@h_r_p_studio さんの写真。)

ハイセイコー記念2019(大井)の予想です。

ハイセイコー記念2019の出走馬は、ファンシーアップ、ストーミーデイ、ゴールドビルダー、ブリッグオドーンなど16頭。大井競馬場1600mで行われるSII戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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ハイセイコー記念2019の予想と見解です

12日、来年からSIに格上げされることが発表されたハイセイコー記念。

今年はSⅡとして行われる最後の年だが、なかなかの素質馬がそろい、年末の全日本2歳優駿、あるいは来年のクラシックを占う意味でも注目の一戦といえそう。

正直、キャリアの浅い馬同士の対戦で予想は難しいものの、その中でも相対的に経験が豊富で「ハイレベルレース出身」の馬から入ってみたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ハイレベル・ゴールドジュニア組のゴールドビルダーを狙う

2走前の準重賞・ゴールドジュニアは明らかにハイレベルレースで、出走馬のその後は、

3着ヴァケーション(平和賞1着
4着ゴールドビルダー(ニュージェネレーション賞1着
5着ファルコンウィング(新生特別2着→ニュージェネレーション賞2着
6着ジョーグラフェン(新鋭特別8着)
8着サドンフォース(2歳特選3着
9着ティーズプライム(2歳特選3着
10着グリーンロード(エタニティ賞1着

で【3.2.2.1】と出走すれば、ほぼ馬券に絡む状態。何よりも強調したいのは、3着ヴァケーションが次走平和賞を勝利していること。そのヴァケーションと僅差の競馬を演じたストーミーデイ、ゴールドビルダー、モンゲートラオの3頭は重賞レベルに達していると判断していいのではないか。

その中でも買いたいのはゴールドビルダー。ゴールドジュニアでは他馬より1キロ重い55キロを背負いながら4コーナーで外からヴァケーションに合わせる形で動いていき、終始内でロスなく立ち回ったストーミーデイと比べると、中身の濃い競馬をしていた。コーナー4回のコースも前走で経験済み。大井1600mに変わっても力を発揮できるだろう。パイロ産駒は2年前にハセノパイロが同レースを制している。

相手もゴールドジュニア組のストーミーデイ

前走ゴールドジュニアは確かに終始内をロスなく立ち回れたメリットがあったものの、直線では狭いスペースからしぶとく抜け出しており、コースロスなく運べたとはいえ見どころのある走りだった。全兄が1200m専用機のヒロシゲゴールドなのは少し不安だが、地方では距離の融通が利くサウスヴィグラス産駒。レースぶりからもそこまでスプリンター色を感じないので、距離延長にも対応できるのではないか。

3番手はモンゲートラオ

前走ゴールドジュニアでは展開の恩恵を受けた印象が強いものの(前傾ラップで差しやすい展開だった)、ゴール前の脚色には見どころがあり、鞍上もレース後に「距離延長は間違いなくプラス」と述べていたので、距離延長でパフォーマンスを上げてくる可能性が高そう。トランセンド産駒は自身同様に揉まれ弱いタイプが多いので、外枠を引けたのはむしろプラスに捉えていいだろう。

チョウライリンは鎌倉記念5着→平和賞3着とパフォーマンスが上昇中。特に前走平和賞は3~4コーナーでやや強引に外を回っており、着順以上に評価できる内容だった。血統や戦績の地味さから再度伏兵扱いになりそうだが、決して舐められた馬ではない。

マンガンはデビュー戦2戦目以降、すべて上り最速をマークしている末脚堅実な差し馬。前走平和賞は鞍上がやや上手くエスコートしていたが、キャリアが浅く、距離未経験馬が多い中、確実に差してこれるのは魅力。

ファンシーアップは新馬でのちのサンライズカップ4着馬バックストッパーを下し、休み明け&転入初戦の大井でも順当勝ち。まだ底を見せておらず、鞍上に吉原騎手手配では侮れない。

ブリッグオドーンは休養明けでの一戦になるが、デビュー戦から2連勝中。正直、良くなるのはまだ先のような印象を受けるが、逆にいえば伸びシロが大きく、休み明けでさらに馬が良くなっている可能性はあるか。

デスティネは前走はくたか特別で持ち時計を大幅に短縮。好メンバーがそろっていた一戦でもあり、あのレースで2着は価値がある。さらに良くなれば、このメンバーでも通用していい。

最後にプレストルーチェ。前走シーサイドジュニア特別の勝ち時計1分43秒8は、翌日の平和賞なら5着に値するほど。2走前にはマンガンに敗れているものの、当時はキャリア1戦で分が悪かった。キャリア3戦でまだ良くなりそうな雰囲気があり、押さえておいて損はないだろう。半姉がクレイジーアクセルという良血馬でもある。

ハイセイコー記念2019の印

◎①ゴールドビルダー
○⑫ストーミーデイ
▲⑯モンゲートラオ
△⑤チョウライリン
△⑬マンガン
△⑪ファンシーアップ
×⑥ブリッグオドーン
×⑦デスティネ
×⑮プレストルーチェ

◆そのほかの出走馬について
2番コガラスマル…新馬勝ち後、勝ち切れないレースが続いている。前走平和賞は13頭立ての7着。重賞では荷が重いだろう。

3番ピアノマン…前走平和賞では上位勢にやや離されての6着。4走前にレイワデジタル(鎌倉記念6着)、3走前にマンガン(平和賞2着)に敗戦していることからも重賞では荷が重いのでは。

4番マルモリラッキー…前走はやぶさ特別ではゴールドビルダー、モンゲートラオに敗れている。今回はさらなる相手強化。距離が伸びていいタイプでもなく、苦戦するはず。

7番ティーズプライム…新馬勝ち後、苦戦続き。重賞で通用する器ではない。

9番ユウユウグリュック…特別戦で大敗続き。前走鎌倉記念では11頭立ての10着。重賞では明らかに荷が重い。

10番プリマガリーナ…新馬→とき特別と連勝中も、いずれも1200m。きょうだいは、コスモビスティー、セイシュプリームなど1400m以下で活躍しており、本馬も父ジョーカプチーノなら短距離馬と解釈していいのでは(1200mの適鞍がないため、このレースに出走してきている感が強い)。

14番フォルワールド…新馬勝ち後、前走はくたか特別では7着に敗退。重賞ではさすがに荷が重いだろう。

ハイセイコー記念2019の買い目

人気馬で唯一、嫌いたかったプリマガリーナが除外になってしまったのは残念ですが、ここはゴールドジュニア組の◎ゴールドビルダーから2列目を手広く流したいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(チョウライリン)-○▲△△△×××(18点)

3連複で1列目にゴールドビルダー、2列目にストーミーデイ、モンゲートラオ、チョウライン、3列目に印を打った馬へ(ワイド3点でもOK)。本線は2列目がストーミーデイ、3列目がブリッグオドーンまでです。

以上、ハイセイコー記念2019の予想でした。