【天皇賞(春)2016予想】2年連続でアノ馬に期待!

@h_r_p_studio さんの写真。)

天皇賞(春)2016の予想です。

天皇賞(春)2016の出走馬は、ゴールドアクター、キタサンブラック、シュヴァルグラン、トーホウジャッカル、フェイムゲームなど18頭。京都競馬場芝3200mで行われるG1戦です。

今年のG1は

フェブラリーS◎ロワジャルダン(6番人気5着)
高松宮記念◎ビッグアーサー(1番人気1着)
桜花賞◎ラベンダーヴァレイ(5番人気6着)
皐月賞◎リオンディーズ(2番人気5着)※降着

という流れ。天皇賞(春)は二ケタ人気クラスの穴を狙いますが、春G1で一発くらい大きな当りを出したいところですね。

予想と見解です

『現代競馬はとにかく立ち回りセンスが求められる。そしてそれを象徴するレースが京都の長距離戦。万葉ステークス、菊花賞、天皇賞(春)。どのレースも毎回インをロスなく立ち回った馬が上位を独占している。先行するにせよ、差すにせよ、「インでロスなく立ち回れる」ことは絶対条件だ。

カレンミロティックの出番だろう。前走阪神大賞典でも期待した1頭だが、直線で前が詰まる致命的な不利。あれがなければ、3着には確実に入っており、スムーズなら2着デニムアンドルビーとも差はなかったはず。しかも休み明け、未知の3000mだったことを考えると、収穫の多い一戦だった。…』

と上記は昨年配信した文だが、今年も基本的な考え方は変わっていない。

今年の出走馬を見ると逃げ馬こそいないものの、早めに動きそうな馬が多数。前半はスローペースになっても、後半は一定したラップが続くレースになるだろう。そうなると純粋な立ち回り力に加え、持続力も求められる。まさに昨年と似た流れになるのではないか。

2年連続でカレンミロティックに期待したい。

戦績を見ると確かにピークを過ぎた印象を受けるが、近走を振り返ると言い訳のつく敗戦ばかり。京都大賞典は苦手な加速力勝負、天皇賞(秋)とジャパンカップは適性外の東京コース、前走阪神大賞典は結果が出ていない逃げる形になってしまった。まだ能力が衰えたとはいえず(今回、走らなければ衰えたのだろう)、昨年の天皇賞(春)を基準に考えると今年も大チャンスだろう。

今回は外から内に切り込んできそうなヤマニンボワラクテを行かして、好位のインの2、3番手が濃厚(前走で逃げて失敗しているので控えるはず)。キタサンブラックが脚を少し溜めそうなことを考えても、終始インベタの騎乗ができるのはほぼ間違いない。

鞍上は日本人騎手の中で最も勝負強く、G1で穴をあけまくる池添騎手。秋山騎手からの乗り変わりはプラスに捉えていい。昨年の内容、コース、騎手、枠などを総合的に考えれば、買わない理由はないだろう。

相手は人気でもキタサンブラック

レースセンス、操縦性、枠順などを考えると、人気馬の中では最も凡走のリスクが少ないはず。一部では距離不安の声も聞こえるが、テンからガンガン行くようなレースにならない限り、その不安は杞憂に終わるだろう。菊花賞を見てもラスト1000mくらいのロングスパート戦には間違いなく強い。直線で前が詰まるようなことがなければ、まず勝ち負けできるだろう。

3番手はシュヴァルグラン

阪神大賞典を見ると完全に本格化した感じ。2着タンタアレグリア(菊花賞4着)を基準に考えれば、現時点の能力はキタサンブラックとほぼ互角だろう。ポジションが少し後ろになりそうな点は気掛かりだが、鞍上が上手くリードできれば、上位争いには加わってくるはずだ。

以下、菊花賞4着で長距離の名手・蛯名騎手が乗るタンタアレグリア、ボウマン騎手なら能力を100%出し切りそうなフェイムゲーム、ルメール騎手なら上手く捌いてきそうなアルバート。なんだかんだ長距離戦なので最後は騎手の腕が左右してくるかもしれない。

穴では内枠を引いたトーセンレーヴが面白い。昨年の有馬記念は上がり最速の脚を使って6着。マイル路線を中心に使われていたが、現状はこの距離が合っているのだろう。鞍上の武幸四郎騎手は基本的に下手だが、00年秋華賞10番人気1着ティコティコタック、02年マイルチャンピオンシップ15番人気3着リキアイタイカン、06年菊花賞8番人気1着ソングオブウインド、10年天皇賞(春)16番人気3着メイショウドンタクなど、淀のG1で波乱を何度も演出してきた。忘れたころの一発があるかもしれない。

あとは阪神大賞典は馬体重が重過ぎたトーホウジャッカル、馬も人も少し復調してきたアドマイヤデウスまで挙げたい。

ゴールドアクターは思い切って消す。強いのは百も承知。ただこの枠なら外々を回らされることは必至なはず。勝ち切るなら逃げるしかないと思うが、仮に行く気を見せても内のサトノノブレス、ヤマニンボワラクテらが「どうぞどうぞ」と譲るとは思えない。どんな展開になっても道中のロスは避けられず、直線でしぶとく伸びるも4、5着で終わるのではないか。

印です

◎③カレンミロティック
○①キタサンブラック
▲⑧シュヴァルグラン
△⑪タンタアレグリア
△⑤フェイムゲーム
△⑩アルバート
×④トーセンレーヴ
×⑨トーホウジャッカル
×⑥アドマイヤデウス

以上、天皇賞(春)2016の予想でした。