報知オールスターカップ2021(川崎)の予想です。

報知オールスターカップ2021の出走馬は、タービランス、サウンドトゥルー、ストライクイーグル、マンガン、ゴールドホイヤーなど14頭。川崎競馬場2100mで行われるSIII戦。2021年、南関東最初の重賞競走です。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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昨年の報知オールスターカップ(【報知オールスターカップ2020予想】川崎2100mのSIII戦です)は

1着◎オールブラッシュ(8番人気)
2着△タービランス(6番人気)
3着▲ヒカリオーソ(1番人気)

で馬連84.8倍、馬単171.5倍、3連複108.4倍を的中できたので、今年も年明け一発目の同レースを当てて、お年玉ゲットしましょう。

報知オールスターカップ2021の予想と見解です

報知オールスターカップは向上面からのロングスパート戦になりやすいレース

過去5年の後半1000mのラップは、

20年13.6-12.0-12.7-13.7-12.9(上り39.3秒)
19年14.1-13.0-13.6-13.8-12.9(上り40.3秒)
18年14.1-12.0-13.0-14.1-12.2(上り39.3秒)
17年14.6-12.2-12.9-13.4-12.7(上り39.0秒)
16年14.2-12.1-13.2-14.2-13.1(上り40.5秒)

とラスト800mからペースアップし、ラスト400mの上りがかかるのが特徴。

勝負どころでオン/オフのギアチェンジができて、かつ最後までバテずに伸び続けられるかが問われるレースと言えるだろう。

今年の出走馬では、タービランス(19、20年2着)、ヤマノファイト(19年1着)、ディアドムス(18年1着)がすでに同レースで結果を残しており、特にタービランス、ヤマノファイトは今年も有力なのは間違いないものの、ここは同コース未経験でも潜在的な適性が高そうな馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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10歳でも衰え知らずのリッカルドから入る

一時期は明らかにリズムを崩していたが、19年千葉ダートマイルを制して以降、再び南関東の重賞路線で活躍するようになり、確かに勝ち切れなくなっている面はあるものの、安定したパフォーマンスを続けている馬。特に評価したいのは距離を伸ばした近2走。2走前の埼玉新聞栄冠賞では勝ち馬タービランスから0.1秒差の2着に好走し、前走勝島王冠ではカジノフォンテン(20年東京大賞典2着)、ノンコノユメ(19年東京大賞典2着)、モジアナフレイバー(20年南部杯3着)に次ぐ4着。今回は前走で先着を許した3頭のように直近のG1でもバリバリ走っている馬は見当たらず、何よりタービランスが1番人気に推されるなら本馬にも勝機があってもいいだろう。

レースセンスが高く、クロフネ×オペラハウスの血統の字面通り無尽蔵のスタミナを有しているのが特徴。オン/オフのギアチェンジができて、かつ最後までバテずに伸び続けられるので、川崎2100mは本馬の良さが最も生きる舞台なのではないか。今年で10歳になるが、6年2着バトードール(9歳)、17年3着タイムズアロー(9歳)、18年2着オメガスカイツリー(10歳)、19年3着ユーロビート(10歳)、20年1着オールブラッシュ(8歳)と毎年高齢馬が馬券圏内に好走しているレース。年齢で敬遠されるなら有難い。

相手はタービランスが堅実駆けだろう

地方馬同士の重賞ではデビュー以降、【5.7.2.1】(勝率33.3%、連対率80.0%、複勝率93.3%)で抜群の安定感を誇っている馬。なにより報知オールスターカップでは19、20年と2年連続で2着に入っており、すでに同レースで結果を残しているのは大きな強みだろう。8歳でも能力が衰える兆しは全くなし。今年も上位争いに加わってくる。

3番手は年明け4歳のマンガンが怖い

前走ハートビートダービーがとにかく鮮やかな差し切り勝ち。2、3走前は川崎2100mで結果が出ていないものの、3走前は休み明け、2走前はコースロスが絶大で、敗因はコース適性のなさと一概に決めつけられないか。今回は鞍上が吉原騎手。終いは確実に脚を使うので、勝負どころで前を射程圏に入れて運べれば、まとめて差し切っても驚けない。

