東京プリンセス賞2025の予想です。
東京プリンセス賞2025の出走馬は、ゼロアワー、ベルグラシアス、エイシンマジョリカ、ホーリーグレイル、プラウドフレールなど16頭。大井競馬場1800mで行われる3歳牝馬限定のSI戦です。このレースは勝負度B(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
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東京プリンセス賞2025の予想です
大井1800mで行われる南関東の牝馬クラシック第二弾・東京プリンセス賞。
第一弾の桜花賞はトリッキーな浦和1600mで行われるため、大井1800mの東京プリンセス賞に直結しないように見えるが、過去10年の桜花賞馬の東京プリンセス賞成績は、
24年3着プリンセスアリー
23年3着メイドイットマム
22年1着スピーディキック
21年1着ケラススヴィア
20年1着アクアリーブル
19年1着トーセンガーネット
18年2着プロミストリープ
17年不出走
16年3着モダンウーマン
15年3着ララベル
で【4.1.4.0】と複勝率100%をマーク。
19年~22年には4年連続で牝馬二冠馬が誕生した。
今年は桜花賞馬にして2歳女王でもあるプラウドフレールが他馬を迎え撃つ構図。戦績的にアタマひとつ抜けた存在に見えるが、ここは非桜花賞組で高いポテンシャルを秘めている伏兵から入ってみたい。それでは予想にいきましょう。本命は…
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ピーエムナナが面白いだろう
一般的に牝馬限定戦では牡馬混合戦を使われてきた馬が波乱を演出しやすいが、本馬は通算7戦のうち6戦で牡馬混合戦に出走。唯一の牝馬限定戦だったJRAとの交流戦・ガーネットフラワー賞では2着馬に3馬身差をつけての完勝。牝馬同士では全く底を見せていないと言える。
2走前の椿賞は準重賞で、4コーナー1~4番手の馬がそのまま1~4着に入る中、スタートで致命的な出遅れがあって最後方から。13-13-11-7と3コーナーから押し上げていったが、完全な前残り決着になってしまい、5着に上がるのが精いっぱいだった。前走ネクストスター東日本はスタートこそ五分に出るも、大外枠だったため、終始ロスのある立ち回り。3コーナー~直線にかけてラチ沿いをピッタリと走った勝ち馬ガバナビリティーに対し、本馬は内から4~6頭分ほど外を回らされており、コースロスを考えると、勝ち馬にも匹敵するパフォーマンスだった。ガバナビリティーはニューイヤーカップでホーリーグレイルより3キロ重い斤量を背負いながら0.3秒差。ガバナビリティーを基準に考えると、桜花賞2着ホーリーグレイルとも能力差はほとんどないだろう。
近3走は10→7→12番ゲートと外枠ばかり引いてきたが、今回は2番ゲート。差し馬ながら器用な立ち回りができるタイプに見えるので、この枠から経済コースを通れば、桜花賞1、2着馬に一泡吹かせるシーンがあっても良さそう。追って味のあるタイプで、大井外回りコースは楽しみの方が大きい。
相手はホーリーグレイルを上位に挙げたい
前走桜花賞では勝ち馬プラウドフレールから0.2秒差の2着に終わるも、勝ち馬の後ろで我慢を強いられる展開になってしまい、ペースがそこまで上がらなかったこともあり、持ち前のしぶとさを生かし切れずの敗戦だった。今回は前走の敗戦でプラウドフレールより前で立ち回る可能性が高く、位置取りひとつで着順が入れ替わっても不思議ではないだろう。気性的にマイル前後が良さそうなタイプに見えるが、ナダル×アイルハヴアナザーの血統なら中距離に対応してもいい。
3番手は無難にプラウドフレール
東京2歳優駿牝馬から桜花賞まで3連勝。前走桜花賞は展開に恵まれた面があったものの、上りは全体の2位でまとめており、能力あってこその勝利だった。今回は内のホーリーグレイルがハナを主張しそうだが、東京2歳優駿牝馬、ユングフラウ賞の走りを見る限り、控える競馬になっても全く問題なさそう。能力が絶対的に抜けているわけではないので、単勝1倍台で買うのはリスクが大きいものの、馬券圏内に加わってくる可能性は極めて高い。
