ケンタッキーダービー2024の予想です。

ケンタッキーダービー2024の出走馬は、日本からフォーエバーヤング、テーオーパスワードが遠征。海外勢は、フィアースネス、シエラレオーネ、ジャストアタッチ、キャッチングフリーダム、ミスティックダンらが出走します。チャーチルダウンズ競馬場ダート2000mで行われるＧ１戦。このレースは勝負度Ｂ（自信度★★☆☆☆　妙味度★★★★☆）を予定しています。

※メルマガ読者の方は金曜日に配信した「明日の重賞予想」内にパスワードが掲載されています。

ケンタッキーダービー2024の予想です

３年連続で日本馬が参戦し、今年も馬券発売が行われるアメリカ競馬の祭典・ケンタッキーダービー。

日本馬はこれまで計６頭が参戦。結果は、

23年デルマソトガケ６着
23年マンダリンヒーロー12着
22年クラウンプライド13着
19年マスターフェンサー６着
16年ラニ９着
95年スキーキャプテン14着

でここまで米国勢の厚い壁に跳ね返されている。

今年は日本からフォーエバーヤングとテーオーパスワードが参戦。

特にフォーエバーヤングは国内オッズで１番人気に推されそうな勢いだが、前走は毎年、低レベル戦になりやすいＵＡＥダービー。過去の同レース勝ち馬の次走成績は以下の通りで、ケンタッキーダービーのみならず、どのレースに出走しても苦戦している。

◆過去10年のＵＡＥダービー勝ち馬の次走成績
23年デルマソトガケ→ケンタッキーダービー６着
22年クラウンプライド→ケンタッキーダービー13着
21年レベルズロマンス→ドバイ・条件戦８着
20年開催中止
19年プリュクパルフェ→ケンタッキーダービー８着
18年メンデルスゾーン→ケンタッキーダービー20着
17年サンダースノー→ケンタッキーダービー中止
16年ラニ→ケンタッキーダービー９着
15年ムブタヒージ→ケンタッキーダービー８着
14年トーストオブニューヨーク→ベルモントステークス６着

フォーエバーヤングはここまで無傷の５連勝。クラウンプライド、デルマソトガケ以上の器かもしれないが、鬼門のＵＡＥダービー組で人気を集めるなら軽視するのが妥当だろう。何よりスタートのダッシュ力に課題があり、20頭立ての11番ゲートでは道中10番手以下までポジションを落としそう。極端な差し、追い込み決着にならない限り、台頭は難しいのではないか。

ここは国内オッズで盲点になりそうな米国勢から一発を狙いたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事です（200円です）。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます（新規の方はnoteへの登録が必要です）。

レースが終わったので無料公開しています。

国内オッズで舐められているジャストアタッチを狙う

前走ブルーグラスステークスでは勝ち馬シエラレオーネから0.2秒差の２着に敗れたが、超ハイペースを２番手追走から早め先頭に立つ厳しい競馬。位置取り、展開を考えると、シエラレオーネにも決してヒケを取らないパフォーマンスだった。今回は頭数がグッと増え、立ち回りが問われるチャーチルダウンズのダート2000m。シエラレオーネが前走のようにスムーズに追い出せる可能性は低そうで、着順が入れ替わる可能性は十分にあるのではないか。キャリアはわずか３戦も、一戦毎にパフォーマンスが上昇。ここでもう一段上の走りを見せられれば、勝機まであっていいだろう。海外のブックメーカーでは単勝10倍前後。国内オッズで過小評価されているのも魅力のひとつだ。

相手にはシエラレオーネを挙げたい

デビュー２戦目のレムゼンステークスではドーノックに差し返されて２着に敗れたが、その後はリズンスターステークス→ブルーグラスステークスとＧ１連勝。強さと脆さが同居しているフィアースネスに比べると、大崩れなく走ってきそう。ただ脚質的に頭数が増えるのは決して歓迎とは言えず、２番ゲートだと近２走のように外々を回って差し切るの難しいかもしれない。

３番手は昨年の２歳王者フィアースネス

前走フロリダダービーではハナを奪うと、後続を寄せ付けずの圧勝。レーティングトップが示す通り、ポテンシャルは間違いなく最上位も、控える競馬になったシャンペンステークス、ホーリーブルステークスでは人気を裏切っており、ここも行き切れるかがカギになりそう。17番ゲートに入り、ハナを奪うには序盤に多少無理をする必要があるか。

