香港ヴァーズ2024の予想です。
香港ヴァーズ2024の出走馬は、日本からステレンボッシュ、プラダリアが遠征。海外勢は、ウィズアウトアファイト、ジアヴェロット、ルクセンブルク、ドバイオナー、イレジンらが出走します。シャティン芝2400mで行われるG1戦です。このレースは勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
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香港ヴァーズ2024の予想です
香港ヴァーズは創設以降、欧州勢の独壇場だったが、過去5年は
日本勢3勝(19年・21年グローリーヴェイズ、22年ウインマリリン)
欧州勢2勝(20年モーグル、23年ジュンコ)
という内訳で、日本勢が欧州勢を上回っている。
昨年はフランス調教馬のジュンコが日本勢の3連覇を阻止したが、2着には前走アルゼンチン共和国杯勝ちのゼッフィーロ。日本調教馬は16年以降、同レースに出走していれば、最低でも1頭は馬券に絡んでおり、国内オッズで人気先行になりやすい日本勢だが、あまり軽視しない方がいいか。
今年は日本からステレンボッシュ、プラダリアが参戦。近年の傾向を考えると、2頭のうち最低でも1頭は馬券に絡むと判断して良さそうだが、中心にはこの条件でこそ買いたい欧州勢を挙げたい。それでは予想にいきましょう。本命は…
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ルクセンブルクの逃走劇に期待する
今年に入って低迷している感は否めないものの、前走ブリーダーズカップターフは6-6-5-9の通過順が示す通り、勝負どころでポジションを落とした上、直線に入ってもスムーズに追い出せず、明らかに消化不良の競馬。それでも勝ち馬レベルスロマンスから0.8秒差まで追い上げており、着順以上に見どころのある内容だった。今回は同型が手薄なので、前々でスムーズな立ち回りが叶いそう。コロネーションカップのようなマイペースの逃げを打てれば、あれよあれよと押し切るシーンがあってもいいのではないか。昨年の香港カップでは勝ち馬ロマンチックウォリアーからアタマ差の2着。シャティン芝で好走歴があるのも魅力だ。
相手はイレジンが侮れない
前走英チャンピオンステークスは直線で前が詰まってしまい、明らかに脚を余しての敗戦。それでも勝ち馬アンマートから0.3秒差に留まっており、スムーズなら勝ち負けに加わっていても不思議ではなかった。昨年のハイレベルだったジャパンカップでは前が止まらない展開の中、中団からこの馬なりに脚を伸ばしており、欧州と比べて時計の出やすい香港、日本競馬への適性がありそう。対ステレンボッシュ、プラダリアならヒケを取らないはずで、直線でスムーズに捌ければ、一撃があってもいいだろう。
3番手は同じくフランス調教馬のマルキザ
重賞勝ちの実績がないとは言え、3走前には昨年の香港ヴァーズ勝ち馬ジュンコと大接戦を演じ、2走前には勝ち馬ゴリアットから0.3秒差の3着に好走。G1で通用する下地は十分にあり、このメンバーに入っても能力的に大きな見劣りはないだろう。前走バイエルン大賞は極端に時計のかかる馬場だったので、参考外の一戦と割り切っていい。昨年、ジュンコを送り出したファーブル厩舎。年齢的にまだまだ上積みがありそうで、過小評価されるなら面白い存在と言えそうだ。
香港ヴァーズ2024の印です
◎③ルクセンブルク
〇⑤イレジン
▲⑥マルキザ
1番ウィズアウトアフアィト…レーティングでは出走馬の中でトップも、欧州よりレベルの低い濠州での実績。このメンバーでどこまで通用するかは未知数。
2番ジアヴェロット…近走成績は優秀も、頭数が少なく、低レベルな長距離戦ばかりに出走。本馬を買うなら強敵に揉まれてきたルクセンブルク、ドバイオナー、イレジン、マルキザの方を評価したい。
4番ドバイオナー…通算でG1・3勝の実績を誇るも、近走はパフォーマンスがやや落ちている印象。今年のサンクルー大賞勝ち馬ではあるが、本質的に芝2400mは少し長い。
7番プラダリア…条件的には合いそうだが、このメンバーで人気を集めて買いたいほどではない。
8番ファイブジーパッチ…昨年の香港ヴァーズでは6着に敗退。今年も上位争いに加わるのは難しいはず。
9番コンティニュアス…今年のフォア賞では勝ち馬イレジンから0.4秒差の3着に入るも、その後の2戦がサッパリ。大幅な変わり身があるか疑問。
10番ラシティブランシュ…昨年の香港ヴァーズでは7着に敗退。今年も苦戦必至だろう。
11番カーインジェネレーション…前走ジョッキークラブカップでは勝ち馬ロマンチックウォリアーの2着に好走するも、今回は相手強化に加え、実績のない芝2400m戦。このメンバーでは荷が重い。
12番エンスード…前走ジョッキークラブカップでは勝ち馬ロマンチックウォリアーから0.7秒差の4着。さらなる相手強化で苦戦必至だろう。
13番ステレンボッシュ…デビュー以来、【3.3.1.0】と崩れていないように、大崩れなく走れるのが強みも、新馬以来の牡馬混合戦、古馬初対戦で人気を集めるなら少し疑いところ。13頭立ての13番ゲートに入り、国内で人気を集めるほど絶対的な存在ではないはず。
香港ヴァーズ2024の買い目です
ここはワイド&馬連で印上位3頭のボックスで勝負したい。
【参考買い目】
ワイド:◎〇▲(3点)…本線はルクセンブルク絡み
馬連:◎〇▲(3点)…同上
馬券はワイド&馬連でルクセンブルク、イレジン、マルキザの組み合わせ。本線はルクセンブルク絡みです。
以上、香港ヴァーズ2024の予想でした。