メルボルンカップ2018(フレミントン)の予想です。

メルボルンカップ2018の出走馬は、ユカタン、クロスカウンター、マジックサークル、アヴィリオス、ベストソリューション、ザクリフスオブモハーなど。日本からはチェスナットコートが出走します(川田騎手は日曜日レース終了後に飛行機に乗ったんですかねえ)。フレミントン競馬場3200mで行われるハンデ・JpnI戦。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。発走は日本時間の11月6日(火曜)13時00分です。

※メルマガ読者の方は「先週の重賞回顧」にパスワードが掲載されています。

昨年、メルボルンカップを現地観戦した後に書いた記事⇒メルボルンカップ観戦にあたって知っておきたい6つのこと

昨年のこの時期にメルボルンにいたのが夢のような気がします(笑)。現地まで行くのはなかなか大変ですが、また機会があれば、行ってみたいですね。

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メルボルンカップ2018の予想と見解です

メルボルンカップの主な傾向は2つ。

1つは内枠有利なこと

メルボルンカップは毎年22~24頭が行われる多頭数。必ずしも頭数が増えれば内が有利になるわけではないが、過去のメルボルンカップの結果を見る限り、ベタにロスなく立ち回れた方が有利。直近の15年と17年は完全な枠順競馬だった。

●17年
1着Rekindling(4番
2着Johannes Vermeer(3番
3着Max Dynamite(2番

●15年
1着Prince of Penzance(1番
2着Max Dynamite(2番
3着Criterion(4番

逆に中~外枠で上位独占する年もあり、外が全くダメというわけではないが、相対的には内>外と捉えていいだろう。

もう1つは近年アイルランド調教馬の活躍が目立つこと

過去3年の1~3着馬を見ると、

17年1着Rekindling(J・オブライエン厩舎、ブラウン騎手)
17年2着Johannes Vermeer(A・オブライエン厩舎、メルハム騎手)
17年3着Max Dynamite(マリンズ厩舎、パートン騎手)
16年2着Heartbreak City(マーティン厩舎、モレイラ騎手)
15年2着Max Dynamite(マリンズ厩舎、デットーリ騎手)

と毎年アイルランド調教馬が1頭は3着以内に好走。昨年はアイルランド調教馬が上位独占、息子のジョセフ・オブライエンと親父のA・オブライエンのワンツーだった。

今年のコーフィールドカップでは、イギリス調教馬のベストソリューションが勝ち、アイルランド調教馬のザクリフスオブモハーが3着。コックスプレートは地元の女傑・ウィンクスが4連覇を果たすも、2着にはイギリス調教馬のベンバトル。近年、オーストラリアのビッグレースでは欧州勢の参戦が以前にも増して目立っており、オーストラリアはヨーロッパで結果が出なかった馬の受け皿的な場所になりつつあるので、欧州でバリバリ走っている馬が強いのは当然といえば当然だろう。

今年のメルボルンカップの1番人気はおそらくアイルランド調教馬のユタポンではなく、ユカタンだが、24頭立ての23番ゲートを引いてしまい、暗雲が立ち込める。ここは10番ゲートより内に入り、かつ実力で上回る欧州馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ザクリフスオブモハー

2走前のラドブロークスステークスはテン乗りのザーラ騎手が上手く乗りこなせず、直線で大外ぶん回しで明らかに差し損ねての敗戦。前走コーフィールドカップはエンジンのかかりが遅い本馬にとって最悪ともいえるスローペース。直線はこの馬なりに伸びていたが、前の馬が止まらず、3着を確保するのが精いっぱいだった。近2走は明らかに消化不良の競馬。ここでムーア騎手が騎乗することを考えると、このレースに完全に照準を合わせてきたと判断してよさそうだ。

アイルランド調教馬で、枠順も許容範囲といえる9番ゲート。鞍上のムーア騎手は4年前に同レースをプロテクショニストで制しており、どう乗ればいいかは理解しているだろう。詰めが甘いので、勝ち切れるかは分からないが、堅実には走ってくるのではないか。