キャッチングフリーダムはルイジアナダービー勝ち馬。本命に推したジャストアタッチと同じコックス厩舎。一戦毎にパフォーマンスを上げており、上昇度を加味すると怖い存在だ。

ドーノックは前走ブルーグラスステークスで４着に終わるも、レムゼンステークスではシエラレオーネを差し返して勝利。前走の一戦だけで人気が落ちるなら押さえておいて損はない。

オナーマリーは２走前のリズンスターステークスが直線で進路を変更するロスがあり、消化不良の競馬。スムーズに追い出せた前走ルイジアナダービーでは勝ち馬キャッチングフリーダムから0.2秒差の２着に好走。キャッチングフリーダムを買うなら本馬も押さえておくべきだろう。

ケンタッキーダービー2024の印です

◎⑧ジャストアタッチ
〇②シエラレオーネ
▲⑰フィアースネス
△④キャッチングフリーダム
△①ドーノック
△⑦オナーマリー

３番ミスティックダン…前走アーカンソーダービーはレースレベルにやや疑問。３走前にはキャッチングフリーダムにも敗れている。

５番カタリティック…前走フロリダダービーではフィアースネスに完敗。レーティングは最下位で、このメンバーでは荷が重いのでは。

10番テーオーパスワード…２戦２勝とまだ底を見せていないが、伏竜ステークス組は５頭がユニコーンステークスに出走するも、結果は６、16、４、７、８着だった。前走は相手に恵まれた可能性が高い。

11番フォーエバーヤング…予想文で触れた通り、鬼門のＵＡＥダービー組。脚質的にもハイリスクローリターンだろう。

12番トラックファントム…２走前にはシエラレオーネ、前走ではキャッチングフリーダムに敗戦。ワンパンチ足りない印象で、ここで勝ち負けまでは難しそう。

13番ウエストサラトガ…レーティングは出走馬20頭の中で下から２番目。このメンバーでは荷が重いだろう。

14番エンドレスリー…アローワンスに変わって２戦２勝。ダート適性はあるのかもしれないが、事実上の初ダートでケンタッキーダービー制覇は難しいだろう。

15番ドメスティックプロダクト…一連の走りからこのメンバーでは明らかに荷が重いはず。

16番グランドモーザファースト…２走前のタンパベイダービーではドメスティックプロダクトに敗戦。このメンバーでは力不足だろう。

18番ストロングホールド…連勝中で勢いはあるものの、前走サンタアニタダービーは相手に恵まれた印象が強い。

19番レジリエンス…２走前のリズンスターステークスではシエラレオーネ、トラックファントムらに交わされて４着に敗退。このメンバーでは力不足なのでは。

20番ソサエティマン…前走ウッドメモリアルステークスではレジリエンスに敗退。２走前に未勝利勝ちを果たしたばかりで、このメンバーでは明らかに荷が重い。

21番エピックライド…前走ブルーグラスステークスでは勝ち馬シエラレオーネから0.9秒差の３着に好走するも、シエラレオーネ、ジャストアタッチには完敗だった。ここで上位争いに加わるのは難しいはず。

22番ムガトゥ…前走ブルーグラスステークスでは最低人気ながら５着に健闘するも、今回は前走以上に強力なメンバーが揃っており、苦戦必至だろう。

ケンタッキーダービー2024の買い目です

まず印を以下の通りに少し変えます。

◎⑧ジャストアタッチ
〇②シエラレオーネ
▲④キャッチングフリーダム
△①ドーノック
△⑦オナーマリー
△⑫トラックファントム
×⑲レジリエンス

印の最後に国内オッズなら期待値が高そうなトラックファントム、レジリエンスを追加しました。またシエラレオーネとフィアースネスの同居はなさそうなので、フィアースネスを消します。フィアースネスが走るなら逆にシエラレオーネは来ないでしょう。

【参考買い目】

単勝：◎（１点）

複勝：◎（１点）

３連複：◎ー〇ー▲△△△×（５点）

馬券はどう買うか非常に悩みましたが、本線は単勝と複勝。国内オッズで１番人気のフォーエバーヤングは怪しく、シエラレオーネとフィアースネスも真逆の脚質で同居の可能性が低いことを考えると、複勝が跳ねる可能性は結構あると見ており、20頭立てでギャンブル性の高い３連複よりも複勝１点の方が期待値が高いと判断。勝ち切ることも十分にありえそうなので、単勝もしっかりと買いたいですね。あとはボーナスとして３連複でジャストアタッチ、シエラレオーネから印を打った馬に流します。

以上、ケンタッキーダービー2024の予想でした。