コックスプレート2019(ムーニーバレー)の予想です。

コックスプレート2019の出走馬は、マジックワンド、アヴィリオス、ミスティックジャーニーらが出走。日本からはリスグラシュー、クルーガーが参戦します。ムーニーバレー競馬場芝2040mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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スプリングカーニバル真っ最中のオーストラリア競馬。ちょうど2年前にコーフィールドカップ→コックスプレート→メルボルンカップと現地で観たのがいい思い出です。特に印象深かったのはコックスプレート。あのウィンクスが3連覇を成し遂げた年。まさか翌年に4連覇を成し遂げるとは思いませんでしたが。

しかし、場内は本当に異様な盛り上がりでした。そもそも競馬場内でウィンクスの旗を配ってましたから、日本ではちょっと考えられないですよね(笑)。ウィンクスが1着でゴールした瞬間、空から紙テープが降ってきたのも印象的でした。

海外の10ヶ国近い競馬場を見て思うのは、海外の競馬場はあまり堅苦しさがないなと。場内でバンドが演奏していたり、ファッションショーがあったり、あとは純粋に競馬そのもの、時間そのものを楽しむ人が多いからでしょうか。日本だと大井競馬場がそのムードに少しづつ近づいている気がします。

先週のコーフィールドカップは難しくて本命馬のみ挙げましたが、

◎⑭ヴァウアンドディクレア(4番人気2着)

フルゲートの18頭立て、おむすび型のトリッキーなコーフィールド競馬場、ハンデ戦、地元勢と欧州勢が入り乱れるなど難解過ぎる一戦。2年前に現地でコーフィールドカップ→コックスプレート→メルボルンカップと観戦した経験からもオーストラリアのG1は必ずしも強い馬が勝つとは限らず(ウィンクスなどは別として)、伏兵中心に組み立てるのが良さそうだ。

本命はヴァウアンドディクレア。前走ターンブルステークスは終いにしぶとく差を詰めて4着に健闘。当時の2着フィンシュが想定2番人気(ブックメーカーでは1番人気)ならここまで舐められた馬ではないはず。枠も内過ぎず外過ぎず良いところ。上手く回ってくれば、上位に食い込むチャンスはある。

相手は何が来ても不思議ではないので割愛。

日本から参戦するメールドグラスは普通に勝機あり。この参戦は陣営が選んだわけではなく、日本で騎乗したレーン騎手が陣営を説得して参戦しているので、勝つ騎乗に徹しそう。馬も脂に乗っている。ただ国内オッズでは海外の倍近く売れるはずで(抜けた1番人気になりそう)、50円の商品を100円でわざわざ買わなくていいでしょう。

今回のコックスプレートは定量戦で頭数的にも買いやすいのでしっかりと予想しました。

凱旋門賞→コーフィールドカップに続いてここも当てましょう。

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コックスプレート2019の予想と見解です

海外競馬は、情報量が少ないゆえ、人気が偏りがちの傾向。

先週のコーフィールドカップを制したメールドグラースは国内で単勝2.8倍。海外のブックメーカーでは同7.7倍もついていた。結果的に勝利を収めたので、単勝2.8倍が過剰だったとはいえないが、国内馬に関しては海外のブックメーカーよりも売れるのが一般的。心情的にも日本馬を応援したい気持ちはあっても、こと馬券に関してはやはり情報量の少ない海外馬から入るべきだろう。

コックスプレートではリスグラシュー、クルーガーを筆頭に、すでに国内で名前が知られているマジックワンドまでが過剰に売れるはず。日本の競馬関係者には「欧州の中距離路線は低レベル」という意識もあるので、やはり馬券的に狙うべきは地元のオーストラリア勢だろう。そもそもコックスプレートは、前哨戦に地元のコーフィールドステークスやターンブルステークスを使ってきた馬が圧倒的に強いレース(過去10年の3着以内馬30頭のうち17頭がどちらかのレースに出走している)。つまり非主流組のリスグラシュー、クルーガー、マジックワンドのワンツースリーはさすがにないと割り切っていいのではないか。

ここはリスグラシューでもマジックワンドでもなく、国内オッズで過小評価される可能性が高い地元の伏兵から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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どこかで聞き覚えのあるケープオブグッドホープに期待する

