関東オークス2025の予想です。

関東オークス2025の出走馬は、JRAからメモリアルカフェ、クリノメイ、ツキノアカリ、クリノスワローが出走。地方勢は、グレアネオンライト、プラウドフレール(以上、船橋)、ベルグラシアス(大井)、コパノエミリア(名古屋)らが迎え撃ちます。川崎競馬場2100mで行われる3歳牝馬限定のJpnII戦です。このレースは勝負度B(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
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関東オークス2025の予想です

南関東の3歳牝馬クラシック三冠の最終戦に位置付けられている関東オークス。

古くは南関東の3歳牝馬による重賞として行われていたが、00年からダートグレード競走として実施。過去25回のJRA勢と地方勢の対戦成績は、JRA勢が22勝に対し、地方勢は3勝(05年テンセイフジ、06年チャームアスリープ、12年アスカリーブル)。地方勢にとっては明らかに分の悪いレースと言える。

ただし、必ずしも毎年JRA勢が上位独占しているわけではなく、14年以降は23年を除けば、すべての年で地方勢が馬券に絡んでいる

◆関東オークスで3着以内に入った地方勢(14年以降)
24年6番人気2着ミスカッレーラ(船橋)
24年8番人気3着グラインドアウト(高知)
22年1番人気3着スピーディキック(浦和)
21年2番人気2着ケラススヴィア(浦和)
20年4番人気2着アクアリーブル(船橋)
19年2番人気3着トーセンガーネット(浦和)
18年5番人気2着ゴールドパテック(川崎)
18年3番人気3着クレイジーアクセル(大井)
17年6番人気3着ステップオブダンス(大井)
16年7番人気2着ミスミランダー(船橋)
15年8番人気3着トーセンマリオン(浦和)
14年5番人気2着トーコーニーケ(兵庫)

昨年はJRA所属の1番人気・アンデスビエントが勝利したものの、2着には船橋所属の6番人気・ミスカッレーラ、3着には高知所属の8番人気・グラインドアウトが入り、3連複577.4倍の波乱の決着だった。

今年も人気はJRA勢中心になりそうだが、地方勢も決して侮らない方がいいだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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人気でもメモリアカフェが抜けた存在だろう

東京ダート1400mで行われた新馬こそ長浜騎手騎乗で差し損ねて2着に敗れたものの、中山ダート1800mで行われた2戦目の未勝利はルメール騎手に乗り替わって7馬身差の圧勝劇。余力を残してマークした1分53秒3は、同日の古馬2勝クラスの勝ち時計(1分54秒8)を楽々と上回っているのみならず、前日に行われた古馬3勝クラスの勝ち時計(1分52秒9)にも迫っており、3歳未勝利としては破格のパフォーマンスだった。前走1勝クラスは初めて馬群の中で揉まれる競馬になったが、直線で外に持ち出されると鋭く反応して差し切り勝ち。改めてポテンシャルの高さを示した一戦だった。正直、先週の東京ダービーに出走しても上位争いに加わるチャンスはあったはずで、牝馬限定の関東オークスなら負けられない一戦と言えるのではないか。1番ゲートは決して歓迎ではないが、前走で砂被りを経験しており、揉まれる競馬になっても対応できるはずだ。

相手は兵庫から参戦するコパノエミリアを挙げたい

地方に移籍後は3戦連続で本命に推しており、前走のじぎく賞では、

「前走駿蹄賞は鞍上が大事に乗り過ぎただけで、事実上、勝ちに等しいパフォーマンス。今回は地元の名手・吉村騎手への鞍上強化が大きく、パフォーマンスを一気に上げてきても不思議ではないだろう。コパノリッキー産駒らしくやや揉まれ弱さがあるので、内枠からどう捌くかがカギも、鞍上の手腕に期待したい。」

と書いたが、こちらの想像をはるかに上回る圧倒的なパフォーマンスを披露だった。決して乗りやすいタイプではないので、宮下騎手→吉村騎手の超鞍上強化が大きかったのだろう。のじぎく賞で本馬から1.4秒差の2着だったエスカティアは東京湾カップ3着馬。エスカティアを基準に考えれば、対南関東勢でも互角以上の走りができるのではないか。理想は砂被りを受けずにスムーズな先行策を打ってこそなので、外目の11番ゲートを引けたのはプラスだろう。

