コックスプレート2024の予想です。

コックスプレート2024の出走馬は、日本からプログノーシスが遠征。海外勢は、ミスターブライトサイド、ドックランズ、プライドオブジェニ、ブロードサイディングらが出走します。ムーニーバレー芝2040mで行われるG1戦です。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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コックスプレート2024の予想です

コックスプレートは、コーフィールドカップ→コックスプレート→メルボルンカップと続く、ビクトリア州で行われる三大競走のひとつ。

コーフィールドカップとメルボルンカップが例年、多頭数のハンデ戦で行われるのに対し、コックスプレートは少頭数の馬齢定量戦で行われるため、純粋に強い馬が力を発揮しやすい傾向。15~18年にはウィンクスが4連覇の偉業し、昨年は香港から遠征したロマンチックウォリアーが1番人気に応えて勝利した。

今年は日本からプログノーシスが参戦。昨年の香港カップ、今年のクイーンエリザベス2世カップではロマンチックウォリアーと接戦を演じており、ロマンチックウォリアーを基準に考えると、本馬にも勝利のチャンスは十分にあると言えそうだ。ここは早速、予想に移りたい。本命は…

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プログノーシスのG1初制覇に期待する

G1ではこれまで【0.2.1.1】と勝ち切れないレースが続いているものの、仮にロマンチックウォリアーがいなければ、G1で2勝の実績を誇っている馬。メンバーレベルは、昨年の香港カップ、今年のクイーンエリザベス2世カップの方が高く、ここは勝機十分と見ていいだろう。

相手関係以上に魅力的なのはムーニーバレー芝2040mというコース形態。同コースはホームストレッチと向正面が短い特殊な長方形型のため、3コーナー通過後からのロングスパート戦になりやすく、直線入口で大勢がほぼ決しやすい。本馬が直近で勝利を挙げた24年金鯱賞(通過順11-10-8-5)、23年札幌記念(通過順13-11-5-2)の走りを見ても、レースが早めに動く展開は向いており、直線が極端に短いムーニーバレー芝2040mゆえに能力をフルに発揮できるのではないか。捌きやすい9頭立ての少頭数戦、19年にリスグラシューを勝利に導いたレーン騎手騎乗を考えても、ここは不発に終わることはないはずだ。

相手にはヴィアシスティーナを挙げたい

英国時代にもG1勝ちがあり、昨年の英チャンピオンステークスではキングオブスティールと接戦を演じて2着に好走した実力馬。オーストラリア移籍後はG1で3勝をマークしており、地元の中距離路線のトップホースと言っていい。クイーンエリザベスステークスではプライドオブジェニに敗れたが、特殊な展開だったので悲観する必要はないだろう。調教中に放馬したアクシデントは気になるものの、プログノーシスが勝ち切る展開なら本馬も好走するイメージが浮かびやすい。

3番手はミスターブライトサイド

戦績が示す通りの安定型で、今年のクイーンエリザベスステークスでは2着ヴィアシスティーナから0.3秒差の3着。3走前のマカイビーディーヴァステークスではマイル戦とは言え、プライドオブジェニを下して勝利。プログノーシスが逃げ、先行勢を早めに潰す展開になれば、再度、プライドオブジェニに先着する可能性は十分にある。

プライドオブジェニはクイーンエリザベスステークスで断然人気のヴィアシスティーナを大きく突き放して勝利したものの、2番手以下の集団が全く追いかけてこず、特殊な展開だった。今回は後続勢が早めにロングスパートを打ってくるムーニーバレー芝2040m。メンバー的にハナ主張は確定的も、決して楽な展開にはならないだろう。

コックスプレート2024の印です

◎②プログノーシス
〇⑦ヴィアシスティーナ
▲①ミスターブライトサイド
△⑥プライドオブジェニ

3番コヴァリカ…今年のクイーンエリザベスステークスではプライドオブジェニ、ヴィアシスティーナ、ミスターブライトサイドに先着を許しての5着。このメンバーで上位争いに加わるのは難しいだろう。

4番ロイヤルパトロネージ…前走ヒルステークスでは2着コヴァリカから0.4秒差の3着。戦ってきた相手を考えても、このメンバーでは荷が重い。

5番ドックランズ…欧州からの遠征馬。2走前にクイーンアンステークス2着の実績があるものの、距離が伸びた前走英インターナショナルステークスでは7着に敗退。2000mは本質的に長いのでは。

8番ブロードサイディング…デビューしてから芝1600m以下の距離しか走っておらず、今回が2ハロンの距離延長。未知な面はあるものの、一気の相手強化で苦戦するのでは。

9番エヴァポレイト…まだ3歳で上昇の余地はあるものの、レーティングはメンバー中最下位。2ハロンの距離延長、相手強化で積極的には買いづらい。

コックスプレート2024の買い目です

ここは◎プログノーシスのアタマ固定か、◎プログノーシス〇ヴィアシスティーナのワイドで少し迷いましたが、前者で勝負します。

【参考買い目】

単勝:◎(1点)

馬単:◎→〇▲(2点)

馬券はプログノーシスの単勝を押さえつつ、あとはボーナス的に馬単でヴィアシスティーナ、ミスターブライトサイドに流します。プログノーシスが勝ち切るなら大逃げを打つプライドオブジェニは沈んでいる可能性が高いので、相手は2頭に絞ります。

以上、コックスプレート2024の予想でした。