JBCクラシック2020(大井)の予想です。

JBCクラシック2020の出走馬は、JRAからオメガパフューム、ロードレガリス、クリソベリル、ダノンファラオ、サクラアリュール、デルマルーヴル、チュウワウィザードが出走。地方勢は、ノンコノユメ(大井)、サウンドトゥルー、ミューチャリー(以上、船橋)らが迎え撃ちます。大井競馬場2000mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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そのほかのJBC3競走は以下からご覧ください。

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レースとして一番期待しているのはJBCスプリントですね。

JBCクラシック2020の予想と見解です

春の総決算・帝王賞は前半1000m通過が63.9秒で流れるスローペース。それでも単調な前残り決着にはならず、上位1~3番人気に推された馬たちによる争いだった。

JBCクラシックも確固たる逃げ馬が不在で、スローペースが濃厚。おそらくダノンファラオがレースを引っ張るも、馬群一団のまま淡々と進み、ラスト3~4ハロンの上り勝負になるのではないか。ここは帝王賞の結果を重視つつ、今回の枠順を加味して予想していきたい。本命は…

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チュウワウィザードのJBCクラシック連覇に期待したい

前走帝王賞は7-6-5-8の通過順を見ても分かり通り、テン乗りのルメール騎手が大事に乗り過ぎてしまい、後手後手に回っての敗戦。それでも終いは差を詰めており、「もう少し前で運べていれば…」と思わずにいられない一戦だった。

今回はメンバー的に逃げるであろうダノンファラオの外目2番手を取りに行きそう。19年JBCクラシック、20年川崎記念ともに4コーナー先頭からの押し切り勝ち。コースは変わるものの、早め先頭から上り上位でまとめられれば、クリソベリルに交わされる前にゴール板に飛び込むシーンがあってもいいだろう。大外枠で取りたいポジションを取れそうなのが功を奏すると見た。

相手はクリソベリルに逆らう要素が見当たらない

帝王賞はスローペースの中、2着オメガパフュームに2馬身差をつける完勝。国内では未だに負けたことがなく、すでに勝負付けが済んだ相手ならここもまともなら勝利濃厚だろう。ほとんど粗探しに近いが、それでも負けるとすれば、チュウワウィザードが前にいて仕掛けが遅れての差し損ね。馬群一団のインに入ると、動きたい時に動けないリスクが少しある。それでも馬券圏内に飛ぶことは考えられない。

3番手は大井巧者のオメガパフューム

大井2000mのG1(JpnI)では【3.2.0.0】と無類の強さを誇る馬。前走帝王賞では展開が向いたわけではないが、早めにクリソベリルを追いかけていき、2着に食い込んだ。ここもデムーロ騎手はペースに関係なく、4コーナーでクリソベリルを射程圏に入れた乗り方をするつもりだろう。問題は最内枠を引いたので、その乗り方ができるかどうか。チュウワウィザード、クリソベリルに比べると、乗り難しい枠に入ったのは事実。その点で3番手に評価した。

印は以上。帝王賞に続いて上位3頭の争い。その順番が少し変わる方に賭ける。

JBCクラシック2020の印

◎⑭チュウワウィザード
○⑤クリソベリル
▲①オメガパフューム

2番アングライフェン…前走富士見オープンで地方移籍後、初勝利を挙げるも、G1(JpnI)で通用するレベルではないだろう。

3番ロードレガリス…前走白山大賞典2着でやや底が見えた。このメンバーに入ると、さすがに見劣るだろう。

4番サブノクロヒョウ…直近3走はコンスタントに走っているが、さすがにダートグレードでは荷が重い。春の帝王賞では9着だった。

6番ダノンファラオ…今年のジャパンダートダービー勝ち馬も、2着ダイメイコリーダ、3着キタノオクトパスで、メンバーレベルが微妙だった。楽逃げを打てたとしても、古馬との能力差をまざまざと見せつけられそう。

7番サクラアリュール…レースセンスの高い差し馬で、相手なりに走りそうな面はあるものの、さすがにG1(JpnI)では荷が重いだろう。

8番サウンドトゥルー…全盛期の勢いはなく、地元馬相手になんとか通用している現状。ダートグレードでは荷が重い。

9番ブラックバゴ…地方に移籍してからダートでは未勝利。ダート適性に疑問が残る。

10番ノンコノユメ…帝王賞では上り2位の脚で5着に食い込んできたが、今回も展開に泣かされそう。休み明けで状態が万全ではないようで、荒山調教師のトーンも低く…

11番ミューチャリー…大井は【3.2.1.0】のベスト舞台も、このメンバーに入るとさすがに見劣る感が否めず。末脚さく裂しても掲示板までか。

12番センチュリオン…昨年のJBCクラシック3着馬も、今年は舞台も相手も違う。苦戦必至だろう。

13番デルマルーヴル…地方ダートグレードでコンスタントに走っているが、帝王賞上位3頭の壁を超えるのは容易ではない。小脚が使えるので、どちらかと言うと小回り向きでもある。

15番マースインディ…大井1400mのイメージが強い馬。ここは参加するだけだろう。

JBCクラシック2020の買い目

ここは上位3頭の3連複1点を買っても仕方がないので、「チュウワウィザードとクリソベリル」のワンツーで決まると割り切ります。

帝王賞の4コーナーの位置取りは、クリソベリル→オメガパフューム→チュウワウィザードでしたが、今回はチュウワウィザード→クリソベリル→オメガパフュームが濃厚。あわよくば、そのまま決まって欲しいですね。

【参考買い目】

馬連:◎ー○(1点)

馬単:◎→○(1点)

馬連&馬単でチュウワウィザード、クリソベリルの組み合わせ。馬連が本線で、馬単はあくまでもボーナス的な扱いです。

当日お昼現在、クリソベリルとオメガパフュームの馬連が1.9倍、クリソベリルとチュウワウィザードの馬連が5.0倍(最終的に4倍前後に落ち着くと予想)。チュウワウィザードとオメガパフュームはほとんど能力差がないと見ているので、オッズ妙味のある後者のワンツーに期待します。

馬連1点=枠連1点=馬単オモテウラ=枠単オモテウラと南関東は選択肢が多いので、そこら辺は臨機応変に。

3連単:◎○→◎○→▲(2点)

あとは3連単でチュウワウィザードとクリソベリルのワンツーで決まり、3着にオメガパフュームが入る組み合わせ。正直、馬連&馬単が当たるなら50%くらいの確率でこの3連単も当たる気がします(オメガパフュームがほかの馬に先着を許すイメージがあまり想像できないので)。

JBCクラシック2020の予想でした。