さきたま杯2021(浦和)の予想です。

さきたま杯2021の出走馬は、JRAからアルクトス、エアスピネル、ワイドファラオ、ノボバカラが出走。地方勢は、ハイランドピーク、プレシャスエース(以上、浦和)、トロヴァオ(大井)、ベストマッチョ(川崎)らが迎え撃ちます。浦和競馬場1400mで行われるJpnII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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6月最初の予想レースは浦和1400mで行われる名物重賞・さきたま杯。

昨年は(【さきたま杯2020予想】浦和1400mのJpnII戦です)、

1着○ノボバカラ(7番人気)
2着◎ブルドッグボス(2番人気)
3着△ノブワイルド(6番人気)

で◎ブルドッグボス○ノボバカラのワイド1点の延長で3連複を的中することが出来たので、今年もビシッと仕留めたいところです。

さきたま杯2021の予想と見解です

浦和1400mという癖の強いコースで行われるさきたま杯。

ダートグレードなので、JRA勢優位なのは間違いないものの、地元勢が地の利を生かして活躍する傾向があり、過去3年のさきたま杯の結果を見ると、

●20年
1着7人気ノボバカラ(JRA)
2着2人気ブルドッグボス(地方
3着6人気ノブワイルド(地方

●19年
1着4人気ウインムート(JRA)
2着1人気サクセスエナジー(JRA)
3着3人気キタサンミカヅキ(地方

●18年
1着1人気サクセスエナジー(JRA)
2着5人気キタサンミカヅキ(地方
3着9人気アンサンブルライフ(地方

地方勢が毎年、最低でも1頭は3着以内に好走している

特に18年は単勝万馬券だったアンサンブルライフが3着に突っ込み、波乱の立役者になった。

振り返れば、同コースで行われた19年JBCスプリントも、

1着6人気ブルドッグボス(地方
2着2人気コパノキッキング(JRA)
3着11人気トロヴァオ(地方

と人気薄の地方勢が1、3着に突っ込んで大波乱。

浦和1400mのダートグレードは、実績では劣る地方勢でもあまり舐めない方がいいレースと言えるだろう。

今年のさきたま杯のJRA勢は、G1馬2頭に今年のフェブラリーステークス連対馬が参戦するなど、なかなか層は厚いものの、浦和1400mのダートグレードの傾向から、JRA勢が上位独占する確率は意外と低いのではないか。それでは予想にいきましょう。本命はこの条件でこそ狙いたい…

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ベストマッチョから入る

地方に転入後の成績を見ても、小回りダート1400mに適性があるのは一目瞭然(以下参照)。

◆ベストマッチョの近走成績

それもテレ玉杯オーバルスプリント、兵庫ゴールトロフィーで先着を許したのはともにサクセスエナジーで、同馬さえいなければ、ここまでダートグレードで2勝を挙げていたことになる。

隣枠に徹底先行型のプレシャスエースがいるのはやや厄介も、この枠なら自分でレースを作ってもOK、外目2番手でも何ら問題ないだろう。JRA勢で前に行けるのはワイドファラオのみ。前々で立ち回れるアドバンテージもあるはずだ。

相手には19年JBCスプリント3着馬トロヴァオを狙いたい

直近3走は大井1200mのダートグレードで結果が出なかったものの、ベスト条件でない中でもそれなりに格好をつけており、決して悲観する内容ではなかった。今回はG1で3着のある浦和1400m。JRA勢は揉まれ弱いアルクトスが1枠1番、エアスピネルは浦和初参戦、ワイドファラオは再度逃げの手が難しい、ノボバカラは年齢による衰えが見られるなど、多少の不安を抱えているので、コース実績があり、8歳でもまだまだ元気いっぱいの本馬が食い込んできてもいい。

3番手には転入初戦でもハイランドピークが怖い

近走はオープン特別(リステッド競走)で苦戦が続いていたものの、実績があるゆえ斤量58キロを背負わされるなど、やや不利な条件で走らされていた面もあった。それでも近2走は上り2位の脚でまとめており、馬自身がまだ終わったわけではないだろう。かつて札幌ダート1700mのエルムステークスを制したように小脚が利くタイプで、トリッキーな浦和はいかにも合いそう。「トーセン」×小久保厩舎は黄金ライン。人気薄の転入初戦こそ警戒すべきなのではないか。

エアスピネルは浦和初参戦も、ピッチの速い走法なので、対応できる可能性が高そう。今年のフェブラリーステークス2着馬ながら斤量56キロで出走できるのも有利だろう。

ワイドファラオはハイレベルなかしわ記念組も、外のプレシャスエース、ベストマッチョの存在が厄介。逃げ一辺倒というわけではないが、ハナを奪う理想の形に持ち込むのは難しいだろう。揉まれ弱い面があるので、4枠4番も決してプラスではない。

アルクトスは実績ならワイドファラオと並んで最上位も、1枠1番を引いたのが割引材料。540キロ前後の大型馬らしくスムーズな先行策を打ってこそのタイプなので、この枠で揉まれてしまうと力を発揮できずに終わりそうだ。

最後にノボバカラ。前走かきつばた記念では期待したものの、地元のナリタミニスターに先着を許しての5着で、衰えがやや感じられる内容だった。昨年の勝ち馬ではあるとは言え、その昨年はかきつばた記念で2着に好走しての参戦。今年は昨年ほどの勢いがなく、勝ち負けまでは難しいのではないか。

さきたま杯2021の印

◎⑧ベストマッチョ
○⑤トロヴァオ
▲③ハイランドピーク
△②エアスピネル
△④ワイドファラオ
△①アルクトス
×⑨ノボバカラ

6番メイショウオオゼキ…ダートグレードにたびたび参戦してくるが、地元馬相手でも全く通用していない状況。ここは参戦するだけだろう。

7番ブレスジャーニー…2走前のブリリアントカップでは上り最速で追い込み、見せ場を作ったものの、南関東のオープンでも勝ち切れていないのが現状。さすがにダートグレードで上位争いを望むのは酷だろう。距離も短いのでは。

10番プレシャスエース…鞍上が徹底先行マンの左海騎手なので、行き切ることはできるかもしれないが、直後に強力なベストマッチョが待機。直線入り口でお役御免になっているのでは。

11番ナリタスターワン…近走を見る限り、南関東のオープンレベルではとても歯が立たない。

12番ザイディックメア…南関東への転入初戦こそ勝利を飾ったものの、その後は一度も馬券に絡めておらず。前走は浦和1400mのプリムローズ賞で4着。ダートグレードでは明らかに敷居が高い。

さきたま杯2021の買い目

ここは◎ベストマッチョから相手に人気薄の○トロヴァオor▲ハイランドピークが突っ込んでくるシーンに期待したいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×(9点)

3連複で1列目にベストマッチョ、2列目にトロヴァオ、ハイランドピーク、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がトロヴァオ、3列目がワイドファラオまでです。

さきたま杯2021の予想でした。