優駿スプリント2018(大井)の予想です。

優駿スプリント2018の出走馬は、サンニコーラ、メモリーメンヒル、レベルスリー、ヴィブラビ、ラルウアら16頭。大井競馬場1200mで行われるSII戦。このレースは勝負度C(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)を予定しています。

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5月は羽田盃、かしわ記念などの的中があって好調だったものの、6月はここまでしょぼい北海道スプリントカップの的中のみ。予想している地方重賞は1ヶ月4~5レースなので、まともな当たりがない…という月もありますが、今週は優駿スプリント&帝王賞の2本立てなので、最後にスカッと当てたいところ。上半期を締めるレースでもありますし、いい形で終えられるように頑張ります!

優駿スプリント2018の予想と見解です

前哨戦の優駿スプリントトライアルは、ラルウアが2馬身差の完勝。走破時計1分13秒6は評価できる数字だが、前半600m通過35.5秒と楽に入れたのが大きかった。実際、掲示板に入った5頭を見ると、

1着ラルウア(4コーナー1番手
2着ヴィブラビ(4コーナー5番手
3着サンニコーラ(4コーナー13番手)
4着エターナルモール(4コーナー3番手
5着ビッグマロン(4コーナー4番手

とサンニコーラ以外は4コーナー5番手以内。勝ち馬ラルウアは逃げて上り3位タイでまとめているので決して弱い馬ではないが、どちらかというと3着サンニコーラの強さが光った一戦だった。

今回はラルウアを目標に控えて味がなかったビッグマロン、時計勝負に持ち込みたいメモリーメンヒル、スタートが決まれば左海騎手で積極策のレベルスリー、前走交流戦逃げ切り勝ちのオーサムロード、快速アヴァレソーが競いかける展開。逃げるラルウアの鞍上が的場文男騎手→横川怜央騎手に替われば、ほかの騎手は空気を読まないはずで、前哨戦のような前残りレースにはならないのではないか。

「ハイペースからの追い比べになる」ことを前提に決め手のある馬から入りたい。本命は…

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人気なさ過ぎのデニストンの一撃に期待

門別から大井に転入した直後は1頭だけ別次元の末脚で1200mで2連勝を飾った馬。あまりにも強過ぎたため、色気を持って雲取賞、クラウンカップと駒を進めたが、1600mはさすがに長ったようで2戦とも見せ場なく敗退。仕切り直しで挑んだマーガレット特別では上り2位の脚を繰り出して、勝ち馬サンニコーラから0.4秒差の3着。今回、サンニコーラの方が人気を集めているのは理解できるが、当時は本馬の方が斤量1キロ重く、今回は1キロ軽い立場。「0.4秒差」は縮まると考えるのが自然で、サンニコーラがやや抜けた1番人気に対し、本馬が紙面上無印、単勝万馬券に近いレベルまで人気を落としているのは明らかにおかしい。

人気を大きく落としているのは、前走優駿スプリントトライアルの敗戦だが、本来のこの馬の走りを考えれば、力を出し切っての敗戦ではないのは明らか。おそらく崩れた原因は、一気の距離短縮で馬が戸惑ったのか、馬体重がやや重かったからだろう。門別時代も含め1200mでは確実に追い込んでくる馬。前述の通り、ハイペースで流れて外差しが決まる形になれば、上位進出しても不思議ではない。

相手は展開重視ならサンニコーラの評価を下げられない

本馬のデビュー戦は昨年の南関東の2歳新馬で最も強烈なインパクトだった一戦。走破時計、レース内容ともに規格外で、その後の活躍間違いなしと思われたが、2戦目以降は気難しい面が出てしまい、なかなか勝ち切れず。ようやく2勝目を挙げたのは1200mのマーガレット特別。どうも長い間、レースに集中できないようで、一気に走れる1200mが合っているのだろう。

前走優駿スプリントトライアルは前述の通り、負けて強しの3着。レースセンスのなさはネックだが、ハイペースからの追い比べになれば、本馬の末脚が生きてくるだろう。展開ひとつでラルウア、ヴィブラビとは逆転できる。

