凱旋門賞2024の予想です。
凱旋門賞2024の出走馬は、日本からシンエンペラーが遠征。海外勢は、アルリファー、ルックドゥヴェガ、ソジー、ロスアンゼルスらが出走します。ロンシャン芝2400mで行われるG1戦です。このレースは勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
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凱旋門賞2024の予想です
今年は日本からシンエンペラーが挑戦する凱旋門賞。
オルフェーブルが2年連続で2着に好走して以降、凱旋門賞に挑んだ日本馬の成績を振り返ると、
23年
スルーセブンシーズ3番人気12着
22年
タイトルホルダー1番人気11着
ドウデュース3番人気19着
ディープボンド10番人気18着
ステイフーリッシュ12番人気14着
21年
クロノジェネシス3番人気7着
ディープボンド6番人気14着
20年
ディアドラ7番人気8着
19年
フィエールマン4番人気12着
ブラストワンピース5番人気11着
キセキ7番人気7着
18年
クリンチャー4番人気17着
17年
サトノダイヤモンド2番人気15着
サトノノブレス11番人気16着
16年
マカヒキ1番人気14着
14年
ジャスタウェイ3番人気8着
ハープスター4番人気6着
ゴールドシップ7番人気14着
で【0.0.0.18】。
1頭も掲示板に入っていないのはおろか、18頭すべてが人気以下の着順に終わっており、国内オッズでは明らかに期待値が低い存在と言える。
今年は凱旋門賞のメンバーレベルが高くないように見えるが、国内オッズでの人気傾向を加味すると、シンエンペラー以外の外国勢から入るのがベストなのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…
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牝馬・ブルーストッキングの勝利に期待したい
前走ヴェルメイユ賞では当日の同条件のニエル賞(2分34秒33)、フォワ賞(2分34秒15)の勝ち時計より速い2分31秒53で勝利。道中は逃げ馬の後ろで待機し、直線でラチ沿いから抜け出すセンスあふれるレース運びで、いかにも多頭数の凱旋門賞に適性がありそうな走りに見えた。今回は3番ゲートに入ったことで、前走ヴェルメイユ賞同様にロスのない立ち回りができそう。3走前には牡馬混合のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで3着に好走。このメンバーに入っても決して見劣りしないのではないか。
相手にはシンエンペラーを挙げる
前走愛チャンピオンステークスは直線で馬群の後ろに入って抜け出せず、進路を外に切り返しての3着。直線でスムーズに追い出せていれば、勝ち負けに加わっていた可能性が高く、タフな欧州芝への適性をハッキリと示した一戦だった。全兄は20年凱旋門賞勝ち馬のソットサス。ロンシャン芝2400mにも適性はあるはずで、日本勢にとって悲願の凱旋門賞制覇が現実になっても驚けないだろう。ただ国内オッズでは過剰に売れるはずなので、相手評価に留めたい。
3番手はルックドゥヴェガ
前走ニエル賞では2着に敗れたものの、休み明けかつ早めに動いたソジーが止まらず、展開的に厳しかった。フランスダービーでは逆に早めのスパートでソジーの追撃を振り切っており、当時のように積極策を打てれば、ニエル賞の着順が入れ替わっても何ら不思議ではないだろう。
ソジーはフランスダービー2着後、パリ大賞→ニエル賞と連勝中。ここに来て力をつけており、このメンバーに入っても勝利のチャンスは大いにありそう。
アヴァンチュールは前走ヴェルメイユ賞でブルーストッキングと接戦を演じて2着。3歳牝馬でまだ上積みがあり、ブルーストッキングを負かすシーンがあってもいい。
アルリファーは武豊騎手騎乗で過剰に売れそうだが、実績的には圏内にいる1頭。前走ベルリン大賞のように早め先頭に並びかけるシーンを作れれば、勝ち負けに加わってもいいのではないか。
コンティニュアスは昨年の凱旋門賞で勝ち馬エースインパクトから0.5秒差の5着。前走フォワ賞は案外の走りも、あの一戦だけで見限らない方がいいだろう。
ロスアンゼルスは今年の愛ダービー勝ち馬。前走愛チャンピオンステークスは結果的に距離がやや短かったのかもしれない。2400m戦なら前走以上の走りが期待できるのではないか。
凱旋門賞2024の印です
◎⑦ブルーストッキング
〇⑩シンエンペラー
▲⑨ルックドゥヴェガ
△⑬ソジー
△⑯アヴァンチュール
△④アルリファー
×⑥コンティニュアス
×⑭ロスアンゼルス
1番ザラケム…2走前にはプリンスオブウェールズステークスでオーギュストロダンと接戦を演じて2着に好走するも、前走英インターナショナルステークスでは11着に大敗。3走前のロンシャン芝2100mで行われたガネー賞の敗戦を見ても、ここで好走するイメージが湧かない。
2番アヤザーク…近走は安定した成績を残しているが、相手に恵まれた印象が強い。昨年の凱旋門賞では14着に大敗。今年も厳しい戦いになるのでは。
3番ファンタスティックムーン…バーデン大賞を制して勢いに乗るが、昨年の凱旋門賞では11着に敗退。4走前のガネー賞の敗戦を見ても、このメンバーでは荷が重いか。
5番セヴェナズナイト…地元のG2、G3で勝ち星を積み上げるも、2走前のサンクルー大賞では6着に敗退。このメンバーでは力不足なのでは。
8番マルキーズドゥセヴィニエ…G1・3連勝中も、すべて8頭立て以下の少頭数戦。多頭数戦はほとんど経験しておらず、ここは厳しい戦いになりそう。
11番サンウェイ…フランスダービーの走りを見る限り、ルックドゥヴェガ、ソジーより格下と見てよさそう。
12番デリウス…パリ大賞、ニエル賞ともにソジーに敗戦。このメンバーでは掲示板までが精いっぱいなのでは。
15番シュルヴィー…前走ヴェルメイユ賞では勝ち馬ブルーストッキングから1.6秒差の7着に敗戦。このメンバーでは荷が重いだろう。
凱旋門賞2024の買い目です
まず印を以下の通りに少し変更します。
◎⑦ブルーストッキング
〇⑯アヴァンチュール
▲⑨ルックドゥヴェガ
△⑬ソジー
△⑩シンエンペラー
△④アルリファー
×⑥コンティニュアス
×⑭ロスアンゼルス
対抗にはオッズ妙味を考えて、ヴェルメイユ賞でブルーストッキングと接戦を演じたアヴァンチュール。シンエンペラーは走っても不思議ではありませんが、国内オッズでは売れ過ぎている印象で(前走が見た目でも分かりやすい不利だったのも影響していそう)、相手候補に留めます。
【参考買い目】
単勝:◎(1点)
複勝:◎(1点)
3連複:◎ー〇ー▲△△△××(6点)
馬券はブルーストッキングの単複をメインに、ボーナス的に3連複でブルーストッキング、アヴァンチュールから印を打った馬へ流します(ワイド1点でもOK)。
以上、凱旋門賞2024の予想でした。