@h_r_p_studio さんの写真。)

東京大賞典2018(大井)の予想です。

東京大賞典2018の出走馬は、JRAからケイティブレイブ、オメガパフューム、エイコーン、リーゼントロック、クリソライト、ゴールドドリーム、アポロケンタッキーが出走。地方勢は、スーパーステション(北海道)、モジアナフレイバー(大井)、サウンドトゥルー(船橋)が迎え撃ちます。大井競馬場2000mで行われるG1戦。このレースは勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は金曜日に配信した「本日の勝負レース」にパスワードが掲載されています。

まずは2018年の中央競馬最終日お疲れさまでした。

個人的には狙った馬が4、5着に敗れるケースが多く(◎ラブリーイレブンの4着は凹みました)、消化不良ではありましたが、一応、メインレースの勝負度Cだったベテルギウスステークスが的中。

●ベテルギウスステークス
1着×ロードアルペジオ(1番人気)
2着△マイネルバサラ(8番人気)
3着◎プレスティージオ(11番人気)

3連複459倍なので素直に喜びたいところなのですが、1番人気のロードアルペジオがいなければ、払い戻しのケタが1つ違った上にWIN5も当たっていたので喜び半減でした(苦笑)。その1つが違えば大勝だったのですが、まあタラレバをいっても仕方ないですね。年末の大一番に運を取っておいたと思うことにします。

中央競馬は終わりましたが、ここから年末までは地方競馬の重賞が目白押し。

12月の地方重賞は、

●勝島王冠・勝負度B
1着○モジアナフレイバー(3番人気)
2着◎ヒガシウィルウィン(1番人気)
3着△リコーワルサー(5番人気)

●クイーン賞・勝負度B
11着○アイアンテーラー(2番人気)
2着×サルサディオーネ(3番人気)
3着◎オルキスリアン(6番人気)

●全日本2歳優駿・勝負度B
1着×ノーヴァレンダ(5番人気)
2着△デルマルーヴル(2番人気)
3着△ガルヴィハーラ(1番人気)
6着◎ミューチャリー(3番人気)

●名古屋グランプリ・勝負度D
1着○チュウワウィザード(2番人気)
2着▲ミツバ(3番人気)
3着◎グリム(1番人気)

●ゴールドカップ・勝負度C
11着○キャプテンキング(2番人気)
2着◎バンドオンザラン(3番人気)
3着△キャンドルグラス(1番人気)

●兵庫ゴールドトロフィー・勝負度C
1着×ウインムート(3番人気)
2着△サクセスエナジー(2番人気)
3着△キクノステラ(5番人気)
9着◎エイシンバランサー(4番人気)

で勝島王冠、クイーン賞、ゴールドカップが的中。

前回の兵庫ゴールドトロフィー◎エイシンバランサーは向上面から走ることに嫌気がさしたのかズルズルと下がっていっちゃいましたね(対抗のサンライズメジャーの除外で投資金額の半分が返還でした…)。キクノステラは狙っていたのですが。

今年の地方重賞は泣いても笑っても

東京大賞典
東京シンデレラマイル
東京2歳優駿牝馬

の3戦。

得意の大井重賞で最後にビシッと当てて終われるように頑張ります!

直前の変更などもLINEでお知らせいたします。
友だち追加

東京大賞典2018の予想と見解です

競馬には1つとして同じレースがないので、1レース1レース局所的に予想していくことが正解であり、巷にあふれているデータの類いは局所的な思考を無視したただの数字遊び、辻褄合わせに過ぎないといえる。

しかし、「過去のデータ」と「レースを大局的に見る」ことは全くの別物であり、競馬は局所的な思考が求められる反面、時として大局的な視点から眺めることも必要になる。

例えば、現在の古馬ダート路線はその一例だろう。

今年の9月以降、牡馬混合のダートグレードを振り返ると、1つ1つのレースが「ある線」でしっかりと繋がっている。そこに触れてしまうと、ほぼ予想が明らかになってしまうので、まずはその「ある線とは何か?」というお話から書いていきたい。

