今週、函館競馬場で行われる函館2歳ステークス2015の予想にカギになりそうな地方馬3頭の取捨についてです。
函館2歳ステークス2015に出走予定の地方馬(道営勢)は、タイニーダンサー、ラプレシオーサ、リンダリンダの3頭。近年、地方勢(道営勢)はやや苦戦気味ですが、今年は久しぶりにチャンスのある馬がそろった印象です。1頭づつ分析していきましょう!
函館2歳ステークス2015の地方馬を分析!
タイニーダンサー
栄冠賞勝ち馬。新馬戦~栄冠賞の走りを見ると、前半はいつも行き脚がつかないが、後半に入ると徐々にスピードに乗って、直線に入るとしっかりと伸びてくる。個人的に好みなタイプで、将来性はありそうだが、今回は初芝。血統的にはダート色が強く、不安のほうが大きい。
ラプレシオーサ
社台生産で父が新種牡馬のダノンシャンティ。JRAデビューでも不思議のない馬だが、門別でデビューして2戦2勝。まだ底を見せていないが、新馬戦、2戦目の走りを見ると、距離はある程度あったほうが良さそう。芝にも対応できる血統だが、距離短縮はプラスとはいえないだろう。
リンダリンダ
デビュー戦こそ2着に敗れたが、その後は逃げて2連勝。前走は栄冠賞馬タイニーダンサーを封じ込めており、ポテンシャルは重賞級と見ていい。とにかくスタートセンスが高く、短距離志向の強い馬。血統的には芝OKで洋芝向き。楽しみはある。
函館2歳ステークス2015の1週前予想~地方馬編~
現段階で地方馬3頭の序列をつけると以下の通りです。
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ちなみに過去のデータを見ていくと、地方馬は意外と買い。地方馬の出走が可能になった95年以降、函館2歳ステークスに出走した地方馬は【3.1.1.15】(勝率15.0%、連対率20.0%、複勝率25.0%、単回収率162%、複回収率74%)とまずまずな成績を収めています。
ただ注意したいのは、08年までの地方馬はすべて前走でラベンダー賞orコスモス賞で3着以内に入っていたこと(1頭を除いてすべて2着以内)。09年以降、函館スプリントステークスに出走した地方馬は、すべてぶっつけ本番の初芝になってしまいました。昔はステップレースで芝適性を見極められたのですが、昨今は走ってみないと分からない状況。数字で見ると08年以前が【3.1.1.8】に対し、09年以降は【0.0.0.7】。近年は結果が出ていません。
今年は3頭ともそれなりの馬がそろった印象ですが、果たしてJRA勢に太刀打ちできるのか楽しみですね。
函館2歳ステークス2015の地方馬(道営勢)についてでした。