西の重賞一発目は京都金杯2015。
今年の出走予定馬は、グランデッツァ、フルーキー、ウインフルブルーム、エキストラエンド、シェルビーら。好メンバーがそろい、先々のマイル路線を占う意味でも重要な一戦になりそうです。
目次
枠がダイレクトに影響する京都金杯
京都金杯の特徴は単純に内枠が強いこと。
これは自分が競馬を始めた何十年前から続いている傾向で、年明けの京都金杯は「内枠を通れるかどうかだけ考えればいい」といっても過言ではありません。以下に過去10年の京都金杯の1~5枠、6~8枠の成績をまとめたのでご覧ください。
枠 | 成績 | 勝率/連対率/複勝率 |
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1~5枠 | 9-9-7-75/100 | 9%/18%/25% |
6~8枠 | 1-1-3-54/59 | 2%/3%/9% |
ご覧の通り、明らかに内目の枠が優秀。特に1枠は【4.1.0.15】(勝率20%、連対率・複勝率25%)と相性抜群。近5年から11年シルポート、13年ダノンシャーク、14年エキストラエンドと3頭の勝ち馬を輩出しています。
6~8枠で勝利したのは07年マイネルスケルツィ(6枠)。同馬は外枠から逃げてコースロスがない競馬でした。
京都金杯2015の出走予定馬分析
グランデッツァ
マイルチャンピオンシップは負けて強しの3着。ホウライアキコがグングンと飛ばし、先行馬は軒並み失速する厳しい流れ。しかし、同馬は道中3番手から懸命に粘り込んだ。決め手はないが、一定のペースを持続する能力に長けている。昨春には都大路ステークスをレコード勝ち。今回の舞台設定はベストだろう。内枠さえ引ければ、簡単には崩れない。
フルーキー
チャレンジカップはデウスウルトと2着同着。流れを考えると差し切りたかったが、距離が1ハロン長かった印象もある。その点、今回のマイル戦は歓迎。2走前には同舞台で勝利している。できれば当時のように好位から流れに乗って抜け出したい。
ウインフルブルーム
チャレンジカップは期待を裏切ったが、ペースが速く厳しい競馬。その上、馬体重も大きく増えており、自分の力を出せなかったと見ていい。マイル戦は距離が1ハロン短い気もするが、3歳時に同舞台で行われたシンザン記念では2着に好走。当時のように内枠を引いて好位につけられればベスト。
エキストラエンド
昨年の京都金杯勝ち馬。その後は思うような結果を残せていないが、前走マイルチャンピオンシップでは5着に健闘。昨春にはマイラーズカップ3着もあり、同コースへの舞台適性は非常に高い。昨年はインからの鮮やかな抜け出し。当時のようにインでロスなく立ち回り、直線で自慢の決め手を発揮したい。
シェルビー
前走キャピタルステークスで多数の重賞勝ち馬を退けて優勝。ここに来て本格化してきた感があり、このメンバーに入っても能力は通用しそう。キャピタルステークスは馬群の間から伸びてきたようにイン突きもできそうなタイプ。できれば内枠を引いて道中はロスなく運びたい。
京都金杯2015の展望
出走予定馬をザッと見てきましたが、枠が出るまでなんとも言えない印象ですね(笑)。どんな脚質にせよ、内枠有利、外枠不利で考えるがベスト。あとはイン突きができる騎手なのか、馬がそれに応える立ち回りセンスがあるのかを考えればいいでしょう。
一応、最後に今年の京都金杯2015の出走予定馬で先々、間違いなく活躍するだろう馬を発表しておきます。その馬は
ウインフルブルーム
G1の舞台はともかく、今年の重賞では間違いなく馬券になりますね。基本的に能力を低く見積もられている馬なので、追いかけ続けても損はしないでしょう。個人的にはこの馬の父が種牡馬で一番好きかもしれません(笑)。
以上、第53回の京都金杯2015の出走予定馬でした。