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大阪杯2017の予想考察です。

大阪杯2017の出走予定馬は、キタサンブラック、アンビシャス、マカヒキ、サトノクラウン、ヤマカツエースなど。阪神競馬場芝2000mで行われるＧ１戦です。

まずは先週の結果報告から。重賞は…

●日経賞
１着×シャケトラ（４番人気）
２着×アドマイヤデウス（７番人気）
３着×ミライヘノツバサ（６番人気）
11着◎ジュンヴァルカン（５番人気）

●毎日杯
１着△アルアイン（２番人気）
２着▲サトノアーサー（１番人気）
３着△キセキ（７番人気）
４着◎プラチナムバレット（５番人気）

●高松宮記念
１着セイウンコウセイ（５番人気）
２着レッツゴードンキ（２番人気）
３着▲レッドファルクス（１番人気）
10着◎メラグラーナ（３番人気）

●マーチステークス
１着○インカンテーション（10番人気）
２着×ディアデルレイ（２番人気）
３着アルタイル（11番人気）
12着◎コスモカナディアン（１番人気）

●ドバイターフ
１着ヴィブロス（５番人気）
２着エシェム（７番人気）
３着リブチェスター（２番人気）
10着◎ベリースペシャル（９番人気）

●ドバイシーマクラシック
１着▲ジャックホブス（３番人気）
２着◎セブンスヘヴン（５番人気）
３着△ポストポンド（１番人気）

●ドバイワールドカップ
１着◎アロゲート（１番人気）
２着○ガンランナー（３番人気）
３着△ネオリシック（12番人気）

という結果でした。

最も勝負度の高かったのは毎日杯とドバイワールドカップ（勝負度Ｃ）だったのですが、そのうちドバイワールドカップを的中することができました（◎プラチナムバレットは直線で完全にもらった！と思ったのですが、あとひと伸びでした苦笑）。

海外Ｇ１は昨年の香港もまずまず当たりましたが、これでトータルでもプラスに転じた感じ。ドバイのオッズを見ていて非常に歪みがあった印象を受けたので、これからも海外Ｇ１はたくさん発売してほしいですね。次回は春の香港開催でしょうか。

３月は最終週だけマイナスだったのですが、全体的には大幅プラスで終了。今週から４月ですが、引き続き頑張っていきます！

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大阪杯2017の予想のポイント

その１．速い上りが求められるレース

今年からＧ１に昇格された大阪杯。そもそもＧ１に昇格できたのは、レースレーティングが高かったからで、もともとＧ１～Ｇ２の中間くらいのメンバーがそろっていたレース。今年の出走予定馬を見ても、例年の大阪杯より少し豪華くらいの印象ですし、レース傾向自体はガラッと変わることはないでしょう。

さてその大阪杯ですが、年によってペースの違いこそあれど、一貫しているのは「速い上りが求められること」。過去５年の大阪杯の上り別成績は以下の通りで、速い上りをマークした馬が抜群の成績を収めています。

特に勝ち馬５頭はすべて上り２位以内。エピファネイアがキズナに、キタサンブラックがアンビシャスに敗れたレースというのがこのレースを象徴しているかと思います。

その２．年齢の若い馬が有利

たびたび書いていますが、競馬は一般的に

加速力勝負＝年齢の若い馬が有利
持続力勝負＝年齢による有利・不利はない

傾向があります。

この大阪杯は速い上り、つまり加速力が求められるわけで、年齢は若いほうが断然有利になっています（以下参照）。

ほとんど４、５歳の争いと見ていいでしょう。競走馬は６歳あたりから下降線に入ることが多いですし（先週のゴールドアクターや地方のソルテなどが典型）、このレースでは加速力も求められるので、６歳以上の馬は割り引いて考えたほうがいいかもしれません。

その３．サンデー×ノーザンが中心

最後に過去５年の大阪杯３着以内馬の血統を見ていきましょう。

パッと見て感じるのは、サンデー×ノーザンの配合の馬がよく走っていること。

そもそも出走している有力馬にその配合の馬が多いこともありますが、特にサンデーサイレンス系×Stomrm Catの組み合わせは、

15年１着ラキシス
15年２着キズナ
14年１着キズナ
13年２着ショウナンマイティ
12年１着ショウナンマイティ

と頻繁に好走しています。

昨年は３着にディープインパクト×フレンチデピュティのショウナンパンドラが好走。サンデー×ノーザン、特に母父Storm Catの馬はアドバンテージがあると思って良さそうです。

大阪杯2017の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 キタサンブラック 2.0
2 マカヒキ 3.8
3 アンビシャス 5.1
4 サトノクラウン 8.2
5 ヤマカツエース 15.9
6 ステファノス 16.1
7 ミッキーロケット 22.1
8 マルターズアポジー 29.6
9 サクラアンプルール 31.2
10 ロードヴァンドール 46.9

１番人気はキタサンブラックで間違いないでしょう。昨年はＧ１・２勝の活躍はもちろん、出走したすべてのレースで馬券圏内に好走。差し、追い込み決着だった宝塚記念でも３着に粘り込んだほどで、どんな展開になっても馬券圏外に敗れることはないと考える人が多いでしょう。馬券の軸としては断然の支持を集めるかと思いますが、単勝は昨年敗れているレースでもありますし、２倍前後ではないでしょうか。

続くのはスター性のあるマカヒキ。休み明けの京都記念は３着に敗れましたが、凱旋門賞以来の実戦を考えれば、悪くない内容。大阪杯の傾向を考えると、いかにもキタサンブラックを差し切りそうですし、単勝は３倍後半くらいまで支持されると見ています。

３番人気は昨年覇者のアンビシャス。昨年この舞台でキタサンブラックを下しているわけですし、今年も逆転可能と判断する人はそれなりに多そう。ただ勢いという点でマカヒキに劣るので、３番人気に落ち着くでしょうか。単勝は５倍前後でしょうか。

以下、サトノクラウン、ヤマカツエース、ステファノス、ミッキーロケット、マルターズアポジー、ロードヴァンドール、サクラアンプルールと続くでしょうか。

大阪杯2017のイチオシ馬は…

今年の大阪杯は出走馬を見る限り、あまり買いたいレースではありません。

心情的には「マルターズアポジーの逃げ切りに期待！」とか書きたいのですが、直後にキタサンブラックがいる上、そのキタサンブラックを目標にサトノクラウン、マカヒキらが動くことを考えると、いくら力をつけてきたとはいえ、逃げ切るのは容易ではない気がします。

ただ１番人気に支持されるであろうキタサンブラックは、新馬戦と菊花賞以外で上り３位以内をマークしたことがない馬。大阪杯の傾向を考えると、現時点では「アタマはない」と割り切って馬券を組むのが一番面白いかなと思っています。ではその逆転候補ですが、それはもう

マカヒキ

しかいない気がします。速い上りを使える、４歳、サンデー×ノーザンダンサー～ヴァイスリージェント系で傾向にドンピシャで合致。毎年、タフな馬場になりやすい宝塚記念ではいかにも飛びそうなので、今春にＧ１制覇のチャンスがあるとしたらココしかない気がします。

以上、大阪杯2017の予想考察でした。