ゼロアワーは前走桜花賞で4着に敗れるも、直線に入ってエイシンマジョリカと馬体を併せてからじわじわと伸びており、もっとパフォーマンスを上げられそうな走りに見えた。追われてから良さがあるタイプなので、大井の外回りコースは歓迎だろう。ホーリーグレイル、プラウドフレールより内目の枠を引けたのも魅力だ。
ベルグラシアスは前走不死鳥賞が5馬身差の完勝劇。しかも向正面で内から5頭分ほど外を回るロスがあり、数字以上に評価できる走りだった。2戦連続で大井外回りコースで高いパフォーマンスを見せており、このメンバーに入っても楽しみはあるのではないか。
グレアネオンライトは休み明けの前走アクアマリンカップで牡馬混合の重賞で善戦してきたケンシレインボーと差のない競馬。半兄に東京ダート2100mで活躍しているクロックフォードらがいて、父はスタミナ型のマジェスティックウォリアー。距離延長は歓迎と見てよく、大井1800mでもう一段上の走りができれば、一撃があっても驚けないだろう。
東京プリンセス賞2025の印です
◎②ピーエムナナ
○⑫ホーリーグレイル
▲⑬プラウドフレール
△⑧ゼロアワー
△⑨ベルグラシアス
△⑦グレアネオンライト
1番アメストリス…前走ユングフラウ賞は馬体重をー15キロと大きく減らしており、明らかに本調子を欠いていた。今回は2ヶ月近くの間隔を空けての一戦。立て直されている可能性はあるものの、東京2歳優駿牝馬~桃花賞のパフォーマンスでは少し足りないはず。距離延長も歓迎とは言えない。
3番リヴェルベロ…前走桜花賞で3着に好走するも、ペースがそこまで上がらず、展開に恵まれていた。今回は追い比べになりやすい大井1800m。パフォーマンスを落とす可能性が高い。
4番ドナギニー…前走桃花賞では勝ち馬アメストリスから0.3秒差の2着。本馬を買うならアメストリスを買うべきだろう。
5番リコーテリア…前走クラシックチャレンジは圧勝した勝ち馬ヴァンディヴェールを追いかけての失速。レース内容としては評価できるものの、2走前のクロッカス特別の走りを基準に考えると、牝馬限定のSIでは力不足のはず。
6番エイシンナデシコ…前走若草特別はのちのクラウンカップ勝ち馬ミーヴァトンの2着。ポテンシャル自体は大きくヒケを取らないが、2走前の東京2歳優駿牝馬ではラストに脚がやや止まっており、大井1800m替わりはマイナスなのでは。
10番アランフェスローズ…3走前のプルザトリガー・メモリアルではアメストリスを下して勝利。近2走は逃げられておらず、言い訳の利く敗戦ではあるものの、同型に格上のホーリーグレイルがいるので、仮に行き切っても厳しい戦いになるだろう。
11番エイシンマジョリカ…東京2歳優駿牝馬でプラウドフレール、ゼロアワーに次ぐ3着に入るも、大井1600mは距離が気持ち長い印象を受けたので、大井1800m替わりでパフォーマンスを落とす可能性が高そう。
14番ダイシンゲキ…近2走は選抜の牝馬限定戦で勝ち切れず。重賞では荷が重い。
15番ハナノウタゲ…レッドファルクス産駒らしく追って味のあるタイプ。大井1800mは合いそうだが、川崎で地元馬中心の相手としか走っておらず、このメンバーでは力不足なのでは。
16番ゴーゴーイーグルス…前走不死鳥賞では勝ち馬ベルグラシアスから1.3秒差の3着。ベルグラシアスとの逆転は難しい。
東京プリンセス賞2025の買い目です
ここは◎ピーエムナナから相手を○ホーリーグレイル▲プラウドフレールに絞って勝負します。
【参考買い目】
ワイド:◎ー〇▲(2点)
馬連:◎ー〇▲(2点)
3連複:◎ー〇▲ー○▲△△△(7点)…本線はベルグラシアスまで
馬券はワイドでピーエムナナからホーリーグレイル、プラウドフレールを本線に、ボーナス的に馬連、3連複を押さえます。
以上、東京プリンセス賞2025の予想でした。