元々は欧州でデビューし、アイルランドのオブライエン厩舎所属で主戦がムーア騎手という大きな期待を背負っていた馬。それもそのはず、あの世界的に活躍し、様々なG1タイトルをつかんだハイランドリールの全弟という超良血(2年前のジャパンカップで印象深い末脚を披露して5着に健闘したアイダホも全兄にあたる)。欧州在籍時はわずか2勝のみに終わったが、フランスダービーではソットサス(その後、ニエル賞1着→凱旋門賞3着)の4着に健闘。レースを見直したところ、なかなか味のある走りをしており、秘めるポテンシャルはあったのだろう。

そのポテンシャルが開花したのは、オーストラリア移籍初戦。展開が向いたわけではないが、ラスト200m手前から追い出されると、先に抜け出したブラックハートバートをきっちりと差し切って優勝。ゴール後も伸び続けており、まだまだ余力はあったのだろう。思い返せば、全兄ハイランドリールも海外で活躍し、古馬になってから本格化。本馬もこれから競走馬としてのピークを迎えていくのではないか。最重要ステップレースのコーフィールドステークスを制し、枠順も内過ぎず外過ぎずなベストなところを引けたので、舐められるなら買わない手はないだろう(海外のブックメーカーでは、6番人気、単勝15倍くらい)。

相手は、リスグラシューが堅実駆けか

コーフィールドカップのメールドグラースの快勝、コーフィールドステークスのスズカデヴィアスの健闘(展開不向きの中、終いはよく伸びていた)を考えると、能力的にこのメンバーに入って見劣ることは全くないだろう。ただし、リスグラシュー自身はハーツクライ産駒らしく伏兵の立場でこそ強さを発揮するタイプ。国内のG1で唯一、1番人気に推された18年ヴィクトリアマイルでは2着に敗退。海外競馬で日本馬で最も支持を集めていた昨年の香港ヴァーズは2番人気2着、今年のクイーンエリザベス2世カップは2番人気3着と勝ち切れなかった。枠順も嫌な外目に入ったので、人気に推されるなら勝ち切るよりも2、3着止まりに終わる方に賭けたい。

3番手は欧州遠征組のマジックワンド

G1では勝ち切れないレースばかり続いているが、エネイブル、マジカルなど戦ってきた相手を考えれば、仕方のない面がある。前走愛チャンピオンステークスではディアドラに先着しての2着に好走。そのディアドラはまさにリスグラシューと同等のレベルにいるので、本馬もリスグラシューに負けて劣らない能力を持っているのではないか。海外のブックメーカーでは完全なる伏兵の1頭なので海外オッズなら本命に推したいが、国内では2番人気に推されるはず。人気を考慮すると喜んで買うべきではないか。

以下、2走前のジョージメインステークスが強過ぎでマイルに適性が出過ぎている気もするがアヴィリオス、ターンブルステークスは差し損ねただけのミスティックジャーニー。春のクイーンエリザベスステークスだけ走ればクルーガーにも好走のチャンスはあるだろう。そのほかも差のないイメージなので手広く押さえたい。

コックスプレート2019の印

◎⑪ケープオブグッドホープ
○⑨リスグラシュー
▲⑩マジックワンド
△②アヴィリオス
△⑫ミスティックジャーニー
△③クルーガー
×⑥キングズウィルドリーム
×①ブラックハートバート
×⑦テアカウシャーク
×⑬ベリーエレガント
×⑭キャステルヴェキオ
×⑧ダンステリア

コックスプレート2019の買い目

凱旋門賞の時と同じく海外と国内オッズの比較をしていきましょう。

◆コックスプレートのオッズ(13時ごろ)

※海外はTABのオッズを参照。国内オッズの背景黄色は海外オッズに対し、2倍以上ついていることを表しています(灰色は真逆)。

凱旋門賞のヴァルトガイストは、国内では海外の約3倍もつく美味しいオッズでしたが、◎ケープオブグッドホープは予想以上に売れている印象。リスグラシュー、マジックワンドに次いで海外との比較だと、美味しくないオッズになってますね…

正直、本命を変えるかも悩みましたが(ミスティックジャーニー、アヴィリオスと入れ替えるか迷いました)、前走で覚醒したと信じ、ハイランドリールの下・ケープオブグッドホープからいきます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー△△△××××××(17点)

3連複で1列目にケープオブグッドホープ、2列目にリスグラシュー、マジックワンド、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。3列目は手広く流すものの、ミスティックジャーニー、アヴィリオス絡みを少し厚めに買う予定です。リスグラシュー、マジックワンドはどちらかコケる方に期待します(ゆえに印上位3頭を厚めに買うことはしません)。

以上、コックスプレート2019の予想でした。