帝王賞2024の予想です。
帝王賞2024の出走馬は、JRAからグランブリッジ、ディクテオン、ノットゥルノ、セラフィックコール、ウィルソンテソーロ、メイショウハリオ、キングズソードが出走。地方勢は、ライトウォーリア、バーデンヴァイラー(以上、川崎)、サヨノネイチャ(大井)、ヒロイックテイル(高知)らが迎え撃ちます。大井競馬2000mで行われるJpnI戦です。このレースは勝負度B(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
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帝王賞2024の予想です
ウシュバテソーロ不在でも、多士済々なメンバーが揃った今年の帝王賞。
レースのカギを握るのは展開になりそう。いわゆる”白い砂”が導入された昨秋以降、大井2000mで行われたG1(JpnI含む)は、JBCクラシックと東京大賞典の2鞍だが、JBCクラシックは61.5-63.6の前傾ラップでキングズソードが突き抜ける展開になり、東京大賞典は63.8-63.5のミドルペースで勝ち馬ウシュバテソーロを除けば、4コーナー1~3番手の馬が2~4着に入る前残り決着だった。
今年の帝王賞はライトウォーリアが逃げ、ノットゥルノが追いかける展開。昨年のJBCクラシックのような体力勝負になるのか、それとも東京大賞典のような立ち回りと決め手が要求されるのかによって、台頭してくる馬は異なってくるだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…
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ノットゥルノの粘り込みに期待したい
まずレースのカギになりそうなのが本馬。前走名古屋グランプリのレコード勝ちや昨年のJBCクラシックではハイペースで飛ばして2着に粘り込んだように、自分の競馬に持ち込んだ時に高いパフォーマンスを発揮する傾向(4コーナーを先頭で回ってきた時は【3.1.0.0】と連対率100%)。ここは内に川崎記念を逃げ切ったライトウォーリアがいるので、すんなりとハナ主張は難しいかもしれないが、行けるならハナを狙い、最低でも外目2番手から早めの進出を仕掛けてくるのではないか。自ら体力勝負に持ち込めれば、昨年のJBCクラシックのように最後までしぶとく粘り込むだろう。鞍上は宝塚記念のドウデュースで上手く乗れなかったので、ダートのグランプリである同レースに賭ける思いは強いか。序盤に多少無理をしてもハナ主張なら勝利のチャンスはより高まる。
相手にはキングズソードを挙げたい
昨年のJBCクラシックが圧巻の勝ちっぷり。その後は取りこぼしているが、言い訳の利く敗戦が続いており、決してまだ終わったわけではない。今回は昨年のJBCクラシック同様、ノットゥルノが逃げるにせよ番手にせよ体力勝負に持ち込みそうで、本馬のポテンシャルが引き出されるレースになるのではないか。今回は藤岡祐介騎手への乗り替わりになるが、割と手は合うタイプのはず。
3番手はセラフィックコールの巻き返しがありそう
前走川崎記念では単勝1倍台を裏切る結果に終わってしまったが、過去最低の馬体重での出走で、本調子ではなかったのだろう。大型馬でも体質にやや弱いところがあり、使い込むよりも間隔を空けた方が走るタイプ。今回は本来の走りを見せてくれるのではないか。昨年のみやこステークスは前走川崎記念(517キロ)から+20キロ近い536キロでの勝利。大幅な馬体重増でもあまり気にしないでいいだろう。
ウィルソンテソーロは昨年の東京大賞典で2着に好走し、ドバイワールドカップでも日本勢ではウシュバテソーロに次ぐ着順。ここに来て力をつけており、川田騎手への乗り替わりはある意味で残念だが、ここで待望のG1制覇があってもいいだろう。
メイショウハリオは帝王賞2連覇中も、今年は前哨戦を使えておらず、やや不安が残る。調教の動きを見ても、万全の体勢とは言いづらいか。
帝王賞2024の印です
◎⑤ノットゥルノ
○⑫キングズソード
▲⑦セラフィックコール
△⑧ウィルソンテソーロ
△⑪メイショウハリオ
1番グランブリッジ…ダート中距離路線で常に堅実な走りを見せているが、大井2000mのJpnIでは敷居がやや高い印象。2走前の川崎記念はセラフィックコールの凡走でレースレベルが低く、また舞台適性の高さを生かしての好走だった。
2番ライトウォーリア…前走川崎記念は見事な逃げ切り勝ちも、吉原騎手の作戦が見事にハマった。今回はハナ主張が叶っても、外目2番手に格上のノットゥルノがピッタリと付いてくるはずで、逃げ粘るのは難しいだろう。
3番ディクテオン…地方ダートで素質開花するも、近走はやや足踏み状態。極端な前崩れになれば、怖さは多少あるものの、ダイオライト記念ではセラフィックコール、名古屋グランプリではノットゥルノに完敗しており、このメンバーではやや荷が重そう。
4番サヨノネイチャ…大井中距離重賞3連勝中で、地元大井の総大将も、ダートグレード初挑戦がJpnI。前走大井記念では休み明けのバーデンヴァイラーと接戦で、このメンバーに入るとまだ力不足なのでは。
6番トランセンデンス…地元・高知の自己条件ならまだまだ走れそうだが、ダートグレード通用する能力はもう残っていないだろう。
9番マースインディ…地元のオープン特別でも苦戦が続いている状況。ここは参加するだけ。
10番バーデンヴァイラー…転入初戦の前走大井記念では勝ち馬サヨノネイチャから0.1秒差の2着。南関東の重賞路線なら通用するメドは立ったものの、転入前はダートグレードで結果が出ておらず、JpnIではさすがに分が悪い。
13番ヒロイックテイル…前走名古屋グランプリではなだれ込むように3着に粘り込み。高知所属馬としてこれからも活躍が期待されるものの、JpnIではさすがに荷が重い。小回りで立ち回りを生かすコースがベスト。
帝王賞2024の買い目です
ここは◎ノットゥルノから相手に○キングズソード▲セラフィックコールを置いて勝負します。
【参考買い目】
3連複:◎ー〇▲ー○▲△△(5点)
馬券は3連複で1列目にノットゥルノ、2列目にキングズソード、セラフィックコール、3列目に印を打った馬へ。ノットゥルノは自分の型にハマるかというタイプなので、馬券に絡むなら連以上で来るイメージです。
以上、帝王賞2024の予想でした。