ここより下は有料記事(200円)とさせて頂いております。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

今年の9月以降、牡馬混合のダートグレードで3歳馬が出走していたレースが以下の通り。

●シリウスステークス
1着オメガパフューム(3歳)
2着ウェスタ―ルンド(6歳)
3着サンライズソア(4歳)

●白山大賞典
1着グリム(3歳)
2着センチュリオン(6歳)
3着カツゲキキトキト(5歳)

●南部杯
1着ルヴァンスレーヴ(3歳)
2着ゴールドドリーム(5歳)
3着メイショウウタゲ(7歳)

●JBCクラシック
1着ケイティブレイブ(5歳)
2着オメガパフューム(3歳)
3着サンライズソア(4歳)

●浦和記念
1着オールブラッシュ(6歳)
2着グリム(3歳)
3着クリソライト(8歳)

●チャンピオンズカップ
1着ルヴァンスレーヴ(3歳)
2着ウェスタ―ルンド(6歳)
3着サンライズソア(4歳)

●カペラステークス
1着コパノキッキング(3歳)
2着サイタスリーレッド(5歳)
3着キタサンミカヅキ(8歳)

●名古屋グランプリ
1着チュウワウィザード(3歳)
2着ミツバ(6歳)
3着グリム(3歳)

ご覧の通り、今年の9月以降、牡馬混合のダートグレードで3歳馬が出走していたレースでは

すべてで3歳馬が2着以内に好走

コアな競馬ファンの方であれば、今年の3歳ダート路線がハイレベルなことに気づているかもしれないが、3歳馬の活躍は本当に目覚ましい。

南関東に目を向けても、東京大賞典の前哨戦的な意味合いが濃い勝島王冠では3歳のモジアナフレイバーが勝利し、3着にも同年齢のリコーワルサー。古馬の大将格ヒガシウィルウィンがまさかの2着に敗退し、キャプテンキング、リッカルド、ディアデルレイなどの強豪をあっさりと退けてしまった。

JRA、地方の古馬ダート路線を大局的な視座で見るなら、今年の東京大賞典はケイティブレイブ、ゴールドドリームの既存勢力に賭けるのではなく、新興勢力で勢いのある3歳馬にすべてを賭けたい。それでは予想にいきます。

本命はエイコーンが一気にG1の頂点まで上り詰める

春は500万下で2着続きだったが、夏に休養を経たことで馬が完全に覚醒した感じ。走るたびにパフォーマンスを上げてきており、前走花園ステークスと同開催で同条件のJBCクラシックを比較すると以下の通り。

●花園ステークス(前半1100m通過68.3秒、勝ち馬上り36.4秒
7.1-11.0-11.7-13.0-12.8-12.7-12.2-12.1-12.7-12.5(1分57秒8)

●JBCクラシック(前半1100m通過66.8秒、勝ち馬上り37.0秒)
7.1-11.2-11.9-12.9-12.2-11.5-11.8-12.2-12.7-13.2(1分56秒7)

走破時計だけ見ると、JBCクラシックの方が速いが、花園ステークスのペースはJBCクラシックほど速くなく、エイコーンの上りはケイティブレイブよりも速かったので、全体の走破時計はまだまだ詰まりそう。仮に1秒詰めることができれば、ケイティブレイブと同等の走りをしても不思議ではなく、そうなれば、このメンバーでも勝機は出てくるだろう。

父フリオーソはご存知の通り、帝王賞を制しており、大井2000mのG1馬。ロベルト系自身、大井2000mの特注血統であり、血統的にも大井2000mはいかにも合いそうだ。

ゴールドドリーム、ケイティブレイブにはない反応の良さがあり、直線で外に持ち出して追い比べの展開に持ち込めば、あっという間に前の2頭を交わしても全く驚けない。あくまでも伏兵の1頭に過ぎないが、3着以内で…というよりも基本的に連対、あわよくばアタマまで期待したい。

