京浜盃2020(大井)の予想です。

京浜盃2020の出走馬は、ヴァケーション、ティーズダンク、ファンシーアップ、コバルトウィング、ファルコンウィングなど14頭。大井競馬場1700mで行われるSII戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。昨年は◎ステッペンウルフ→△ウィンターフェルで決着したレース。今年もビシッと当てたいところです。

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京浜盃2020の予想と見解です

京浜盃は、南関クラシック第一冠目の羽田盃につながるトライアルレース(1~3着馬に羽田盃の優先出走権が与えられる)。

今年はニューイヤーカップ勝ち馬グリーンロード、雲取賞勝ち馬ゴールドホイヤーこそ不在も、全日本2歳優駿勝ち馬ヴァケーション、同3着のティーズダンクがここから始動。今年の南関クラシックを占う意味で重要な一戦になるのは間違いないだろう。

昨年は上り馬ステッペンウルフが2歳時から重賞で活躍していたヒカリオーソ、ウィンターフェルらを退けて勝利。今年も昨年と同様にここでクラシック戦線に有力馬として名乗りを挙げる馬がいそうだ。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ドイテーが「どいてー」と言いながら有力馬を蹴散らす

ハイライトは前走ジョイホース浜松開設7周年記念。同レースは翌日の古馬オープン・多摩川オープンと比較しても、走破時計で大きく見劣っておらず、時計が全てではないとは言え、価値のある数字だった(以下参照)。

ジョイホース浜松開設7周年記念(勝ち馬ドイテー)
走破時計1分43秒5(レース上り40.2秒)

多摩川オープン(勝ち馬ラブミークン)
走破時計1分42秒8(レース上り41.1秒)

走破時計では多摩川オープンの方が速いものの、レースの上りはジョイホース浜松開設7周年記念の方が1秒近く上回っており、レース質、レースレベルはほぼイコールだったと解釈していいだろう。単純な走破時計の比較でも、ドイテーの勝ち時計は、多摩川オープン4着バルダッサーレ(東京ダービー馬)、同5着ミッシングリンク(TCK女王盃勝ち馬)の走破時計を上回っている。

ジョイホース浜松開設7周年記念は出走馬の次走成績も非常に優秀で(以下参照)、時計面ではなく、出走馬のその後の活躍を見ても、レベルが高かった可能性が極めて高い。

◆ジョイホース浜松開設7周年記念組の次走成績
1着ドイテー
2着ブラヴール(次走クラシックトライアル1着
3着ビービーガニアン(次走春一番特別1着
4着ボンモマン(次走準重賞・椿賞2着
5着コガラスマル(次走フリオーソ・メモリアル3着
6着トキノカナエル(次走ハートビート・プリンセス2着

上位勢は次走すべて3着以内に好走しており、それらの馬を楽々と蹴散らしたドイテーは重賞レベルの器と見ていいだろう。

メンバーを見渡す限り、差し、追い込み勢が多いので、逃げるファルコンウィングの好位の内の絶好位を取れそう。右回りは走ってみないと分からないものの、能力的にはヒケを取らないはずで、まだ半信半疑の今の内が買いだろう。御神本騎手はデビューから手綱を取り続けてきたノーザン系のブリッグオドーン、転入初戦で圧勝したファルコンビークでは同馬に騎乗。頼もしい鞍上が乗れるのも強みだろう。

相手はこちらも大物感が漂うファンシーアップ

ハイセイコー記念こそ出遅れてリズムを崩して5着に敗れたが、それ以外は3戦3勝。前走白鳥特別は着差以上に完勝と言える内容で、走破時計を考えても、重賞級の能力を秘めていると見ていいだろう。前述の通り逃げ、先行勢が少ないので、前々で立ち回れるのは大きな武器になりそうだ。

