【エンプレス杯2016予想】川崎ダート2100mのJpnII重賞

@h_r_p_studio さんの写真。)

エンプレス杯2016(川崎)の予想です。

エンプレス杯2016の出走馬は、アムールブリエ、タマノブリュネット、ティンバレス、イントロダクション、ヴィータアレグリア、トーセンマリオン(浦和)ら10頭。川崎競馬場ダート2100mで行われる牝馬限定のJpnII重賞です。

2月は2レースを無料公開にしたり、正直買いたくないレースもあったのですが、3月は地方ダートグレードが4レース、南関東重賞が3レースもあるので、とても楽しみな一ヶ月!2月の間は早く3月が来ないかなと思ってました。ということで

3月は地方重賞でたくさん稼ぎたいと思います!

また今回からこれまで画像で公開していた能力比較表をバージョンアップし、pdfファイルにまとめてあります(回顧欄がありますが、回顧はご自身のメモ用です)。まずは一発目のエンプレス杯。正直、そこまで妙味があるレースではありませんが、ここは絞ってドカンといきましょう。

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15年10月以降の地方ダートグレード&南関東重賞の予想結果です

東京盃◎ドリームバレンチノ(4番人気2着)
レディスプレリュード◎ホワイトフーガ(4番人気3着)
白山大賞典◎マイネルバイカ(4番人気1着)
日本テレビ盃サウンドトゥルー(3番人気1着)
南部杯◎ベストウォーリア(1番人気1着)
ハイセイコー記念◎トロヴァオ(3番人気1着)
エーデルワイス賞◎タイニーダンサー(2番人気1着)
鎌倉記念◎ナイスヴィグラス(4番人気9着)
埼玉新聞栄冠賞◎タイムズアロー(1番人気3着)
JBCレディスクラシック◎アムールブリエ(2番人気4着)
JBCスプリント◎ベストウォーリア(2番人気3着)
JBCクラシック◎サウンドトゥルー(4番人気2着)
マイルグランプリ◎ソルテ(1番人気1着)
北海道2歳優駿◎キョウエイギア(3番人気4着)
平和賞◎アンサンブルライフ(1番人気1着)
ローレル賞◎シャイニーネーム(9番人気4着)
ロジータ記念◎フジノドラマ(4番人気3着)
兵庫ジュニアグランプリ◎サウンドスカイ(1番人気1着)
勝島王冠◎ムサシキングオー(2番人気1着)
浦和記念◎ハッピースプリント(2番人気1着)
クイーン賞◎ノットオーソリティ(5番人気3着)
全日本2歳優駿◎トロヴァオ(7番人気4着)
ゴールドカップ◎ソルテ(1番人気1着)
名古屋グランプリ◎ニホンピロアワーズ(5番人気2着)
兵庫ゴールドトロフィー◎ポアゾンブラック(4番人気3着)
東京大賞典◎ホッコータルマエ(1番人気2着)
東京シンデレラマイル◎ブルーチッパー(2番人気1着)
東京2歳優駿牝馬◎モダンウーマン(1番人気1着)
報知オールスターカップ◎ドラゴンヴォイス(4番人気4着)
ニューイヤーカップ◎モリデンルンバ(3番人気1着)
TCK女王盃◎ホワイトフーガ(1番人気1着)
船橋記念◎スマートアレンジ(5番人気5着)
ユングフラウ賞◎モダンウーマン(1番人気1着)
金盃◎プレティオラス(2番人気3着)
佐賀記念◎マイネルバイカ(1番人気4着)
報知グランプリカップ◎ケイアイレオーネ(2番人気3着)
フジノウェーブ記念◎ソルテ(1番人気1着)

予想と見解です

川崎記念の時にも書いたが、川崎2100mはコーナーを6回も回る特殊なコース。ゆえに単純な能力比較をすれば当たるわけではなく、コース適性があるかどうかを見抜く必要がある。

アムールブリエ以外のJRA勢4頭はすべて川崎2100m初出走。イントロダクション、ヴィータアレグリア、ティンバレス、タマノブリュネットの中からどの馬を選択するべきか。過去のレース映像、血統、コース特性を複合的に考えると、川崎2100mの条件で買いたい馬は1頭しかいない。

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レースが終わったので無料公開しています。

本命はアムールブリエ

昨年のエンプレス杯、ブリーダーズゴールドカップ、名古屋グランプリの3戦を見ても、緩急のあるペースを抜け出すのがこの馬の真骨頂。ゆえにスローペースからのロングスパート戦になりやすい川崎2100mは本馬にぴったりのコースだ。

川崎記念は3着に敗れたが、落馬明けの浜中騎手の仕掛けがやや遅れた面もあり、能力を出し切っていれば、上位2頭の差はもっと詰まっていたはず。今回は牝馬限定戦で、昨年のJBCレディスクラシックで先着を許した3頭は不在。ここはどう考えても負けるシーンが思い浮かばない。浜中騎手→武豊騎手はマイナスだが、藤田奈七子騎手でも勝てるレベルだろう。軸は揺るがない。