相手は勝島王冠に続いてモジアナフレイバーを評価したい

3歳の春時点で「秋になれば、3歳の中心的存在になるだろう」と見ていたが、こちらの期待通りの成長曲線を描き、ひと夏を越してスターバーストカップ→勝島王冠と連勝。勝島王冠は南関東の中距離路線を引っ張る強豪が一堂に揃う中、古馬初対戦で一発解答。今年の帝王賞で勝ち馬ゴールドドリームから1.0秒差の5着に健闘したヒガシウィルウィンに0.6秒差をつけており、ヒガシウィルウィンを基準に考えると少しの上積みさえあれば、ゴールドドリームと遜色ない走りを見せても不思議ではない。時計自体は確かに詰める必要があるものの、勝島王冠の時は時計のかかる馬場。「持ち時計がない」だけで評価を落とす必要はないだろう。

母父はフレンチデピュティで、何度か書いていることだが、同種牡馬の血が入っていると、勢いそのままに大舞台で活躍する傾向がある(以下参照)。

●父フレンチデピュティ
サウンドトゥルー(ダートグレード初挑戦1着、G1初挑戦2着)
エイシンデピュティ(6歳で覚醒し、金鯱賞→宝塚記念と連勝)
アドマイヤジュピタ(G1初挑戦の天皇賞・春1着)

●母父フレンチデピュティ
ショウナンパンドラ(秋華賞でG1・重賞初制覇)
レインボーライン(阪神大賞典→天皇賞・春1着)
オヤコダカ(覚醒後は門別で無双状態に)

など枚挙にいとまがない。

モジアナフレイバーは近親にG1勝ち馬のセイウンコウセイがいて底力あふれる系統。秋3戦目でファンが思っている以上のパフォーマンスを見せてくれるのではないか。JRA勢に一矢報いる地方勢がいるとすれば、本馬だろう。

3番手は予想の主軸が「3歳勢強し」ならオメガパフュームが浮上する

JBCクラシックでは勝ち馬ケイティブレイブから0.1秒差の2着に好走。あと一歩で古馬G1制覇に手が届くところまで来ており、勢いのある鞍上を迎えてケイティブレイブとの着順が入れ替わる可能性は十分にある。前走チャンピオンズカップはC・デムーロ騎手の乗り方の問題。乗り方ひとつでもっと上の着順に入っていただろう。4走前のジャパンダートダービーでは2着に好走。舞台設定も問題なく、近2走通りのパフォーマンスなら確実に上位争いに加わってくると見た。

ケイティブレイブは前走チャンピオンズカップで不可解な敗戦を喫したが、馬体重の増加とコースの問題と見てよさそう。JBCクラシック制覇後に調教を緩めたのか、チャンピオンズカップでは+10キロと過去最高の528キロ。本馬が走れる馬体重のゾーンではなかった。またチャンピオンズカップでは2年連続で人気を裏切っており、中京のダートコースも合っていなかったのだろう。今回は【1.3.1.0】と崩れていない大井2000m。馬体重も絞れてくるはずで、巻き返してくる可能性が高いのではないか(馬体重は510キロ台なら力を出し切れると判断します)。

ゴールドドリームは今年の帝王賞でケイティブレイブを下しているが、当時はルメール騎手が内に潜り込み、絶妙なコース取りが利いたのも事実。力で押し切ったというレースでは決してなく、外目の枠から仮に外々を回るとすれば、ケイティブレイブに先着するのも難しいのではないか。ベスト条件は東京ダート1600m。3歳時のジャパンダートダービー1番人気3着、17年帝王賞4番人気7着などを見ても、大井2000mでは評価をやや落とした方がいいだろう。

サウンドトゥルーは上位勢にやや劣るも、モジアナフレイバーやエイコーンらの差しが決まるとすれば、ノーマークには出来ない。大井2000mのG1では【2.2.3.1】と抜群の安定感。勝ち負けはともかく馬券圏内に入ってくることは想定しておきたい。

