ドバイワールドカップ2023の予想です。

ドバイワールドカップ2023の出走馬は、日本からカフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、パンサラッサ、テーオーケインズ、ウシュバテソーロ、ヴェラアズールが遠征。海外勢は、アルジールス、カントリーグラマーらが出走します。メイダン競馬場ダート2000mで行われるG1戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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ドバイワールドカップ2023の予想です

今年のドバイワールドカップのポイントはなんと言っても日本馬が8頭も参戦することだろう。

かつての日本馬にとってドバイワールドカップは鬼門のレースだったが、過去2回はチュウワウィザードが2、3着と好走。今年のサウジカップでパンサラッサが展開に恵まれたとは言え、カントリーグラマーを振り切って逃げ切ったのを見ても、もはや日本の競走馬はダートでも世界トップレベルの争いを演じることができる。

今年は出走馬15頭のうち8頭が日本勢で、アウェイながらまさにホーム状態。11年ヴィクトワールピサ以来、2頭目の日本調教馬によるドバイワールドカップ制覇のシーンが見られるかもしれない。ただし、ダート開催のドバイワールドカップで日本馬は未だに未勝利。それでも国内オッズでは日本勢が中心に売れるなら、馬券的には海外勢から入るのが筋だろう。ここは決して日本勢で上位独占できるほど甘いレースではないはずだ。それでは予想にいきましょう。本命は堅実駆けのイメージが浮かぶ…

ここより下は有料記事です(ドバイワールドカップデーの4競走で800円です)。

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カントリーロードが今年も走ってくるだろう

昨年のドバイワールドカップでは好位追走から直線でしぶとく脚を使って完勝。21年以降、【3.6.0.0】の戦績が示す通りレースぶりに安定感があり、とにかく崩れないのが強み。前走サウジカップではパンサラッサを捕まえ切れなかったが、完全な内、前有利のレースを外から1頭だけ伸びてきており、明らかに負けて強しの競馬だった。今回は距離が1ハロン伸び、ガチンコ勝負になりやすいドバイワールドカップ。ここはアメリカ調教馬としての意地を見せる番と見ていいだろう。ドバイワールドカップはチュウワウィザードの2年連続の好走もそうだが、リピーター色が強いレースでもある。

相手はエンブレムロードが面白いだろう

前走サウジカップでは勝ち馬パンサラッサから0.7秒差の7着に終わったものの、後方追走から直線で外に持ち出し、負けるべくして負けた一戦。それでも最後までしっかりと伸びており、展開や位置取りひとつで上位争いに加わっていても不思議ではない走りだった。昨年のサウジカップではカントリーロードを下して勝利を収めている馬。舞台が変わり、より地力が問われるレース質になれば、サウジカップで先着を許した日本馬との逆転は十分に想像がつく。

3番手はアルジールスが怖い

昨年のドバイワールドカップデーではゴドルフィンマイルに出走して8着に終わっていたが、近2戦のパフォーマンスを見ると、完全に別馬に変わった様子。前走アルマクトゥームチャレンジラウンド2で1.6秒差の3着だったリモースは次走サウジカップで勝ち馬パンサラッサから1.4秒差の9着。同馬を基準に考えると、アルジールスがサウジカップに出走していれば、勝ち負けに加わっていた計算になる。仮にカントリーロードを負かす馬がいるとすれば、日本馬ではなく、本馬なのではないか。

カフェファラオは前走サウジカップで勝ち馬パンサラッサから0.2秒差の3着。当時は結果的に前を可愛がり過ぎてしまい、力をやや余しての敗戦だった。今回はモレイラ騎手も二度目の騎乗。前に目標にしたい馬がいることを考えても、鞍上の手綱捌きひとつで上位進出が狙えるのではないか。

ウシュバテソーロは東京大賞典→川崎記念と連勝中でまだ底を見せていない馬。ここはカントリーグラマーがパンサラッサら先行勢を早めに潰しそうで、展開を味方につけての浮上があるのではないか。鞍上に川田騎手が騎乗できるのはなんとも心強い。

ドバイワールドカップ2023の印です

◎⑭カントリーロード
〇⑥エンブレムロード
▲⑬アルジールス
△③カフェファラオ
△⑭ウシュバテソーロ

2番ベンドゥーグ…近走でリモース、サルートザソルジャー、アルジールスに敗戦。このメンバーでは荷が重い。

5番クラウンプライド…前走サウジカップはやや外目を回されたものの、直線でカフェファラオとの追い比べに敗れて5着。今回は相手がさらに強化されて上位争いまでは難しいか。

7番ジオグリフ…前走サウジカップでは4着に健闘するも、逃げたパンサラッサを見ながらの単独2番手でストレス負荷のかからない楽な展開だった。今回はより底力が問われると見ているので、前走のような甘いレースにはならないだろう。

8番ジュンライトボルト…前走サウジカップでは勝ち馬パンサラッサから1.4秒差の7着で普通に回って普通に負けたようなレースだった。メイダンのダートに合うイメージが湧かない。

9番パンサラッサ…前走サウジカップでカントリーグラマーの追撃を振り切って逃げ切ったものの、展開と馬場に助けられたのは明らかだった。今回は距離延長、大外枠などマイナス要素が多く、馬群に沈むようなレースになるのでは。

10番リモース…昨年のドバイワールドカップでは勝ち馬カントリーグラマーから0.9秒差の6着。今年は昨年以上に出走馬の層が厚く、掲示板に入るのも難しいだろう。

11番サルートザソルジャー…昨年同様に前哨戦のアルマクトゥームチャレンジラウンド3を制すも、昨年は本番のドバイワールドカップで5着。今年も掲示板までが精いっぱいなのでは。

12番スーパーコリント…3走前にダート2200mのチリ競馬場大賞を制した馬が謎の参戦。スピードはありそうだが、いきなりのダート1200mでは追走に戸惑うのでは。

13番テーオーケインズ…昨年のサウジカップでは8着に終わっており、内弁慶な印象が強い。近2走は国内のG1でも取りこぼしており、旬をやや過ぎた印象もある。

15番ヴェラアズール…ダートの2勝クラスで足踏みが続き、芝路線に転じて素質開花した馬。再びのダートでは苦戦必至と見ていいのでは。

ドバイワールドカップ2023の買い目です

ここは◎カントリーロードを買いたいのと同時に馬券的に〇エンブレムロードに魅力を感じるので、その2頭中心に買います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇ー▲△△△(4点)

3連単:◎→〇⇔▲△△△(8点)

馬単:◎→〇▲△△(4点)

まず3連複でカントリーロード、エンブレムロードから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。あとはボーナス3連単でカントリーロード→エンブレムロードから印を打った馬へ。最後に保険的に馬単でカントリーロードから印を打った馬へも押さえておきます。

以上、ドバイワールドカップ2023の予想でした。