香港スプリント2022の予想です。

香港スプリント2022の出走馬は、ラッキースワイニーズ、ウェリントン、スカイフィールドらが出走。日本からはジャンダルム、ナランフレグ、メイケイエール、レシステンシアが遠征します。シャティン競馬場芝1200mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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香港スプリント2022の予想です

香港スプリントは香港国際4競走の中で香港勢が最も得意にしているレース

同レースがG1に昇格された過去20年のうち16年で香港勢が勝利。そのうち3年は日本勢による勝利も、2年はとも世界のロードカナロア(12、13年連覇)。日本のスプリンターたちが何度も挑み、ことごとく跳ね返されてきた。

今年の日本の芝短距離路線に目を向けると、高松宮記念ではナランフレグ、スプリンターズステークスではジャンダルムとともに伏兵が勝利。同路線はお世辞抜きにもレベルが高いとは思えず、予想の入口は香港勢優位でいいのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は地元の…

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ラッキースワイニーズが一気に頂点に上り詰める

重賞初挑戦のプレミアボウルでウェリントンの2着に好走すると、前走ジョッキークラブスプリントで重賞初勝利。プレミアボウルは勝ち馬より斤量5キロも軽い条件だったが、ジョッキークラブスプリントではほとんどの馬と同斤量を背負って勝利しており、ここに来てメキメキと力をつけているのだろう。これまでのレースを見ると、レースセンスがいい上に追って味があり、自在性に長けている印象。3番ゲートからロスなく立ち回り、直線で進路さえ確保できれば、そこからしぶとく伸びてくるのではないか。あまり不発に終わるイメージが湧かない。

相手はウェリントンの巻き返しが怖い

前走ジョッキークラブスプリントでは6着に終わったが、レース後に右後肢の跛行が判明し、力を発揮できずの敗戦だったか。また斤量58キロを背負いながら、勝ち馬ラッキースワイニーズから0.4秒差なら決して悲観する内容ではないだろう。状態面にやや不安が残るものの、レーティングではアタマひとつ抜けた存在で、前走の敗戦で人気を少しでも落とすなら積極的に買ってもいいのではないか。鞍上にムーア騎手を手配できたのも魅力だ。

3番手は前年覇者・スカイフィールドを挙げたい

前走香港スプリントは1番人気ピクシーナイト、3番人気ラッキーパッチが落馬してしまい、棚から牡丹餅的な勝利ではあったものの、日本のレシステンシアを退けており、能力あっての勝利だろう。前走ジョッキークラブスプリントでは8着に終わっているが、14頭立ての13番ゲートから終始外々を回らされており、負けるべくして負けた一戦だった。今回もやや外目の11番ゲートに入ったが、鞍上がもう少しコースロスのない誘導をしてくれれば、前走の着差はグッと詰まるはずだ。香港スプリントはリピーターが生まれやすいレースでもある。

コーディーセプスシックスは前走ジョッキークラブスプリントが差し損ねての敗戦。ゴール前の伸び脚は目立っており、展開やコース取りひとつで2着は狙えたレースだった。いかにも国内オッズでは舐められそうで、期待値的な観点で狙い目な1頭と言えそうだ。

サイトサクセスは前走ジョッキークラブスプリントで4着に健闘。ゴール手前で後続勢に飲み込まれてしまったが、ラスト100m付近では先頭に躍り出ており、見どころのある内容だった。ここに来て大きな上積みはないかもしれないが、オッズほど差はないという意味で押さえておくべきだろう。ルメール騎手が騎乗するのも不気味。

デュークワイは前走ジョッキークラブスプリントで低評価を覆して3着に好走。後方追走から直線でラチ沿いを突き、ハマったように見えたが、絶対的な能力でそこまで劣っているわけではなく、押さえておいて損はない。

メイケイエールは日本勢の中で能力最上位も、非常に乗り難しい面があり、大外枠でテン乗りのマクドナルド騎手が御せるかが最大の不安。海外オッズではブービー人気レベルで、国内オッズで買うべき馬ではないだろう。

レシステンシアは昨年の香港スプリント2着馬。詰めが甘いので今年も勝ち切れないイメージだが、鞍上に地元の名手・モレイラ騎手が騎乗できるのは強みだろう。ただ溜めて伸びるタイプではないので、積極的な騎乗ができるかにかかっている。

ナランフレグは追い込み一辺倒のイメージがあるものの、追われてから確実に伸びてくるタイプ。極端な時計勝負では分が悪いので、ほぼ毎年1分8秒台の決着になる香港スプリントは同馬にとって力を発揮しやすいレースかもしれない。

ジャンダルムはスプリンターズステークスが恵まれての勝利に見えるが、能力を出し切れば、高いパフォーマンスを発揮できる馬。荻野極騎手→レーン騎手なら純粋に鞍上強化で、無理して嫌う必要はないか。

最後にシンガポールから遠征してくるリムズコジオスコ。香港でどこまで走れるのか未知数も、レーティングはデュークワイ、コーディーセプスシックス、サイトサクセスよりも上で、無理して嫌う必要はないか。

香港スプリント2022の印です

◎④ラッキースワイニーズ
○①ウェリントン
▲②スカイフィールド
△⑩コーディーセプスシックス
△⑫サイトサクセス
△⑨デュークワイ
×⑬メイケイエール
×⑭レシステンシア
×⑥ナランフレグ
×③ジャンダルム
×⑧リムズコジオスコ

5番スーパーウェルシー…シャティン芝1000mなら好走のチャンスはあるかもしれないが、1200mでは明らかにパフォーマンスを落としている印象。鞍上のホー騎手は不気味ではあるが…

7番ストロンガー…香港スプリントは3年連続の参戦で、過去2回は20年10着、21年5着。昨年は4頭が落馬するアクシデントがあっての掲示板入りだった。今年も厳しいレースを強いられるのでは。

11番クーリエワンダー…昨年の香港スプリント3着馬も、今年に入ってからの3戦がサッパリ。ここでガラリ一変するイメージが湧かず。

香港スプリント2022の買い目です

ここは◎ラッキースワイニーズから2列目に〇ウェリントン▲スカイフィールド△コーディーセプスシックス△サイトサクセスを置いて勝負します。日本勢4頭は国内オッズでは買いたくないですね。下手したらすべて馬券圏外もあると思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲△△(コーディーセプスシックス、サイトサクセス)ー〇▲△△△×××××(30点)

3連複で1列目にラッキースワイニーズ、2列目にウェリントン、スカイフィールド、コーディーセプスシックス、サイトサクセス、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド4点でもOK)。本線はウェリントン絡み。ここは波乱含みなので手広く流して高めが引っかかるのを待ちます。

以上、香港スプリント2022の予想でした。