エーデルワイス賞2020(門別)の予想です。

エーデルワイス賞2020の出走馬は、ラストリージョ、ホーキーポーキー、マウンテンムスメ、ミコブラックが出走。地方勢は、マーサマイディア、ソロユニット、クローリスノキセキらが迎え撃ちます。門別競馬場1200mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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エーデルワイス賞2020の予想と見解です

エーデルワイス賞は地方ダートグレードの中では地方勢(北海道勢)が圧倒的に優位なレース

過去5年のエーデルワイス賞出走馬をJRA勢と地方勢で分けると、

JRA勢【1.1.1.17】(勝率5.0%、連対率10.0%、複勝率15.0%、単回収率9%、複回収率28%)
地方勢【4.4.4.46】(勝率6.9%、連対率13.8%、複勝率20.7%、単回収率70%、複回収率75%)

とすべての数字で地方勢がJRA勢を上回っている。

それでも毎年、JRA勢が上位人気に支持されるため、地方勢に旨味が出てくるのが特徴。今年もJRA勢のレベルは総じて高くなく、昨年に続いて地方勢の掲示板独占までありえるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ソロユニットが勢いそのままにダートグレードのタイトルを掴む

初戦こそ差し損ねて2着に敗れたものの、その後は破竹の4連勝。前走リリーカップは2番手追走から4コーナーで早々と先頭に立つと、そのまま後続を突き放すワンサイドゲーム。昨年のエーデルワイス賞で2着に好走したアザワクの半妹らしく、現時点での完成度が高く、テン良し、中良し、終い良しで、欠点と言う欠点が見当たらない。

角川厩舎&阿部騎手の黄金コンビと言えば、14年ネガティヴ(15番人気3着)、15年モダンウーマン(3番人気2着)、16年アップトゥユー(6番人気2着)、17年ストロングハート(2番人気1着)らが馬券圏内に好走。昨年は同コンビのプリモジョーカー(1番人気6着)が人気を裏切る形になったが、今年はソロユニットの枠順やレースぶりから不発に終わる可能性は低いと見た。

相手はクローリスノキセキが堅実に差してきそうだ

ハイライトは2走前のターフチャレンジ。当時、牡馬のハッピーホンコン、リーチ(次走重賞のイノセントカップ優勝)相手に接戦に持ち込んでおり、牝馬限定のダートグレードなら能力的にヒケを取らないだろう。

エーデルワイス賞は外枠勢の好走が目立つレースでもあり、過去3年の3着以内馬は、

●19年
1着コーラルツッキー(8枠14番
2着アザワク(5枠8番)
3着ミナトノヨーコ(8枠15番

●18年
1着アークヴィグラス(8枠16番
2着デンバーテソーロ(8枠15番
3着エムティアン(6枠11番

●17年
1着ストロングハート(5枠9番)
2着グラヴィオーラ(6枠11番
3着リコーデリンジャー(6枠12番

と6~8枠を引いた二ケタ馬番の馬が毎年のように3着以内に好走。特に終いにしっかりと脚を使える馬の活躍が目立っており、外目の枠で差し脚がある本馬はいかにもエーデルワイス賞で好走しそうなタイプだ。ソロユニットが早め先頭から抜け出したところ、本馬が外から追い込んでくる。

3番手は大穴だが、レディブラウンが面白そうだ

前走フローラルカップは勝負どころの3~4コーナーで前にいた馬が急失速したため、ブレーキをかけながら交わすロスがあっての敗戦。それでも勝ち馬ブルーカルセドニーから0.3秒差の4着。スムーズなら立ち回りができていれば、勝ち負けに持ち込めていただろう。

17年10番人気3着リコーデリンジャー(前走フローラルカップ4着)、19年11番人気3着ミナトノヨーコ(前走フローラルカップ7着)など、フローラルカップで馬券外に敗退→エーデルワイス賞で激走は波乱パターンの1つ。フリオーソ産駒でいかにも混戦に強そうなタイプで、今年は本馬が波乱を演出するのではないか。