3番手は再度展開に恵まれそうなファルコンウィング

前走雲取賞は勝ち馬ゴールドホイヤーに完敗だったものの、3着ストーミーデイには4馬身差もつけており、決して「展開に恵まれた」だけでは片づけられないだろう。今回もメンバー的に単騎逃げが濃厚。100mの距離短縮はプラスのはずで、自分の形に持ち込めれば、ここも馬券圏内に粘り込んでいいだろう。

ヴァケーションは能力の高さに疑いの余地はないものの、休み明け、コース替わり等を考慮すると、全幅の信頼を置くのは危険か。陣営のコメントを見ても、どうもトーンが上がらないので、状態面に多少の不安があるのかもしれない。

ブラヴールは末脚堅実な差し馬。前走クラシックトライアルは着差以上に強い内容で、このメンバーに入っても楽しみの方が大きい。あとは展開が向くかだろう。

コバルトウィングはJRAからの転入初戦。素質的にヒケを取らないものの、レースセンスに欠ける面があり、前々で運びそうなドイテー、ファンシーアップらを評価する以上、どうしても重い印を打てない。消耗戦になれば、怖い存在ではあるが。

ティーズダンクは全日本2歳優駿で勝ち馬ヴァケーションから0.1秒差の3着。追われてから長くいい脚を使うので、伸び伸びと走れる大井の外回りコースは向いているだろう。ただすでに述べた通り、逃げ、先行勢有利と判断しており、評価を上げることは出来ない。

ブリッグオドーンはハイセイコー記念が案外も、デビュー2連勝の内容を見ても潜在能力は高いはず。ミシェル騎手に乗り替わり、スッとスムーズな先行策が打てれば、変わり身があっても驚けない。

チョウライリンは近走やや不運な競馬が続いている。重賞実績はあるので、前走雲取賞の敗戦で人気を大きく落とすなら一枚押さえておいてもいいだろう。

最後にストーミーデイ。ヒロシゲゴールドの全弟で、距離の壁はあるかもしれないが、休み明けの雲取賞でもそれなりに踏ん張っていた。叩き2走目で上積みがあれば、2、3着なら好走しても不思議ではないか。

京浜盃2020の印

◎③ドイテー
○⑦ファンシーアップ
▲⑩ファルコンウィング
△⑥ヴァケーション
△④ブラヴール
△⑤コバルトウィング
×⑬ティーズダンク
×⑪ブリッグオドーン
×⑨チョウライリン
×⑧ストーミーデイ

1番ミリミリ…白鳥特別、クラシックトライアルでは勝ち馬に迫ったものの、どちらも勝ち馬とは着差以上に能力差を感じた。今回はその勝ち馬が2頭とも出走しており、馬券圏内に食い込むまでは難しいのでは。

2番リバースメルローズ…2走前の雲取賞では15頭立ての12着に完敗。重賞では荷が重い。

12番ファルコンビーク…転入初戦は逃げ切って完勝したものの、格付けが有利だった。重賞でメンバーレベルがグッと上がり、壁にぶつかるのでは。

14番ピアノマン…2走前の雲取賞では15頭立ての13着に大敗。重賞では再三苦戦しており、今回も苦戦必至だろう。

京浜盃2020の買い目

ここはまだ底を見せておらず、正攻法の競馬が出来て前走の走りが圧巻だった◎ドイテー、○ファンシーアップを買いたいので、その2頭が勝つ前提で馬券を買います。ヴァケーション、コバルトウィング、ティーズダンクは差し損ねそうな気がします。

【参考買い目】

単勝:◎○(2点)

単勝でドイテー、ファンシーアップの2点(馬単、枠単のアタマ固定でも同じなので、そこは臨機応変に)。お昼現在、回収率500%以上は達成できそうなので、悪くないオッズかと思います。資金はドイテーを多めにします。

3連複:◎ー○ー▲△△△××××(8点)

あとはボーナス的に3連複でドイテー、ファンシーアップから印を打った馬へ。上位人気勢に多少不安があるので、ヒモが荒れてくれれば、大きいですね。