凱旋門賞2023の予想です。
凱旋門賞2023の出走馬は、日本からスルーセブンシーズが遠征。海外勢は、エースインパクト、ウエストオーバー、フィードザフレーム、フクムらが出走します。ロンシャン競馬場芝2410mで行われるG1戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
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凱旋門賞2023の予想です
今年は日本からスルーセブンシーズが挑戦する凱旋門賞。
オルフェーブルが2年連続で2着に好走して以降、凱旋門賞に挑んだ日本馬の成績を振り返ると、
22年
タイトルホルダー1番人気11着
ドウデュース3番人気19着
ディープボンド10番人気18着
ステイフーリッシュ12番人気14着
21年
クロノジェネシス3番人気7着
ディープボンド6番人気14着
20年
ディアドラ7番人気8着
19年
フィエールマン4番人気12着
ブラストワンピース5番人気11着
キセキ7番人気7着
18年
クリンチャー4番人気17着
17年
サトノダイヤモンド2番人気15着
サトノノブレス11番人気16着
16年
マカヒキ1番人気14着
14年
ジャスタウェイ3番人気8着
ハープスター4番人気6着
ゴールドシップ7番人気14着
で【0.0.0.17】。
1頭も掲示板に入っていないのはおろか、17頭すべてが人気以下の着順に終わっており、国内オッズでは明らかに期待値が低い存在と言える。
今年は凱旋門賞のメンバーレベルが決して高くなく、スルーセブンシーズにも好走のチャンスはありそうだが、国内オッズでの人気傾向を加味すると、スルーセブンシーズは軽視して外国勢中心に組み立てるのが筋だろう。今年は上位と下位の能力差がハッキリしている印象があり、純粋に能力最上位と思える馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。ここは印上位2頭の能力が抜けているのではないか。まず本命は…
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ウエストオーバーが堅実駆けだろう
昨年の愛ダービーでは2番手からスムーズに末脚を伸ばして7馬身差の圧勝劇を演じた馬。その後の2戦は結果を残せなかったが、キングジョージは初めて逃げる競馬になった上、道中でブルームと競い合って自滅。凱旋門賞は特殊な不良馬場で、2戦ともに力を発揮できずの敗戦だった。
今年はドバイシーマクラシックでイクイノックスの2着に好走して以降、コロネーションカップ2着→サンクルー大賞1着→キングジョージ2着と安定した成績。追われてから速い脚が使えるわけではないので、取りこぼしがあるのは弱点だが、頭数が増える凱旋門賞では持ち前のレースセンスの良さがむしろ生きるのではないか。前走キングジョージではフクムに敗れたものの、終始外々を回っていたことを考えれば、レース内容はほぼ互角。今回はウエストオーバーが1番ゲート、フクムが14番ゲート。経済コースを通れるアドバンテージを考えると、前走から着順が入れ替わる可能性は大いにあるだろう。
相手はフクムがやはり最大のライバルになりそう
約1年ぶりの復帰戦だったブリガディアジェラードステークスで無敗の英ダービー馬デザートクラウンを破ると、次走キングジョージではウエストオーバーとの叩き合いを制して勝利。3走前のコロネーションカップの勝ちっぷりを見ても、欧州古馬中距離戦線のトップに位置している馬と捉えていいだろう。今回は14番ゲートに入ってしまったのが割引も、ポテンシャルはウエストオーバーと並んで抜けており、上位争いには加わってくるはず。直線は本馬とウエストオーバーが抜け出すシーンに期待したい。
3番手は人気薄ならベイブリッジが面白い
昨年の英チャンピオンステークスではアダイヤー、バーイードの強豪を下して大金星を挙げた馬。今年に入ってからやや期待ハズレのレースが続いていたものの、前走セプテンバーステークスで近走のうっ憤を晴らす走り。相手関係等に恵まれた一戦ではあったが、復調している可能性はありそうで、レーティングがフクム、ウエストオーバー、エースインパクトに次ぐ4位ということを考えても、国内オッズで舐められるならぜひ押さえておきたい。
ほかに買いたい馬がいないため、印は上記の3頭に留めたい。
凱旋門賞2023の印です
◎⑥ウエストオーバー
〇⑦フクム
▲⑤ベイブリッジ
1番シスファハン…21年独ダービー馬も、その後はG1で勝ち星なし。2走前のベルリン大賞ではシムカミルと接戦を演じており、シムカミルを買うなら本馬も押さえるべきだが、そのシムカミルも足りないと見ているので。
2番アヤザーク…近2走は少頭数の低レベル戦で勝ち切れず。このメンバーでは純粋に荷が重いだろう。
3番オネスト…昨年のジャパンカップに参戦し、勝ち馬ヴェラアズールから0.7秒差の7着とまずまず健闘するも、今年に入ってからの2戦が物足りない。戦績的に早熟だった可能性が高いのでは。
4番シムカミル…シャンティイ大賞→ベルリン大賞と連勝中も、欧州でトップクラス相手にはまだ走っていない。ここは欧州のハイレベルなG1で結果を残してきたウエストオーバー、フクムの方が格上のはず。
8番プラスデュキャルゼル…近2走は少頭数の低レベル戦を勝利。地の利があるとは言え、このメンバーでは荷が重いのでは。
9番スルーセブンシーズ…馬個体で見れば、ここに来て力をつけていること、大物食いがあるクロフネの血が入っており、魅力はあるものの、予想記事の冒頭で触れた通り、国内オッズで日本馬は期待値が非常に低く、軽視が妥当だろう。
10番フリーウインド…前走ヨークシャーオークスでは3着に敗退。相手がグッと強化される今回は掲示板に入るのも難しいのでは。
11番ミスターハリウッド…ドイツ国内のみで走っており、今回が初の海外遠征。独ダービーではファンタスティックムーンに敗れており、このメンバーでは荷が重いか。
12番フィードザフレーム…パリ大賞勝ち馬も、前走ニエル賞ではファンタスティックムーンに完敗だった。対エースインパクトでも分が悪く、このメンバーでは力不足なのでは。
13番エースインパクト…デビューから無傷の5連勝も、後方から大外一気という極端な脚質で、多頭数で立ち回りが問われやすい凱旋門賞ではハイリスクローリターンのタイプだろう。名前的にも人気を集めそうで、馬券的には軽視したい。
14番ファンタスティックムーン…前走ニエル賞が完勝と言える内容も、相手に恵まれた面はあったか。馬券圏内ならチャンスはありそうだが、戦績の良さから国内オッズでは上位人気に推されそう。
15番コンティニュアス…前走セントレジャーでG1初制覇を挙げるも、セントレジャーはG2並みの格式のレース。このメンバーでは力不足のはず。
凱旋門賞2023の買い目です
ここは◎ウエストオーバーで手堅いレースと見ています。相手は印通り、フクム、ベイブリッジに絞って勝負します。
【参考買い目】
ワイド:◎ー〇▲(2点)…フクム絡みが本線
馬連:◎ー〇▲(2点)…同上
馬単:◎→〇▲(2点)…同上
3連単:◎→〇▲→〇▲(2点)
単勝:◎(1点)
馬券はワイドが本線で、あとはボーナス的に馬連、馬単、3連単を押さえます。相手はフクム、ベイブリッジですが、心情的にはキングジョージの再現と見ているので、フクムとの1点勝負くらいのつもりです。あとは押さえ的に単勝も買います。
以上、凱旋門賞2023の予想でした。