ゴールドホイヤーは前走勝島王冠で勝ち馬カジノフォンテンについていき、6着に敗退。4コーナーで脱落してしまったが、直線に入ってからもうひと脚を使っており、休み明けを考えても悪い内容ではなかった。今回は前走よりも戦いやすいメンバー。多少の上積みがあれば、上位争いに加わってきてもいい。

ストライクイーグルは近走ややリズムが悪いものの、近4走のうち3走はダートグレードなので、結果が出なかったのは仕方ない面がある。昨年の報知オールスターカップでは4着に健闘。当時から能力が衰えた印象はなく、流れひとつで馬券圏内に届いていいだろう。

ヤマノファイトは2年前の同レース勝ち馬。当時、タービランスを押さえて勝利しており、昨年の下半期は門別に移籍したが、能力が衰えたわけではないので、今年も侮れない方がいいだろう。

サウンドトゥルーは基本的に大井がベスト。南関東重賞ならまだ通用していいものの、自分から動けるタイプではないので、前が自滅しない限り、出番はないか。

エメリミットは昨年のダービー馬。当時、マンガン、ゴールドホイヤーを下しているものの、休み明け初戦のハートビートダービーが6頭立ての5着。まだ復調途上と見た方がいいだろう。

最後に大穴でショートストーリー。高知からの遠征になるが、JRAで4勝を挙げており、南関東でもそこそこ走れそうな馬。JRA時代にはロングスパートを打って最後までバテずにじわじわと脚を使うことがあったので、川崎2100mという条件は合うかもしれない。

報知オールスターカップ2021の印

◎④リッカルド
○⑩タービランス
▲⑪マンガン
△⑫ゴールドホイヤー
△⑬ストライクイーグル
△⑭ヤマノファイト
×①サウンドトゥルー
×⑧エメリミット
×⑤ショートストーリー

2番シャイニングアカリ…川崎の中長距離戦に実績があるものの、近走と今走では相手関係がガラッと変わる。斤量53キロでも力負けするのでは。

3番スギノグローアップ…ダート長距離を得意にしているが、立ち回り特化型。報知オールスターカップは立ち回りだけではなく、持続力も要求されるので、直線で後続勢に飲み込まれそう。

6番ロードシャリオ…南関東に移籍後、サッパリの現状で…

7番ディアドムス…3年前の同レース覇者も、近走は年齢の影響かパタッと走らなくなってしまった。今さら復活するイメージは湧かない。

9番サノサマー…金沢では通用しても、ハイレベルな南関東では格負けするだろう。

報知オールスターカップ2021の買い目

中心視する予定だったリッカルドがまさかの除外になってしまったので、印を以下の通りに変更します。

◎⑪マンガン
○⑩タービランス
▲⑫ゴールドホイヤー
△⑬ストライクイーグル
△⑭ヤマノファイト
△①サウンドトゥルー
×⑧エメリミット
×⑤ショートストーリー

ここはギャンブルではありますが、マンガンの差し切りに期待します。2、3走前には川崎の長距離戦で敗れていますが、決して左回りがダメなわけではなく、2走前は絶望的なほど外を回っており、乗り方ひとつで掲示板には入れたレース。今回は鞍上・吉原騎手。騎手頼みではありますが、上手く乗ってくれれば、勝ち負けに持ち込んでいいでしょう。

タービランスは軸としては最も相応しいのですが、一方で勝ち味に遅いタイプでもあるので、1番人気なら今年も2着止まりの方に賭けたいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)…本線はサウンドトゥルーまで

3連単:◎→○→▲△△△××(6点)…同上

3連複でマンガン、タービランスから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はサウンドトゥルーまで。3連単はマンガン→タービランス→印で決まる組み合わせは最低でも押さえたいですね。

報知オールスターカップ2021の予想でした。