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香港国際競走2016の予想です。
日本からは香港カップにモーリス、エイシンヒカリ、ステファノス、ラブリーデイ、クイーンズリング、香港マイルにロゴタイプ、ネオリアリズム、サトノアラジン、香港スプリントにビッグアーサー、レッドファルクス、香港ヴァーズにサトノクラウン、ヌーヴォレコルト、スマートレイアーが出走します。シャティン競馬場で行われるG1競走です。
G1が4つもあるのでサクッといきましょう。
香港ヴァーズ2016の予想
◎①ハイランドリール
○⑦ワンフットインヘヴン
▲②シルバーウェーヴ
△⑬ヌーヴォレコルト
本命はハイランドリール。今年のキングジョージ、ブリーダーズカップターフの勝ち馬で、実績的にはアタマ二つくらいは抜けている存在。しかも前年の同レース覇者でコース適性も証明済み。さすがに逆らう余地はないのでは。
相手は凱旋門賞で見どころがあったワンフットインヘヴン。3、4番人気くらいに留まってくれるなら買いたい。
日本勢はスランプ気味のサトノクラウン、距離適性が微妙なスマートレイアー、前走は低レベルな重賞だったヌーヴォレコルトで3頭ともにあまり買いたくないが、香港実績あり、札幌記念組のヌーヴォレコルトだけ抑えておきたい。
香港スプリント2016の予想
◎③ペニアフォビア
○①エアロヴェロシティ
▲⑥ビッグアーサー
△④ノットリスニントゥーミー
ここは馬券的な妙味がありそうな一戦。本命は前年の覇者ながら人気を落としているペニアフォビア。近2走は結果が出ていないものの、以下のラップ推移を見ても分かる通り、明らかな前傾ラップで、逃げ一手の本馬には厳しい展開だった。
香港JCスプリント 23.46-21.97-22.83(1.08.26)
プレミアボウル 23.78-21.72-22.79(1.08.29)
15年香港スプリント 23.91-22.03-22.80(1.08.74)
14年香港スプリント 23.36-22.31-22.90(1.08.57)
13年香港スプリント 23.89-22.47-21.89(1.08.25)
香港JCスプリント、プレミアボウルは中盤の400mが21秒台。一方、過去3年の香港スプリントは中盤の400mが22秒台で、例年通りならここは粘り込みが期待できるのではないか。なにより近2走は他馬より斤量も背負っていたので、踏ん張りが利かなかったのも仕方ないだろう。久しぶりの57キロ、1番ゲートを引いたので、主導権さえ奪えれば、マイペースの逃げに持ち込めるのではないか。
相手も同じように前々で運べるエアロヴェロシティを挙げておく。
香港マイル2016の予想
◎⑬ビューティーオンリー
○⑥コンテントメント
▲⑭エイブルフレンド
△⑤ヘレンパラゴン
△⑨ネオリアリズム
△⑧サトノアラジン
本格化の雰囲気が漂うビューティーオンリーから。実際に近3走のレーティングは124→125→126で、1走ごとにパフォーマンスを上げている。前哨戦の香港ジョッキークラブマイルは前後半の800mが47.86-45.93という明らかなスローペースを差し切っており、着差以上に強い勝ちっぷりだった。同厩舎のビューティーオンリーはいかにもペースメーカー&アシスト的存在として参戦してきた感が強く、前々で運ぶであろうロゴタイプ、ネオリアリズムの日本勢を潰す役目なのではないか。
相手もコンテントメント、英ビルフレンドと香港勢を上位に評価した。
香港カップ2016の予想
◎②モーリス
○①エイシンヒカリ
▲⑥ラブリーデイ
△⑤ステファノス
△⑫クイーンズリング
昨年はエイシンヒカリ、ヌーヴォレコルトがワンツーを決めたレース。今年はさらに強力な布陣がそろい、今年も日本勢の争いになるか。
本命はモーリス。一時期、無双状態だったタイキシャトルのような戦績で、ここも勝ち負け必至。地元の香港勢に強敵がいないので、ライバルは同じ日本勢だろう。
相手は人気でもエイシンヒカリ。天皇賞(秋)は負けるべくして負けた一戦。実績のある香港に変われば、巻き返してくるのではないか。1番ゲートを引けたのも魅力。
エイシンヒカリが天皇賞(秋)とは一転、淀みのないペースで飛ばしてくれれば、恩恵を受けそうなのがラブリーデイ。さすがに一時期の勢いはないものの、持続力が生きる展開ならまだまだ戦えるはず。
以上、香港国際競走2016の予想でした。