3番手はまだ底を見せていない感のあるツキノアカリ

前走1勝クラスはラスト4ハロンを12.8-12.4-12.1-11.9と加速し続けており、まだまだ上積みがある走りだった。2着サンコンクエストは次走格上挑戦の鳳雛ステークスで5着に入っており、負かした相手を考えても評価できる。レースセンスが良く、自由自在に立ち回れるタイプ。川崎2100mでも力を発揮できると判断していいだろう。地元の名手・笹川騎手に乗り替わるのは当然プラス。

ベルグラシアスは前走東京プリンセス賞が展開の恩恵を受けていたが、3コーナーから外々を回って早めに動いており、決して展開だけで勝利したわけではなかった。使われながら一戦毎にパフォーマンスを上げており、さらに上積みがあるならこのメンバーに入っても馬券圏内ならチャンスはあるだろう。

プラウドフレールは前走東京プリンセス賞で人気を裏切る結果に終わったが、1~4着馬が1~3コーナーを8番手以下で通過する中、本馬は3コーナー2番手で立ち回っており、明らかに展開に泣かされての敗戦だった。今回はメンバーを見渡す限り、逃げ、先行勢がやや手薄なので、前々で流れに乗れば、展開の恩恵を受ける可能性があるのではないか。前走の敗戦で人気を落とすなら要注意だ。

関東オークス2025の印です

◎①メモリアカフェ
〇⑪コパノエミリア
▲⑥ツキノアカリ
△⑧ベルグラシアス
△⑫プラウドフレール

2番オモチチャン…2走前のル・プランタン賞ではドライブアウェイを下して勝利しているが、距離適性の差が出たと解釈していいだろう。前走のじぎく賞では勝ち馬コパノエミリアから2.7秒差の6着。ダートグレードでは荷が重い。

3番グレアネオンライト…前走東京プリンセス賞は単勝240倍台の大穴で2着に激走するも、レースラップが12.4- 11.0- 12.0- 12.5- 13.0- 13.4- 13.9- 13.5- 13.5の前傾ラップで、後方2番手にいた本馬に展開が明らかに向いていた。スタミナ豊富なマジェスティックウォリアー産駒で、川崎2100mという条件は合いそうだが、前走を鵜呑みにしない方がいいのでは。

4番クリノメイ…前走桜花賞は展開が明らかに厳しく、度外視可能な一戦。オルフェーヴル産駒ならダートに対応しても不思議ではないが、マイル前後で立ち回りを生かす競馬が合っているイメージ。川崎2100mが合っているとは思えず、未知の魅力でそこそこ売れるなら敬遠したい。

5番レペンテ…3歳一二三組でも勝ち上がれない現状。ここは参加するだけだろう。

7番ダイシンゲキ…2走前の東京プリンセス賞では展開の恩恵を受けながらも14着に敗退。ダートグレードで通用するレベルではない。

9番リコーテリア…前走東京プリンセス賞は展開の恩恵を受けながら、勝馬ベルグラシアスから1.0秒差の6着。前走の走りではベルグラシアス、グレアネオンライトに先着するのも難しいのでは。

10番クリノスワロー…ダート1800mで2戦2勝も、前走1勝クラスは少頭数の超低レベル戦だった(3着タマモカンパネラは次走1勝クラス7着、4着クインズショコラは次走1勝クラス14着)。戦績だけで上位人気に推されるなら期待値は高くないだろう。

13番ハナウタゲ…東京プリンセス賞、のじぎく賞ともに上位勢に完敗。このメンバーでは荷が重い。

14番ジョートビー…牡馬混合戦中心に使われているのは好感も、牝馬限定戦とは言えダートグレードでは力不足だろう。ハナ主張は叶うかもしれないが、3コーナー付近で後続勢に飲み込まれているはず。

関東オークス2025の買い目です

ここは◎メモリアカフェ〇コパノエミリアの2頭を中心に勝負します。木曜日に行われる赤レンガ記念等の予想はこちらからご覧ください。

【参考買い目】

ワイド:◎ー〇(1点)

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△(5点)

3連単:◎→〇▲→〇▲△△(6点)

馬券はワイドでメモリアカフェ、コパノエミリアのワイドを本線に、ボーナス的に3連複、3連単を買いたい。3連複と3連単は2列目にツキノアカリを入れた組み合わせも保険的に押さえる。

以上、関東オークス2025の予想でした。