3番手は将来性豊かなメモリーメンヒル

キャリア4戦と浅いが、前走交流戦を優駿スプリントトライアルのラルウア(1分13秒6)よりも速い1分13秒5で逃げ切り勝ち。ゴール前の余力、上り37.8秒を見ても、時計はまだまだ詰まりそうで、能力的にはこのメンバーに入ってもヒケを取らない。今回は近2走のように逃げられないかもしれないが、レースぶりから行き切れないとダメというタイプではなさそう。被されない外目の位置を取れれば、能力通りに走ってきそうだ。

レベルスリーは前走1400mの夏木立賞を2番手から押し切り勝ち。JRAからの転入後はマイル前後を使われていたが、初勝利は中山ダート1200mで、本質的には短い距離が合っているのだろう。スタートセンスが悪く、前走のように先行策を打てるかはゲート次第だが、展開次第では出遅れが逆にプラスに働く可能性はありそうだ。

ミスターバッハは門別時代以来の1200mだが、サウスヴィグラス産駒で筋肉隆々の見た目から1200mがダメということはないだろう。3走前のクラウンカップでは2着に好走した馬。距離にさえ対応できれば、能力はこのメンバーでも通用する。

ラルウアは前走優駿スプリントトライアル勝ち馬ながら人気がなさ過ぎだが、展開に恵まれての勝利+テン乗りの横川怜央騎手では「オッズがつく」というだけで飛びつくのは危険か。ただ枠順はいいので、自分の競馬には持ち込むことができるはず。

ビッグマロンは前走優駿スプリントトライアルは控えたことで持ち味が生きなかった印象。2走前のマーガレット特別では逃げて勝ち馬サンニコーラから0.1秒差の2着に好走。積極的に逃げるラルウアに競いかけていけば、巻き返しがあってもいい。

ヴィブラビは前走優駿スプリントトライアルで勝ち馬ラルウアから0.4秒差の2着。レース映像を見ただけでは完敗だが、本馬は休み明けの一戦。ひと叩きされて上積みがあれば、0.4秒差は詰まってもいい。

シングンレガシイはタイムパラドックス×マルゼンスキーの血統で、本質的に中距離型も、前が勝手に潰れてスタミナが問われるレースになれば、浮上の余地はあるかもしれない。

最後にユニバーサルライト。シングンレガシイ同様、バテずに長くいい脚を使うので中距離型のはずだが、戦ってきた相手は一枚上で、人気もないなら押さえておいて損はないか。

優駿スプリント2018の印

◎⑯デニストン
○②サンニコーラ
▲⑨メモリーメンヒル
△⑩レベルスリー
△⑧ミスターバッハ
△④ラルウア
×⑥ビッグマロン
×⑦ヴィブラビ
×⑫シングンレガシイ
×⑮ユニバーサルライト

優駿スプリント2018の予想ファイル

優駿スプリント2018の買い目

◎デニストンは単勝こそ前日よりだいぶ下がりましたが、連複系では全く売れていないですね。◎デニストンが好走した時にヒモ抜けでハズすのだけは避けたいので、2列目、3列目は手広く流していきます。展開次第でハマるかハマらないかですが、このオッズなら買う価値は大いにあるでしょう。あと念には念を入れて時計的に厳しいと見ているのですが、最後に×⑬オーサムロードまで加えておきます。

【本線】

3連複:16-2、8、9、10-2、4、6、7、8、9、10、12、13、15(30点)

3連複で1列目にデニストン、2列目にサンニコーラ、ミスターバッハ、メモリーメンヒル、レベルスリー、3列目に印を打った馬への組み合わせ(ワイド4点でもOK)。2列目はサンニコーラ絡み、3列目はラルウアまでを厚めに買います。

馬連:16ー2、8、9、10(4点)

馬単:16→2、8、9、10(4点)

馬連&馬単でデニストンからサンニコーラ、メモリーメンヒル、レベルスリー、ミスターバッハまで。

少点数の3連単ボーナスは買いづらいので、3連複の重ね買い部分がボーナスの感覚でいいかと思います。もし買うなら「デニストンとサンニコーラのワイドが当たる」かつ「デニストンorサンニコーラが勝つ」条件の組み合わせですね。

以上、優駿スプリント2018の予想でした。