関東オークス2024の予想です。

関東オークス2024の出走馬は、JRAからメイショウヨシノ、イゾラフェリーチェ、アンデスビエント、クリスマスパレードが出走。地方勢は、ローリエフレイバー(大井)、プリンセスアリー(浦和)、ミスカッレーラ(船橋)、グラインドアウト(高知)らが迎え撃ちます。川崎競馬2100mで行われる3歳牝馬限定のJpnII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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関東オークス2024の予想です

南関東の3歳牝馬クラシック三冠の最終戦に位置付けられている関東オークス。

古くは南関東の3歳牝馬による重賞として行われていたが、00年からダートグレード競走として実施。過去24回のJRA勢と地方勢の対戦成績は、JRA勢が21勝に対し、地方勢は3勝(05年テンセイフジ、06年チャームアスリープ、12年アスカリーブル)。地方勢にとっては明らかに分の悪いレースと言える。

ただし、必ずしも毎年JRA勢が上位独占しているわけではなく、14年~22年には9年連続で地方勢が3着以内に好走している(以下参照)。

◆関東オークスで3着以内に入った地方勢(14年以降)
22年1番人気3着スピーディキック
21年2番人気2着ケラススヴィア
20年4番人気2着アクアリーブル
19年2番人気3着トーセンガーネット
18年5番人気2着ゴールドパテック
18年3番人気3着クレイジーアクセル
17年6番人気3着ステップオブダンス
16年7番人気2着ミスミランダー
15年8番人気3着トーセンマリオン
14年5番人気2着トーコーニーケ

昨年は久しぶりにJRA勢が1~3着を独占したが、3着馬からハナ差の4着だったメイドイットマムは地方勢。JRA勢優位は揺るぎないものの、地方勢にも好走のチャンスは大いにある一戦と言えるだろう。とりわけ今年はJRA勢がやや手薄な印象。地方勢にも台頭の余地はあるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…

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アンデスビエントの押し切りに期待したい

JRA所属馬の中で唯一、ダート中距離で2勝以上を挙げている馬。近2走は牝馬限定戦も、2走前に接戦を演じたテーオールビーは次走2勝クラスで2着に好走し、前走で負かした2着バスタードサフラン、4着サトノアイオライトは次走1勝クラスでワンツーフィニッシュを果たしており、近2走は関西圏のレースらしくメンバーレベルが高かった。過去10年の関東オークス勝ち馬10頭のうち8頭は4コーナー2番手以内。前に行った馬が惰性で押し切るのが同レースの特徴なので、レース傾向的にも勝ち切るイメージが浮かびやすい。母が川崎2100mのエンプレス杯勝ち馬アンデスクイーンというのも魅力のひとつだ。

相手は地方勢ならプリンセスアリーを挙げたい

牝馬二冠では桜花賞1着、東京プリンセス賞3着と唯一、2戦連続で馬券圏内を確保。岡部騎手がテン乗りで上手く乗れなかったユングフラウ賞を除けば、すべて馬券圏内に好走しており、とにかく堅実に走れるのが強み。前走東京プリンセス賞はラスト1ハロンを切ってからじわじわと伸びており、距離延長でもおそらく苦にしないだろう。関東オークスは前に行った馬が圧倒的に優勢だが、ここはメンバーを見渡すと、イゾラフェリーチェ、アンデスビエント、ローリエフレイバー、クリスマスパレード、ミスカッレーラと前に行きたい馬が揃っており、行った行ったで決まる確率は低そう。仮にアンデスビエントが逃げ切っても、2、3着には前を見ながら運べる本馬のようなタイプが浮上してくるのではないか。

3番手は距離延長が嫌われるならメイショウヨシノが面白い

未勝利→1勝クラスと2戦連続で牡馬混合戦を勝利。今回は一気の距離延長になるが、1200~1400mでもややズブさを見せており、距離延長は不安より楽しみの方が大きい。そもそもダノンレジェンド産駒は短距離より中距離での期待値が高く、同産駒の代表馬を見ても、ミッキーヌチバナ(阪神ダート1800mのアンタレスステークス1着)、ベストリーガード(ダート1200mで未勝利を勝ち上がるも、距離を伸ばして素質開花。中山ダート1800mのラジオ日本賞2着など)、ジュディッタ(ダート1800mで4勝をマーク)、サンマルレジェンド(ダート1800mの3勝クラス・マレーシアカップ1着)などダート中距離馬ばかり。1勝クラスの牡馬混合戦を制しているのは同馬のみで、距離延長にさえ対応できれば、このメンバーなら地力上位と見ていいはずだ。

ローリエフレイバーは雲取賞では自分の競馬が出来ずに終わったが、前走東京プリンセス賞で2着に好走。ここは内にアンデスビエントがいるものの、これまでの競馬から外目2番手なら力を発揮できるだろう。主戦の野畑騎手が骨折で乗れないのは痛いが、代打騎乗が笹川騎手なら申し分ない。

ミスカッレーラは今年の2戦が期待ハズレの結果も、早熟というよりも馬体重を減らしているのが原因か。今回は中間に調整方法を変えたことで、馬体重が戻っているようなので、近2走以上のパフォーマンスを見せてもいいだろう。

グラインドアウトは前走のじぎく賞がやや物足りない走りも、自分から動けなかったのが敗因か。東京ダービーでは同じ高知所属馬のシンメデージーが4着に健闘したように、近年の高知所属馬はレベルが上がっており、このメンバーでも決して侮れない。

イゾラフェリーチェは初勝利が中山ダート1800m。このメンバーでどこまで走れるか未知数も、芝ではスピード不足の印象を受けるので、本質的にダートの方が合っているかもしれない。

クリスマスパレードは今回が初ダート。血統的にダートでこそというタイプではなく、芝の実績を買われて人気を集めるなら軽視するのが妥当だろう。

関東オークス2024の印です

◎⑥アンデスビエント
〇②メイショウヨシノ
▲⑤プリンセスアリー
△⑦ローリエフレイバー
△⑩ミスカッレーラ
△⑧グラインドアウト
×③イゾラフェリーチェ
×⑨クリスマスパレード

1番スピナッチバイパー…前走はクラスが落ちて勝利を挙げるも、ダートグレードではさすがに分が悪い。

4番シンメルーブス…追って味があり、多少の怖さはあるものの、このメンバーでは最後方に近い位置取りになりそうで、関東オークスの傾向を考えると、そこから馬券圏内まで追い上げるのは難しそう。

11番アンバーシュガー…地元の笠松で苦戦続き。ここは参加するだけだろう。

関東オークス2024の買い目です

関東オークスは逃げ、先行勢の押し切りが目立つレースですが、2、3着には差し馬も台頭することがあり、今年は逃げるアンデスビエントが同型を潰すと見ているので、追って味のあるメイショウヨシノ、プリンセスアリーが馬券圏内に食い込む前提の馬券を買います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△××(11点)

馬券は3連複で1列目にアンデスビエント、2列目にメイショウヨシノ、プリンセスアリー、3列目に印を打った馬に流したい(ワイド2点でもOK)。メイショウヨシノは距離延長で嫌われるかもしれませんが、牡馬混合戦で2勝を挙げており、実績だけならJRA所属馬の中で最上位と言える存在でしょう。

以上、関東オークス2024の予想でした。