凱旋門賞2025の予想です。

凱旋門賞2025の出走馬は、日本からビザンチンドリーム、クロワデュノール、アロヒアリイが出走。海外勢は、ジアヴェロット、カルパナ、アヴァンチュール、ミニーホークが出走します。ロンシャン競馬場芝2400mで行われるG1戦。このレースは勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は土曜日に配信した「明日の重賞予想」に掲載しております。

凱旋門賞2025の予想です

今年の凱旋門賞は、主役馬不在の混戦ムード。

日本からはビザンチンドリーム、クロワデュノール、アロヒアリイが参戦。3頭それぞれ前哨戦を制しており、例年以上に期待は高まるものの、オルフェーブルが2年連続で2着に好走して以降、凱旋門賞に挑んだ日本馬は【0.0.0.19】と苦戦が続いている(以下参照)。

24年
シンエンパラー3番人気12着

23年
スルーセブンシーズ3番人気12着

22年
タイトルホルダー1番人気11着
ドウデュース3番人気19着
ディープボンド10番人気18着
ステイフーリッシュ12番人気14着

21年
クロノジェネシス3番人気7着
ディープボンド6番人気14着

20年
ディアドラ7番人気8着

19年
フィエールマン4番人気12着
ブラストワンピース5番人気11着
キセキ7番人気7着

18年
クリンチャー4番人気17着

17年
サトノダイヤモンド2番人気15着
サトノノブレス11番人気16着

16年
マカヒキ1番人気14着

14年
ジャスタウェイ3番人気8着
ハープスター4番人気6着
ゴールドシップ7番人気14着

ご覧の通り、1頭も掲示板に入っていないのに加え、19頭すべてが人気以下の着順に敗退。国内オッズでは明らかに期待値が低い存在と言えるだろう。

今年は海外勢の層が薄いため、日本勢にも好走のチャンスはありそうに見えるが、国内オッズで日本馬中心に売れる以上、素直に海外勢から入るのがベストだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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昨年の香港ヴァーズ勝ち馬ジアヴェロットの一撃に期待したい

昨年の香港ヴァーズでは直線で馬群を縫うように伸びて完勝。「馬群を器用に捌いて伸びてこれる」のは、多頭数の凱旋門賞で必要不可欠な要素であり、同レースへの適性は高いと判断していいだろう。前走セプテンバーステークスはポリトラックなので、参考程度にしかならないが、それでも直線で外から迫るカルパナの追撃を振り切って勝利。カルパナはキングジョージでカランダガンと差のない走りをしており、このメンバーなら能力最上位と言えるのではないか。5番ゲートなら香港ヴァーズのように直線で上手く内を捌いてこれそうだ。

相手はカルパナが堅実に走ってきそう

デビュー以来、【5.5.2.0】の堅実派。2走前のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは5頭立ての少頭数でもハイレベル戦で、前年のブリーダーズカップターフ勝ち馬レベルロマンス、コロネーションカップ勝ち馬ヤンブリューゲルに先着を果たしての2着。勝ち味に遅いタイプではあるものの、このメンバーなら能力最上位と見ていい。

3番手は上位人気勢ならアヴァンチュール

昨年の凱旋門賞では先に抜け出したブルーストッキングに迫っての2着。昨年はヴェルメイユ賞2着から本番で好走したが、今年は前哨戦のヴェルメイユ賞を勝利しての参戦。レース内容も良く、2年連続の好走は大いにありそうだ。

ビザンチンドリームは前哨戦のフォワ賞が着差以上に強い競馬。負かした相手もソジー(昨年の凱旋門賞4着&イスパーン賞1着)、ロスアンゼルス(タタソールズゴールドカップ1着)と決して弱くなく、本番に向けて期待の持てる走りだった。血統的に欧州のタフな馬場にも適性がありそうだ。

ゲゾラは今年のフランスオークス勝ち馬。前走ヴェルメイユ賞では古馬のアヴァンチュールに敗れたものの、あの一戦だけで勝負付けが済んだとは言えないだろう。上がり目のある3歳牝馬なのでアヴァンチュールとの逆転があっても驚けない。

ホワイトバーチは前走アイリッシュチャンピオンステークスがやや案外も、2走前のタタソールズゴールドカップは直線で馬群の後ろに入ってしまい、脚を余しての敗戦だった。今回は近2走の敗戦で人気を大きく落としそうで、ノーマークになるなら押さえておいて損はないだろう。

凱旋門賞2025の印

◎①ジアヴェロット
〇⑨カルパナ
▲⑩アヴァンチュール
△⑥ビザンチンドリーム
△⑱ゲゾラ
△②ホワイトバーチ

3番アローイーグル…2走前のシャンティイ大賞、3走前のエドヴィル賞は6、4頭立てで、相手にも恵まれていた。前走フォワ賞では勝ち馬ビザンチンドリームから1.1秒差の6着に敗退。このメンバーでは力不足のはず。

4番ソジー…前走フォワ賞では勝ち馬ビザンチンドリームからタイム差なしの2着も、レース内容はビザンチンドリーム>ソジーだった。押さえておいても損はないが、積極的に買いたいほどではない。

5番ロスアンゼルス…昨年の凱旋門賞3着馬も、近走の走りを見ると、このメンバーではワンパンチ足りないのでは。

8番キジサナ…目下4連勝中も、今回は相手関係が大幅に強化。ここで壁にぶつかる可能性が高い。

11番ダリズ…前走プランスドランジュ賞では勝ち馬クロワデュノールから0.1秒差の2着。3歳馬で斤量の恩恵があるとは言え、一級線の古馬相手に通用するパフォーマンスを見せていない。

12番ルファール…前走ニエル賞では勝ち馬クアリフィカーから0.5秒差の6着。このメンバーでは荷が重いだろう。

13番クアリフィカー…2走前のギヨームドルナノ賞では勝ち馬アロヒアリイに完敗。このメンバーでは力不足のはず。

14番ホタツェル…近3走は古馬混合のG1で苦戦が続いている。今回は近走以上に強力な相手が揃っているので、掲示板に入るのも難しいのでは。

15番クロワデュノール…日本勢の大将格かもしれないが、前走プランスドランジュ賞はダリズに迫られての勝利。叩き台だったとは言え、欧州の時計がかかる馬場ではパフォーマンスが落ちると考えるのが自然なのでは。人気を考えても買いづらい。

16番アロヒアリイ…前走ギヨームドルナノ賞は相手に恵まれた上、楽逃げが叶ったのが大きかった。今回は相手強化に加え、頭数が一気に増え、楽な競馬はさせてもらえないのでは。4番ゲートなのでレースの主導権を奪う可能性はあるものの、凱旋門賞を逃げ切るのは難しい。

17番ミニーホーク…ヨークシャーオークス→愛オークス→英オークスと3連勝中も、すべて少頭数のストレスが少ない競馬。今回は頭数が一気に増える上、1番ゲートでごちゃつく競馬になりそうで、期待よりも不安の方が先行する。人気を集めるなら嫌って妙味だろう。

凱旋門賞2025の買い目です

ここは◎ジアヴェロットから〇カルパナ▲アヴァンチュールに流したい。

【参考買い目】

ワイド:◎ー〇▲(2点)

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△(7点)

馬券はワイドでジアヴェロットからカルパナ、アヴァンチュールに流しつつ、ボーナス的に3連複を買いたい。

以上、凱旋門賞2025の予想でした。