クリソライトは常識的に厳しいかもしれないが、スーパーステションが楽逃げを打てば、展開の恩恵を受けそう。大井2000mはジャパンダートダービー1着、15年・17年帝王賞2着と相性のいい舞台。地力では劣っても展開利とコース適性の高さで上位に食い込んでくるかもしれない。

そして最後に道営期待の星・スーパーステション。前走道営記念の勝ち時計2分5秒3は、馬場差こそあれど今年のブリーダーズゴールドカップを圧勝したラビットラン(2分5秒6)よりも速い時計。道営での一連の競馬を見ていても、パフォーマンス自体はダートグレードレベルに達しており、地元でのパフォーマンスをそのまま発揮できれば、展開次第で有馬記念のオジュウチョウサン以上に見せ場を作ってくれるのではないか。仮に逃げ切っても私は驚かない。

東京大賞典2018の印

◎⑥エイコーン
○④モジアナフレイバー
▲⑤オメガパフューム
△②ケイティブレイブ
△⑬ゴールドドリーム
△⑦サウンドトゥルー
×⑪クリソライト
×③スーパーステション

東京大賞典2018の予想ファイル

東京大賞典2018の買い目

12時40分時点、ケイティブレイブ、オメガパフューム、ゴールドドリームの3連複が2.8倍のオッズ。最終的に3倍前半になると見ていますが、それでも予想以上に被っていますね。そこの組み合わせは期待値的にも低いと見ているので(特にゴールドドリームは普通に馬券圏外もあると見ていますが…)、ぜひ中波乱くらいを期待したいです。

本命はエイコーンに打ちましたが、モジアナフレイバーも同じくらい買いたいのでダブル本命の気持ち。JRA最終日のベテルギウスステークスの◎プレスティージオ〇トップディーヴォではないですが、まずは2頭のうち1頭が3着以内に入る前提で買います。

【本線】

3連複:◎○ー◎○▲△(ケイティブレイブ)-◎○▲△△△××(24点)

3連複で1列目にエイコーン、モジアナフレイバー、2列目にエイコーン、モジアナフレイバー、オメガパフューム、ケイティブレイブ、3列目に印を打った馬への組み合わせ。本線は2列目がオメガパフューム、ケイティブレイブ絡み、3列目がサウンドトゥルーまで。お昼現在、半数以上が万馬券なので24点買っても当たれば十分にペイできるでしょう。

1番厚めに買うのは、エイコーン、モジアナフレイバーーオメガパフュームーケイティブレイブの3連複2点です。ケイティブレイブは前走チャンピオンズカップの敗因が馬体重だけではないですが、馬体重が一要因だった可能性はあるので、できれば、510キロ台に絞ってきて欲しいですね(少なくても520キロ前半)。

【押さえ】

3連複:▲ー△(ケイティブレイブ)-△××(サウンドトゥルー、クリソライト、スーパーステション)(3点)

3連複でオメガパフューム、ケイティブレイブからサウンドトゥルー、クリソライト、スーパーステションへ(サウンドトゥルー絡みを気持ち厚めに)。ここは押さえるか迷いましたが、ゴールドドリームの被りっぷりを見ると、このタテ目は押さえておいてもいいでしょう。ただあくまでも押さえの馬券なので元返しくらいしか買いません。

【ボーナス】

3連単:◎→○▲△(ケイティブレイブ)→○▲△(ケイティブレイブ)(6点)

3連単:▲→◎○△(ケイティブレイブ)→◎○△(ケイティブレイブ)(6点)

3連単を絞って買うとすれば、印上位4頭の組み合わせで決まり、3歳のエイコーン、オメガパフュームが勝ち切るパターン。モジアナフレイバーのアタマも可能性としてゼロではないので、押さえてもいいのですが、勝つ可能性が高いのはエイコーンとオメガパフュームと見ています。

以上、東京大賞典2018の予想でした。