（@h_r_p_studio さんの写真。）

2017年１、２月の収支報告と春競馬に向けての意気込みと課題を書いていきます。

先週で１回東京開催が終了し、今週から２回中山開催が開幕。競馬ファンにとっては

冬競馬（12～２月、春の中山開催前まで）
春競馬（３～５月、函館開催開幕前まで）
夏競馬（６～８月、秋の中山開催前まで）
秋競馬（９～11月、冬の中山開催前まで）

という感じだと思うので、今週からは新たなシーズンと捉えている方も多いでしょう。早いもので2017年が始まって早２ヶ月。ここで2017年の１、２月を振り返ってみます。

2017年の１、２月の収支報告

2017年の１、２月の収支報告です。

冬競馬は全般的に苦戦しました。

１回東京開催に変わり、１、２週目の調子が良かったので、「ここで波に乗れるかな？」と思ったのですが、３、４週目に失速してしまいました。それでもトータルプラスで終われたのですが、予想的には全然満足していません。野球選手でいうと、打率３割でも自分の感覚では２割５分くらいの感覚でしょうか（苦笑）。ただそれでも回収率100％超えを達成できているのは、「勝つ時にしっかりと勝てたこと」が大きな要因かと思います。

フェブラリーステークス当日は、年間回収率100％越えを達成している友人と二人で競馬を楽しんでいたのですが、その友人は１日を通して１レースも当たりませんでした（というか二人して全然当たりませんでした・苦笑）。

そこで「今週全体ではどうでしたか？」と聞くと、「土曜日にボーナス馬券が当たってトータルプラスでした」という答えが返ってきました。「勝つ時にしっかりと勝つこと（そのための買い方をすること）」そして「当たらなくても無理をしないこと（メンタルをコントロールすること）」。競馬はハズれることが多いですが、その２点を徹底することによって、トータルでは勝つことができると改めて感じた週末でした。

春競馬に向けての意気込みと課題

今週から２回中山開催、１回阪神開催が始まります。

昨年はこの開催がいまひとつだったのですが、２年前と３年前はこの開催がやたら当たっていた印象。特に重賞がたくさん当たっていました。別に重賞で勝負する必要は全くないのですが、２回中山開催から３月末まではおそらく１年間で最も重賞レースが多い期間。今週から３月末までは平場もたくさん当てつつ、重賞でもドカンと当てたいところです。

課題はオッズ分析でしょうか。予想を配信する立場としては、どうしてもオッズを考慮する必要があり、そのために当日朝にオッズのチェックを行っているのですが、それでも読みづらいのが現代競馬のオッズ。

特に１、２月でショッキングだったのは、なずな賞のイノバティブ事件です。なずな賞当時のイノバティブは

３走前　きんもくせい特別７着（単勝5.0倍）
２走前　ベゴニア賞７着（単勝75.2倍）
１走前　ひいらぎ賞６着（単勝43.1倍）

という成績。きんもくせい特別では売れていましたが、そこで敗れたことにより、ベゴニア賞、ひいらぎ賞はともに全くの人気薄。しかも500万下で掲示板外の走りを続けていながら、なずな賞ではまさかの単勝5.9倍の３番人気にでした。

今までの競馬ならこの戦績、このオッズ推移で、なずな賞で単勝5.9倍の３番人気はありえませんでした（というか新聞でも印はあまりついていませんでした）。もうこれはいかにも現代競馬という感じで、ベゴニア賞、ひいらぎ賞ともに敗因が明らかだったことで（レースレベル、展開など）、実際の着順が完全に無視されて、玄人ファンに集中砲火を浴びた結果といえるでしょう。パッと思いつくところでは、昨年の菊花賞のカフジプリンスもそうですし（カフジプリンスはどうも人気が落ちにくい馬なので、今後も長期的には軽視する方向でいい気がします）、ベタな狙い馬が過剰に評価されるのが現代競馬の特徴。今後の予想、配信ではそのようなベタな狙い馬をなるべく回避していこうと思っています。

ではどういう馬を狙っていくべきなのかですが、１つは単純に力負けしているけど、オッズが甘くなっている馬です。これは競馬で勝つために昔から変わらない事実でもありますが、現代競馬は特に

敗因が外的要因（枠や展開や不利）＝次走で度外視されて人気を集める
敗因が内的要因（力負け）＝次走で見捨てられて人気を集めない

傾向があります。たとえば、最近で強烈なインパクトだったのは、春菜賞のライズスクリュー。16頭立ての16番人気、単勝230倍だった馬ですが、芝では着順ほど負けていないレースを続けていました。特にサフラン賞では春菜賞で上位人気に推されていたアピールバイオと0.6秒差。それも展開が全く向かない中での着差で、あのレースぶりを基準に考えると、

アピールバイオ 　　7.7倍
ライズスクリュー　230.3倍

はどう考えても、オッズが甘くなっていたといえます。私自身、春菜賞は◎ダノンディーヴァ（２番人気３着）▲ヒストリア（３番人気２着）で、勝ち馬のライズスクリューを見落としてしまったのですが、今後は力負けかもしれないけど、オッズが甘くなっている馬を積極的に評価していこうと思っている次第です（小倉大賞典の◎コスモソーンパークは残念でしたが、現代競馬で勝つための方向性としては間違っていないと思います）。

なんだか長々と書きましたが、今週から２回中山開催、１回阪神開催がスタート。

今週から心機一転、今開催は収支的にも気持ち的にも満足できるように頑張って参ります！

平場の勝負レース、重賞の参考買い目などはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。（初月は490円。登録から１ヶ月以内であれば、490円しかかかりません）。