勝負になりがち。ペースは基本的に速くなりませんが、瞬発力はあまり求められず、ゴールまでバテずに伸び続けられるかどうかがカギになります。
その2.前走G1+海外組が断然
京都記念といえば、毎年日経新春杯組が多数出走してきますが、日経新春杯組は過去5年で【0.0.0.11】と苦戦。基本的には実績馬が圧倒的に強く、日経新春杯に出走しているレベルの馬では通用しないと思っていいでしょう。
京都記念の前走クラス別成績を見ても分かる通り、中心になるのは前走G1+海外組です(以下参照)。
◆京都記念の前走クラス別成績(過去5年)
G1組は様々で有馬記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、エリザベス女王杯など。どのレースに出走しているかよりも、前走でG1に出走していれば、ポジティブに捉えていいでしょう。
海外組は香港ヴァーズと凱旋門賞。昨年は香港ヴァーズ組+香港ヴァーズ組+凱旋門賞組で決着しました。
京都記念2018の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | レイデオロ | 1.9 |
2 | モズカッチャン | 5.0 |
3 | アルアイン | 5.8 |
4 | ディアドラ | 6.4 |
5 | クロコスミア | 13.1 |
6 | クリンチャー | 26.4 |
7 | ミッキーロケット | 36.0 |
8 | プリメラアスール | 100以上 |
9 | ケントオー | 100以上 |
10 | アクションスター | 100以上 |
1番人気はレイデオロでしょう。昨年の日本ダービー馬で、古馬初対戦となったジャパンカップでいきなり2着に好走。キタサンブラック引退後、今年はこの馬中心に回っていきそうな雰囲気がありますし、単勝は1倍台後半くらいまで支持される気がします。
2番人気はモズカッチャンになりそう。エリザベス女王杯は伏兵の立場でしたが、鞍上の積極策が功を奏し、見事にG1初制覇。今回はエリザベス女王杯と同じ京都芝2200m。鞍上は引き続きM・デムーロ騎手ですし、騎手込みで人気を集めそう。単勝は5倍台前後くらいでしょうか。
3番人気はアルアイン。前走菊花賞は2番人気7着と期待を裏切りましたが、特殊過ぎる馬場で参考外と捉えてよさそう。皐月賞の後に勝利がないとはいえ、日本ダービー5着、セントライト記念2着と大崩れしていないですし、それなりに支持を集めるでしょう。単勝は5倍台後半と予想します。
以下、ディアドラ、クロコスミア、クリンチャー、ミッキーロケット、プリメラアスール、ケントオー、アクションスターと続きそうです。
京都記念2018のイチオシ馬は…
今年の京都記念はレイデオロの相手探しのレースでしょう。ジャパンカップは勝ち馬シュヴァルグランが終始ロスなく立ち回ったのに対し、本馬は外々を回りながらの2着。レースのパフォーマンス自体はシュヴァルグランと比較してもヒケを取らないものがありました。問題は相手にどの馬を選ぶかだと思いますが、現時点で買いたいのは、
ディアドラ
でしょうか。エリザベス女王杯は完全な立ち回り決着で力を発揮できず。レースセンスがないので少頭数に変わるのはプラスで、洋芝の札幌での強さ、秋華賞の走りっぷりからタフな馬場も歓迎。2番人気はモズカッチャンになりそうですが、今回はこちらが先着する可能性が高いと見ています(ただ鞍上の福永騎手が心配)。
以上、京都記念2018の予想考察でした。