相手は大穴だが、長距離適性の高いフーショットザバーマン

父は日本で走っていたヤマニンバイタルという日本とゆかりのある馬。すでに10歳。上積みはないが、長距離では安定したパフォーマンスを発揮しており、前走ムーニーバーレーゴールドカップでもトップハンデの58キロを背負いながら、勝ち馬ベンチュラストーム(55キロ)から0.4秒差の4着に健闘。長距離ならまだまだ走れると判断していいだろう。今回は斤量55.5キロと気楽な立場。年齢で完全に見放されそうだが、カレンミロティック@天皇賞(春)のような一撃があっても驚けない。

3番手は今年もボウマン騎手が騎乗するマルメロ

昨年のメルボルンカップでは1番人気に推されながら8着に敗れたが、結果的に動き出すのが早かった感じ。それでも直線では一度先頭に立つ見せ場を作っており、着順ほど悪くない内容だった。前走から間隔がやや空いているのは気になるが、今年もボウマン騎手が騎乗していることからも色気があると判断して良さそう。昨年の敗戦で人気が落ちるのであれば、怖い存在ではある。

以下、前走はハナに立たされたのが裏目に出たエースハイ、今年の愛ダービー2着ロストロポーヴィチ、追って味あり混戦向きのベンチュラストームも差はない。

馬券はまた当日にオッズを見つつ考えます(オッズが全く読めないので当日に印を少し変更する可能性あり)。

メルボルンカップ2018の印

◎②ザクリフスオブモハー
○⑦フーショットザバーマン
▲⑨マルメロ
△⑧エースハイ
△㉔ロストロポーヴィチ
△⑯ベンチュラストーム
×㉒ヤングスター
×①ベストソリューション
×⑮ヴァンジュールマスク
×⑩アヴィリオス
×③マジックサークル
×⑤ムンタハー
×⑪ユカタン
×㉓クロスカウンター
×⑬フィンシュ
×⑥サウンドチェック
×⑭レッドカーディナル
×④チェスナットコート
×⑫オーヴレイ
×⑰アプリンスオブアラン
×⑲サーチャールズロード

メルボルンカップ2018の買い目

印を◎フーショットザバーマン○ザクリフスオブモハーに変更。馬場は「クレイジーなコンディション」らしく歴史的な不良馬場の模様。たださえ難解な一戦で不確定要素がさらに加わったので、ここは人気のザクリフスオブモハーから入るより混戦向きでしぶといフーショットザバーマンを中心視します。ザクリフスオブモハーは現地だと単勝20倍くらいの馬で日本のオッズではちょっとオブライエン&ムーアというだけで売れ過ぎですね。最終的な印は以下の通りです。

◎⑦フーショットザバーマン
○②ザクリフスオブモハー
▲⑨マルメロ
△⑧エースハイ
△㉔ロストロポーヴィチ
△⑪ユカタン
×⑯ベンチュラストーム
×㉒ヤングスター
×①ベストソリューション
×⑮ヴァンジュールマスク
×⑩アヴィリオス
×③マジックサークル
×⑤ムンタハー
×㉓クロスカウンター
×⑬フィンシュ
×⑥サウンドチェック
×⑭レッドカーディナル
×④チェスナットコート
×⑫オーヴレイ
×⑰アプリンスオブアラン
×⑲サーチャールズロード

【参考買い目】

馬連:◎ー○▲△△△(5点)

ワイド:◎ー○▲△△△(5点)

単勝:◎(1点)

複勝:◎(1点)

ワイド&馬連でフーショットザバーマンからザクリフスオブモハー、マルメロ、エースハイ、ロストロポーヴィチ、ユカタンへ。アイルランド調教馬はすべて相手に入れました。3連複でもいいのですが、点数が多くなるので分かりやすい買い目を書いておきます。複勝10倍以上つくなら複勝も押さえたいですね。単勝も全く人気がないので100円くらいは買おうと思います。

以上、メルボルンカップ2018の予想でした。