東京記念2020(大井)の予想です。

東京記念2020の出走馬は、ホーリーブレイズ、ストライクイーグル、サウンドトゥルー、リンゾウチャネル、トーセンブルなど15頭。大井競馬場2400mで行われるSI戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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東京記念2020の予想と見解です

昭和の時代に開催された東京オリンピックを記念して作られた東京記念。

第1回から一貫して大井2400mで行われており、金盃と並んで大井の名物長距離重賞として定着している。

長距離重賞は芝もダートも一般的にリピーターが誕生しやすく、この東京記念でもウエノマルクン、ルースリンド、マズルブラストらが何度も馬券に絡んできた。

今年の出走馬で大井の長距離重賞で好走歴があるのは、

ストライクイーグル(19年東京記念1着
サブノクロヒョウ(17年東京記念1着
サウンドトゥルー(19年、20年金盃1着
トーセンブル(20年金盃3着

の4頭。

過去に大井の長距離重賞で実績がなくても、このコースに適性を見せている馬はいるものの、ベタにすでに結果を残している馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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サウンドトゥルーが堅実駆けだろう

大井の長距離重賞では2600mの金盃で連勝中。特に今年の金盃では2着フレアリングダイヤに8馬身差をつけるド派手なパフォーマンス。中距離では地元馬相手でも取りこぼすようになってきているが、この特殊条件ならまだまだ走れるだろう。間隔は少し空いたものの、休み明けからでも走れるタイプ。人気はストライクイーグル、ホーリーブレイズに譲りそうだが、欠点という欠点が見当たらない本馬が軸として最も相応しいのではないか。

相手は転入初戦が度肝を抜く勝ちっぷりだったホーリーブレイズ

JRA時代は不器用な追い込み一手の差し馬のイメージだったが、転入初戦の前走東京記念トライアルはスタートから出して外目2番手を確保すると、3コーナー手前で早くも先頭に立ち、そのまま後続を見る見ると引き離して圧勝。走破時計2分33秒9は、過去3年の東京記念の勝ち時計(17年2分36秒4、18年2分36秒5、19年2分36秒2)を遥かに上回っており、ここも前走並みのパフォーマンスを発揮できれば、再度の圧勝劇があっても驚けない。ただ前走は外目2番手でノーストレスの競馬だったので、揉まれた時にどこまで走れるかはまだ分からない。

3番手は地方移籍が大成功のストライクイーグル

本馬もホーリーブレイズ同様、JRA時代は鈍足な差し、追い込み馬のイメージがあったものの、南関東に来てから先行策を打てるようになり、脚を余すことなく走れるようになった。昨年の東京記念勝ち馬でもあり、コース適性は申し分ないだろう。不安は最内枠を引いたこと。今年の金盃が4番ゲートを引き、終始内々を立ち回って伸び切れず。砂を被ると良くないイメージがあるので、どこかで外に持ち出せるかがカギになりそうだ。

サブノクロヒョウは17年東京記念勝ち馬。当時と比べて能力が衰えているのは否めないものの、前走東京記念トライアルでは早めに動いて3着に好走。さすがに勝ち負けまでは望めなくても、馬券圏内ならチャンスはあるのではないか。内で溜める競馬は向いており、2枠3番ゲートを引けたのはプラスだろう。

トーセンブルは長距離でほとんど崩れたことがなく、2400m以上のレースは

18年金盃トライアル3着
19年金盃トライアル1着
20年金盃3着
20年ダイオライト記念4着
20年東京記念3着

という結果。

馬券圏外に敗れたのはダートグレードのダイオライト記念のみで、それも4着だった。やや外目の枠に入ったが、ここも終いは堅実に伸びてくるだろう。

最後にチェスナットコート。2走前の東京記念トライアルは完敗だったが、途中から強引にハナに立ち、リズムを崩したのが敗因と見て良さそう。前走高津オープンのように自分のリズムで運べば、最後までしぶとく伸びるので、巻き返しを少し警戒したい。

東京記念2020の印

◎⑦サウンドトゥルー
〇②ホーリーブレイズ
▲①ストライクイーグル
△③サブノクロヒョウ
△⑬トーセンブル
△⑮チェスナットコート

4番カンムル…古馬になってから成長力に欠け、特に重賞では【0.0.0.9】(18年以降)とサッパリ。ここも苦戦必至では。

5番ニーマルサンデー…前走サマーナイト賞は13番人気とは思えない鮮やかな差し切り勝ちも、相手に恵まれた感が否めず。重賞ではさすがに力不足なのでは。

6番ハセノパイロ…古馬になってから下降線を辿っており、馬自身に走る気力が感じられない。ここも苦戦必至だろう。

8番サーヒューストン…フレアリングダイヤ、リンゾウチャネルらに完敗しているようでは重賞では分が悪いだろう。

9番リンゾウチャネル…前走中原オープンで南関東移籍後、初勝利を挙げたものの、相手に恵まれた感が否めず。どうも北海道で無双状態だった時のような凄みが感じられず、重賞では見劣ってしまうのでは。距離延長も疑問。

10番ワンフォーオール…昨年の東京記念では8着に敗れ、今年の東京記念トライアルでは斤量53キロでも4着まで。今年も上位争いに加わるのは難しいだろう。

11番バンズーム…オープンでも2、3着に入るのが精いっぱいの現状。苦戦必至だろう。

12番ジョースターライト…前走高津オープンは先手を奪って圧勝するも、相手関係に恵まれた印象が強い(2着チェスナットコートは斤量57キロで差し損ねた感があった)。再度、ハナを主張しても、ストライクイーグル、ホーリーブレイズに早めに交わされてそこでお役御免なのでは。

14番キャッスルクラウン…長距離戦は得意だが、南関東の重賞では力不足。

東京記念2020の買い目

ここは1列目に◎サウンドトゥルー、2列目に〇ホーリーブレイズ▲ストライクイーグルを置いて勝負します。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△(7点)

3連複で1列目にサウンドトゥルー、2列目にホーリーブレイズ、3列目にストライクイーグル、3列目に印を打った馬への組み合わせ。本線は2列目がホーリーブレイズ、3列目がトーセンブルまでです。上位3頭で飛ぶ可能性が最も高いのは最内枠を引いたストライクイーグルと見ていますが果たして。

3連単を買うなら勝つのはサウンドトゥルーorホーリーブレイズと割り切りたいですね。

東京記念2020の予想でした。