東京シンデレラマイル2021(大井)の予想です。
東京シンデレラマイル2021の出走馬は、マルカンセンサー、メモリーコウ、ダノンレジーナ、ラインカリーナ、ミラバーグマンなど16頭が出走。大井競馬場1600mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
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東京シンデレラマイル2021の予想と見解です
東京シンデレラマイルは年末の大一番のため、淀みのないラップからの体力勝負になるのがポイント。
過去5年の前後半の800mは、
20年51.0-50.1
19年49.7-51.2
18年49.8-52.1
17年49.7-51.2
16年50.5-52.2
で昨年を除けば、後半に時計がかかるタフなレース展開になっている。
2年前には◎オルキスリアン(9番人気2着)と△ローレライ(5番人気1着)の8枠2頭の差し、追い込み勢で決着したように、伏兵の差し、追い込み勢にも警戒した方がいいレースと言えるだろう。
今年はケラススヴィアが逃げ、外からテーオーブルベリーが追いかける展開。ペースはミドルと想定しているが、ダノンレジーナ、ミラバーグマンが前々でレースを組み立てれば、後続勢は早め早めに動いてきそう。東京シンデレラマイルらしいポテンシャルが問われるレースになるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…
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ダノンレジーナが軸として相応しいはず
コース、展開、距離などに関係なく常に安定したパフォーマンスを発揮できるレースセンスの塊のような馬。前走JBCレディスクラシックは逃げたサルサディオーネがレコードを演出するハイペースで飛ばす中、JRA勢に真っ向勝負を挑んで6着に健闘。展開に乗じて追い込んできたラインカリーナ、ルイドフィーネ、マルカンセンサーと比べても、遥かに中身の濃い内容だった。これまで地方馬同士のレースでは【17.3.1.0】と崩れておらず、地方同士の牝馬限定戦では3戦3勝と無傷。再び南関東の牝馬限定重賞ならそのポテンシャルの高さを見せつける可能性が高いだろう。鞍上が無駄なことをしなければ、結果は自ずとついてくる。
相手はルイドフィーネをもう一度狙いたい
地方のサウスヴィグラス産駒らしくレースセンスが高く、前に行って良し控えて良しの万能型。5走前のしらさぎ賞ではゴール版があと10m長ければ、ダノンレジーナを差し切るほどの勢いで追い込んでおり、前傾ラップからの体力勝負になれば、再び本馬が台頭してくるのではないか。前走麻生オープンは鞍上が上手く誘導できずの敗戦。川崎マイラーズや麻生オープンで強力な牡馬相手に揉まれてきたのは魅力で、前走の敗戦で人気を落とすならむしろ狙い目だろう。鞍上不安も人気がないならそこには目を瞑りたい。
3番手はラインカリーナが不気味
南関東に移籍後、テンにダッシュがつかず、やや淡白なレースが続いていたものの、前走JBCレディスクラシックでは展開に乗じての追い上げとは言え、勝ち馬テオレーマに次ぐ上り2位をマーク。ここも前走のように中団、後方から末脚を伸ばせるなら、先に抜け出すであろうダノンレジーナに迫る資格があるのではないか。
ミラバーグマンは前走東京シンデレラマイルトライアルで1分40秒7(上り37.2秒)の好時計で勝利。昨年の東京シンデレラマイルトライアルを1分40秒4(上り37.0秒)で逃げ切ったダノンレジーナが本番の東京シンデレラマイルを制していることを考えると、本馬もここで勝ち負けに加わる資格はあるだろう。ただ前走の時計が過大に評価されている節はあり、メンバーレベルがグンと上がって同じようなパフォーマンスを発揮できるかは半信半疑。
メモリーコウはダートグレードでたびたび好走してきた実力馬。近2走はやや冴えない成績だが、実績的にいきなり走ってきても驚けないだろう。真島騎手なら動かせそうな気がする。