ウワサノシブコは8枠の差し馬というだけで警戒したいところ。前走イノセントカップは牡馬の強豪相手に牝馬最先着。限定戦なら楽しみはあるのではないか。

トゥルスウィーは前に行くと苦しくなりそうだが、そこは意外性のあるヴァンセンヌ産駒。控えても前走と同じだけ走れば、好走のチャンスはありそう。

マーサマイディアは1200m以下のレースに限れば、【3.0.1.0】とまだ底を見せていない。正直、フルールカップは相手に恵まれた感があるものの、角川厩舎&桑村騎手のコンビでは軽視しない方がいいだろう。

ブルーカルセドニーは前走フローラルカップで重賞初制覇。距離を伸ばしてパフォーマンスを上げたが、スプリントに適性がないわけではない。

エイシンウインクは現在、3連勝中。相手強化でどこまで走れるか未知数も、前走の3着グロリオーソはリリーカップ5着馬なので、このメンバーに入っても大きく見劣りすることはないか。

最後にJRA勢からミコブラック。前走ヤマボウシ賞はタイムランクAで、なかなかの好メンバーだった印象。JRA勢で北海道勢に太刀打ちできるとすれば、本馬くらいなのではないか。

エーデルワイス賞2020の印

◎⑪ソロユニット
○⑬クローリスノキセキ
▲⑩レディブラウン
△⑮ウワサノシブコ
△⑭トゥルスウィー
△⑥マーサマイディア
×④ブルーカルセドニー
×⑤エイシンウインク
×⑨ミコブラック

1番ラストリージョ…デビュー2連勝で絶対ないとは言い切れないが、この枠を引いた時点で期待値は低いだろう。それなりに売れるならバッサリと切るのが正解と判断したい。

2番アウィウィリオ…戦ってきた相手を考えると、一枚劣る感は否めず。枠順もマイナス材料。

3番ホーキーポーキー…ディスクリートキャット産駒ならダートもOKだが、本馬に関してはダートに変わって上積みがあるとは思えず。

7番マウンテンムスメ…田辺騎手が騎乗できるのは強みも、ひ弱なスピードタイプのイメージで、砂の深い門別では苦戦するのでは。

8番アークリオン…前走で初勝利を挙げてのダートグレード挑戦。このメンバーではさすがに分が悪いだろう。

12番スーパービンゴ…新馬は大差勝ちも、相手に恵まれた感がムンムン。前走は力負けと判断していいのでは。

16番スマイルミュ…芝・ダートの二刀流で活躍しているが、3走前のカーネリアン特別では勝ち馬クローリスノキセキに完敗だった。このメンバーでは頑張っても掲示板まででは。

エーデルワイス賞2020の買い目

当初、ソロユニットとクローリスノキセキの2頭軸を考えていましたが、オッズ等を考慮して最終的な印は以下の通りに変更。鎌倉記念の◎セイカメテオポリスに続きたいところです。

◎⑩レディブラウン
○⑬クローリスノキセキ
▲⑪ソロユニット
△⑭トゥルスウィー
△⑥マーサマイディア
△④ブルーカルセドニー
×⑤エイシンウインク
×⑨ミコブラック

穴で期待していたレディブラウンが予想以上に人気がないため、同馬から入ることにします。リリーカップでは今回、断然の1番人気に推されているソロユニットの2着馬ですからね。相手はクローリスノキセキ、ソロユニットが本線です(レディブラウンが好走するとすれば、消耗戦になると見て、確実に差せるクローリスノキセキの方を上位に評価しました)。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)

3連複で1列目にレディブラウン、2列目にクローリスノキセキ、ソロユニット、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でOK)。

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:◎→○▲(2点)

あとは馬連&馬単でレディブラウンからクローリスノキセキ、ソロユニットへ。

エーデルワイス賞2020の予想でした。