問題は相手だが、エンプレス杯には顕著な傾向がある。それは逃げ馬がとにかく強いこと。過去10年で逃げた馬(最初の3コーナーで先頭)の成績は以下の通りである。

15年1番人気2着ワイルドフラッパー
14年5番人気10着エミーズパラダイス
13年10番人気13着シスターエレキング
12年(降雪のため中止)
11年3番人気2着ブラボーデイジー
10年3番人気1着ブラボーデイジー
09年6番人気2着シスターエレキング
08年9番人気3着クインオブクイン
07年4番人気1着トーセンジョウオー
06年3番人気12着ライラプス
05年7番人気1着プルザトリガー

過去10年間で逃げた馬の成績は【3.3.1.3】で複勝率70%。ちなみに2周目の3コーナーで先頭の馬に限ると【4.4.2.0】で複勝率100%になる。

データはあくまでもデータに過ぎないが、上記の数字は理屈でも説明ができる。というのも牝馬限定の少頭数の川崎2100mだと誰もスタミナ勝負にしたくないので、2周目の向上面まではスローペース。実質ラスト800mくらいの勝負になるが、川崎はコーナーが非常にきついので、後ろで待機していると瞬時にペースアップできない。ゆえに前で運んだ馬が圧倒的に有利になりやすいのだろう。ブルザトリガー、クインオブクインのレベルでも粘り込んでいるのだから、その傾向に逆らうのはハズレ馬券を買うに等しい。ということで

相手筆頭はティンバレス

今年のエンプレス杯は逃げ馬不在のメンバー構成。なにが逃げるかを考えると、二の脚がそこそこ速く、逃げた経験もある本馬が主導権を奪う形になるだろう。父ウォーエンブレムはシビルウォー(12年に川崎2100mで行われたJBCクラシックで2着)、キングスエンブレム(2000mのシリウスステークス勝ち馬)らを輩出しており、スピードの持続力に長けている種牡馬。本馬は母父Kingmamboなので、その傾向はより強いだろう。血統面でも川崎2100mは合いそうだ。

3番手はヴィータアレグリア

本馬もとにかく道中のポジションを考えて評価した。このメンバーならティンバレスの直後くらいのポジションを取れそう。スローペースに乗じての粘り込みは十分に考えられるだろう。前走の1000万下は時計面、相手関係で全く評価できないが、まだ奥がありそうな雰囲気。前々で運べればチャンスは出てくるだろう。

以下、能力上位も展開的に微妙なタマノブリュネットイントロダクションまで。信頼度ではすでに川崎経験があるタマノブリュネットのほうが上だろう。基本的にはアムールブリエ→ティンバレス→ヴィータアレグリアの行った行ったに期待したい。

印はコチラ

◎⑤アムールブリエ
○⑦ティンバレス
▲④ヴィータアレグリア
△⑨タマノブリュネット
△①イントロダクション

エンプレス杯の予想ファイルはコチラ

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買い目はコチラ

手堅くいうなら、3連複で5-7-1、4、9の3点(あるいは3連単で5→7⇒1、4、9の6点)で当たると思います。最低オッズでも4.3倍ついているので、ガミることもないでしょう。その上でボーナス馬券の3連単5→7→1、4、9の3点を追加する買い方もアリだと思います。ただそれでは当たっても大した回収率にならないこと、馬券は当てることよりも儲けることが大切なので、リスクを取って最も可能性が高い買い目に絞ります。

【本線馬券】
馬連(or枠連):5-7

アムールブリエとティンバレスの馬連1点勝負。お昼現在、アムールブリエとタマノブリュネットが2.3倍、アムールブリエとティンバレスが4.7倍。このオッズなら十分に狙えると思います。あとは馬連と枠連のオッズを見比べて、オッズ妙味があるほうに投票したいですね。

正直、馬単(or枠単)の5→7でもいいのですが、どこまでオッズ差が広がるか。現状、馬連4.7倍、馬単4.8倍なので、わざわざ馬単を買う理由はありません。馬連4.7倍、馬単5.2倍くらいで0.5倍以上つけば、馬単(or枠単)に投票するのもアリかなと思います。

【抑え馬券】
3連単:5→1、9→7(2点)

能力的にはイントロダクション、タマノブリュネットのほうが上。なのでアムールブリエ→イントロダクション、タマノブリュネット→ティンバレスの3連単2点は少しだけ抑えてもいいかもしれません。

【ボーナス馬券】
3連単5→7→1、4、6(3点)

ボーナスは印通りに決まった時の3連単。アムールブリエ→ティンバレス→イントロダクション、ヴィータアレグリア、トーセンマリオンの3点です。タマノブリュネットとの組み合わせは安いのであえて切りました。そこの組み合わせを買うなら、馬連(or枠連)に資金を集中したほうがいいでしょう。代わりに大穴トーセンマリオンを入れました。ここまで馬鹿にされるなら、ボーナス馬券の中のボーナス馬券として少しだけ抑えておいてもいいでしょう。

※馬券購入は各自の責任でお願いいたします。

以上、エンプレス杯2016(川崎)の予想でした。