マルカンセンサーは金沢から再び大井に転入。金沢転入前の成績がいまひとつだったので、どこまで走れるか微妙だが、本馬にとって理想的な1枠1番に入り、ロスなく立ち回ってひと脚使えれば、昨年に続いて馬券圏内の好走があってもいいだろう。
ヴィルトファンはスピード一辺倒だったが、ここに来て差す競馬を覚えた印象。ハイペースで飛ばしたしらさぎ賞でもダノンレジーナ、ルイドフィーネに大きく負けておらず、マイルに対応できれば、意外と侮れないかもしれない。
最後にフクサンローズ。前走東京シンデレラマイルトライアルが勝ち馬ミラバーグマンに完敗だったものの、長期休養明けでもあったので、あの一戦だけで勝負付けが済んだとは言えないか。ひと叩きされての上積みを考慮して、念のため押さえておきたい。
東京シンデレラマイル2021の印
◎⑦ダノンレジーナ
〇⑫ルイドフィーネ
▲⑨ラインカリーナ
△⑩ミラバーグマン
△②メモリーコウ
△①マルカンセンサー
×⑮ヴィルトファン
×④フクサンローズ
3番グロリオーソ…現3歳世代の牝馬は総じてレベルが低い。その3歳同士でも決して優位な存在ではなく、古馬相手では太刀打ちできないだろう。
5番サルサレイア…前が総崩れになれば、台頭の余地はあるかもしれないが、マイルは本質的に短い。昨年の東京シンデレラマイルは9着だった。
6番ウワサノシブコ…2走前のロジータ記念は園田の◎クレモナでも掲示板に入れた低レベル戦。古馬相手では厳しいだろう。
8番ヒイナヅキ…重賞では明らかに荷が重い。
11番ケラススヴィア…ひと夏を越してパタッと走らなくなってしまった。まだ終わったとは決めつけられないが、前走ロジータ記念の敗戦を見ると、精神面に問題がありそうで…
13番カイカセンゲン…前走ロジータ記念はSIとは呼べない低レベル戦。2、3走前にはB3で取りこぼしており、古馬の一級線相手では分が悪いだろう。
14番レイナブローニュ…春のしらさぎ賞では11着に大敗。重賞では荷が重いだろう。
16番テーオーブルベリー…楽逃げを打てた前走東京シンデレラマイルトライアルではミラバーグマンに完敗。上積みがあっても、あの差を逆転するのはそう簡単ではないのでは。
東京シンデレラマイル2021の買い目
東京大賞典は4コーナーで先頭近くにいるだろう印上位3頭の決め打ちでしたが、ラスト100m付近でもまだその3頭が先頭にいたので、チャンピオンズカップのように印上位3頭でハマったかと思ったんですけどね。
◆東京大賞典のラスト100m付近
キャッスルトップがもう少し頑張ってくれるか、ミューチャリーのきついプレッシャーがなければ、3頭で刺さっていた気がしますが、予想以上に楽しめました。結果的に馬場とオッズを考えて勝負度Eまで下げたのは正解でした。
東京シンデレラマイル、東京2歳優駿牝馬の方が馬券的には楽しみなので、ここからの2戦が本番のつもりでいきましょう。恒例の高知県知事賞などの予想はnote限定でアップしました(高知県知事賞、桐花賞、東海ゴールドカップ2021の予想【当てて年越し】)。
東京シンデレラマイルは以下の通り、印を少しだけ変更します。
◎⑦ダノンレジーナ
〇⑫ルイドフィーネ
▲⑨ラインカリーナ
△①マルカンセンサー
△⑩ミラバーグマン
△②メモリーコウ
×⑮ヴィルトファン
×④フクサンローズ
マルカンセンサーの評価を上げました。前年の2着馬、絶好の最内枠、矢野騎手でこの人気なら2列目に押さえておきたいので。
【参考買い目】
3連複:◎ー〇▲△(マルカンセンサー)-〇▲△△△××(15点)
馬連:◎ー〇▲△(マルカンセンサー)(3点)
馬単:◎→〇▲△(マルカンセンサー)(3点)
馬券は3連複で1列目にダノンレジーナ、2列目にルイドフィーネ、ラインカリーナ、マルカンセンサー、3列目に印を打った馬へ(ワイド3点でもOK)。2列目はルイドフィーネ>ラインカリーナ>マルカンセンサーの順に強弱をつけ、3列目はメモリーコウまでが本線です。あとは馬連、馬単を散らします。
東京シンデレラマイル2021の予想でした。