@h_r_p_studio さんの写真。)

根岸ステークス2018の予想考察です。

根岸ステークス2018の出走馬は、ニシケンモノノフ、サンライズノヴァ、ベストウォーリア、カフジテイク、キングズガードなど。東京競馬場ダート1400mで行われるG3戦。フェブラリーステークスの前哨戦です。

いやー大変なことになりました。都心に住んでいる方は無事に帰宅できましたでしょうか?

私は雑誌「競馬王」の取材を高田馬場で受けていたのですが、18時に終わって外に出てみると、ここは雪国かという別風景に。駅は入れず、ホテルは満席、タクシーは捕まらないとう状況で立ち往生。いまこれをサイゼリヤで書いています(笑)

取材前に購入していた金盃トライアルも全返還に…

たぶん中止だろうと思いつつ購入していたので、10レースまでやってたことにビックリしました。人馬ともに何事もなくて良かったです。全返還なのでプラマイゼロですが、的中○と表示されるのでトントンで戻ってきたみたいで少し嬉しいですね(笑)。明日の大井もこの調子だと開催中止が濃厚。TCK女王盃は開催されると思いますが、道悪になりそうですね。

私はこの後、様子を見つつ、電車かタクシーでなんとか帰宅しようと思います。

平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。

メルマガを購読する

根岸ステークス2018の予想のポイント

その1.東京ダート1400mらしく上り勝負になりやすい

一般的に東京ダート1600mと1400mは求められる適性が異なり、

東京ダート1600m→スピードの持続力
東京ダート1400m→速い上り

のイメージ。

東京ダート1600mだと一定のラップを淡々と刻む能力が求められる一方、東京ダート1400mはオーバーペースになりやすいため(1200m組の参戦が多いからでしょう)、上り3ハロンがかかって最後までバテずに伸びる力が求められます。つまり前に行って押し切るのは容易ではなく、直線で末脚をしっかりと伸ばせる馬に有利なコースです。

根岸ステークスはまさにその東京ダート1400mの傾向通りのレース。過去10年の上り別成績を見ると、上り上位馬が圧倒的な成績を残しています(以下参照)。

◆根岸ステークスの上り別成績(過去10年)

上り1、2位と3位以下で比較すると、

上り1、2位【8.4.6.8】(勝率30.8%、連対率46.2%、複勝率69.2%、単回収率339%、複回収率218%)
上り3位以下【2.6.4.125】(勝率1.5%、連対率5.8%、複勝率8.8%、単回収率6%、複回収率41%)

で歴然。上り3位以下の期待値は極端に低く、「上り1、2位をマークしそうな馬をいかに見つけられるか」というレースといっていいでしょう。

大事なポイントはここだけなので予想オッズに移ります。

根岸ステークス2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 カフジテイク 4.7
2 キングズガード 5.2
3 サンライズノヴァ 6.3
4 アキトクレッセント 11.5
5 ブルドッグボス 12.7
6 ベストウォーリア 14.4
7 ニシケンモノノフ 18.0
8 ノンコノユメ 19.0
9 サイタスリーレッド 26.5
10 ブラゾンドゥリス 30.8

1番人気はカフジテイクか。近走成績はひと息も東京ダート1400mは3戦3勝。現代競馬は適性が非常に重視される傾向がありますし、近走成績無視で売れるはず。といっても単勝オッズはそこまで被らず、4倍台後半くらいでしょうか。

2番人気はキングズガード。カフジテイクとキャラが被る馬で、決め手が生きるレースでこそのタイプ。東京ダート1400mは【0.1.1.1】という成績ですが、「速い上りを出せる」という点ではレース傾向に合っていますし、普通に売れるでしょう。単勝は5倍台前半と予想します。

3番人気はサンライズノヴァ。3走前に同条件のグリーンチャンネルカップを勝利。当時、上り34.7秒の最速で差し切っていますし、レース傾向的にも合致しており、玄人ファンからの支持を集めそう。単勝は5倍台後半と見ます。

以下、アキトクレッセント、ブルドッグボス、ベストウォーリア、ニシケンモノノフ、ノンコノユメ、サイタスリーレッド、ブラゾンドゥリスと続きそうです。

根岸ステークス2018のイチオシ馬は…

ここは妙味ありそうな馬が見当たらず、あまり買う気が起きないですね。上位人気の馬は東京ダート1400mに適性があるので、その中の取捨がカギを握るレースになるのではないでしょうか。現時点での本命候補は…

カフジテイク

です。2走前の武蔵野ステークスは完全な前残りの中、上り最速で追い込んで5着。前走のチャンピオンズカップは適性外のコースに加え、ペースに恵まれず、外々を回ったロスも響きました。近2走の敗因は明らかですし、戦績だけでピークを過ぎたと捉える必要はないはず。1年に1回の得意条件の重賞。ここは堅実駆けではないでしょうか。

以上、根岸ステークス2018の予想考察でした。