【全日本2歳優駿2016予想】川崎1600mのJpnI戦

全日本2歳優駿2016(川崎)の予想です。

全日本2歳優駿2016の出走馬は、JRA勢からリエノテソーロ、ネコワールド、メイソンジュニア、ハングリーベン、シゲルコングが出走。地方勢は、ローズジュレップ、バリスコア、ストーンリバー、ヒガシウィルウィン(以上、北海道)、フライングショット(船橋)らが迎え撃ちます。川崎競馬場1600mで行われる2歳限定のJpnI戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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12月は地方重賞が盛りだくさんの一ヶ月。1週目のクイーン賞はハズレでしたが、今週の全日本2歳優駿、名古屋グランプリは個人的にも好きなレースなのでどちらか当てたいところ。全日本2歳優駿は前哨戦の兵庫ジュニアグランプリが波乱の決着。北海道2歳優駿をぶっちぎりで勝利したエピカリスが不在で、馬券的に面白いレースになりそうですね。

予想と見解です

全日本2歳優駿は「前傾ラップになり、速い上りを繰り出せる馬に有利」なレース。一般的に川崎ダート1600mは今年のJBCレディスクラシックの結果(ホワイトフーガ、レッツゴードンキの行った行ったような形で決まり、アムールブリエが不発に終わった)を見ても分かる通り、逃げ、先行が圧倒的に有利。しかし、全日本2歳優駿はJRAの阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスもそうだが、2歳戦であるがゆえ、オーバーペースになりやすく、単調な前残りにはなりにくい。

過去5年の前後半の800mは以下の通りで、11年以外は前傾ラップになっている。

15年50.9-52.2
14年51.0-54.3
13年49.1-51.3
12年50.9-51.0
11年51.0-50.2

こうなると当然、直線は我慢比べ、末脚勝負になりがち。上り最速馬は【5.1.0.1】(過去5年)で、脚質に問わず、上り3ハロンをきっちりとまとめられる馬が堅実に走っている。昨年は明らかに小回りダート1600mに適性がないレガーロが2着に突っ込んできており、末脚堅実なタイプであれば、適性や能力には多少目をつぶってもいい。それでは予想にいきましょう。今年は地方勢にチャンスの年と見た。本命は…

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バリスコア

まず前走のレースレベルでいえば、圧倒的に兵庫ジュニアグランプリ。同レースはJRAでダート・2勝のハングリーベン、ネコワールド、なでしこ賞2着のゲキリン、芝とはいえオープン特別勝ちがあったアズールムーン、リンクスゼロとなかなかのメンバー。実際、兵庫ジュニアグランプリ、北海道2歳優駿、エーデルワイス賞のレースレーティングを比較すると、兵庫ジュニアグランプリが圧倒的に抜けている。

兵庫ジュニアグランプリ 101.25(ローズジュレップ105)
北海道2歳優駿 88.50(エピカリス 108)
エーデルワイス賞 91.75(リエノテソーロ 101)

※左がレースレーティングで、右が勝ち馬のレーティング

レースのインパクトとしては北海道2歳優駿のエピカリス、エーデルワイス賞のリエノテソーロだが、あの圧勝劇はレーティングを見ても能力が抜けていたというより、2着以下の馬が弱過ぎたというのが正しい見解だろう。

バリスコアは兵庫ジュニアグランプリで3着に好走。ほぼ完ぺきに立ち回ったローズジュレップに対し、本馬は8枠11番から終始外々を回されており、コースロスを考えると、ローズジュレップとの能力差はほとんどないだろう。終いの脚はこちらのほうが上で、距離が1ハロン伸びれば、着順が入れ替わっても不思議ではない。前走でローズジュレップ、ハングリーベンに先着を許している分、人気は控え目気味になるはずで、オッズ妙味を考えてもこの馬から入りたい。

相手筆頭はローズジュレップ

兵庫ジュニアグランプリは川原騎手が完璧な騎乗を見せたとはいえ、正攻法の競馬でハングリーベン以下のJRA勢を完封。バリスコアに本命を打つ以上、本馬の評価を落とすわけにはいかない。デビュー当時の馬体重は440キロだったが、前走は493キロ。馬体重の増加とともにメキメキと力をつけており、前走からパフォーマンスをさらに上げてくる可能性もありそうだ。

3番手はリエノテソーロ

エーデルワイス賞は2着以下が弱かったとはいえ、圧巻の勝ちっぷり。新馬からの走りを見る限り、スピードだけでガンガン飛ばすタイプではないので、距離は意外と持つかもしれない。ただ初めての1600m戦、コーナー4回の競馬、砂を被ることなど、未知な面が多いのは事実で、それで1番人気に推されるならあえて本馬から入る必要はない。

ハングリーベンは兵庫ジュニアグランプリ2着が精いっぱいの走りだったが、兵庫ジュニアグランプリ組は総じてレベルが高いと見ているので、本馬も上位に評価。先行力がありながら、追われてからもしっかりと伸びるタイプなので、レースの傾向には合っている。

シゲルコングは速い上りを出せるのが魅力。ただどうもスタートセンス、レースセンスがなく、コーナー4回の競馬に変わるのは大きな不安。能力的にハングリーベンとは大差ないはずだが、力を出し切れないで終わるかもしれない。

フライングショットは前走でローズジュレップを下しているのが強調材料。北海道2歳優駿、兵庫ジュニアグランプリの結果を見ると、今年の北海道勢は中距離路線より短距離路線の層が厚く、1200mから一気の距離延長でも侮れないだろう。

あとは北海道2優優駿組のストーンリバー、ヒガシウィルウィン、スウィフトハート。ただ北海道2歳優駿組はエピカリスが強過ぎただけで、2着以下はそこまでレベルが高くなかった可能性があり、あまり積極的に買うべきではないか。最後にメイソンジュニア。初ダートで全くの未知数だが、血統的にはダートでも走れるだろう。

印はコチラ

◎⑤バリスコア
○④ローズジュレップ
▲①リエノテソーロ
△⑬ハングリーベン
△⑭シゲルコング
△⑪フライングショット
×⑥ストーンリバー
×⑦ヒガシウィルウィン
×⑩スウィフトハート
×⑫メイソンジュニア

全日本2歳優駿の予想ファイルはコチラ

買い目はコチラ

ここは兵庫ジュニアグランプリ組でレース内容が良かったバリスコア、ローズジュレップの2頭軸メインで勝負します。

【本線】
3連複:4-5-1、11、13、14(4点)

3連複でローズジュレップ、バリスコアから印上位のリエノテソーロ、フライングショット、ハングリーベン、シゲルコングへの組み合わせです。

【抑え】
3連複:4-5-6、7、9、10、12(5点)

3連複でローズジュレップ、バリスコアからストーンリバー、ヒガシウィルウィン、ネコワールド、スウィフトハート、メイソンジュニアへの組み合わせ。ネコワールドは印を打ちませんでしたが、ローズジュレップ、バリスコアが2頭とも好走してハズすのはもったいないので、念のため入れておきます。

3連複:1-5-11、13、14(3点)

あとは3連複でリエノテソーロ、バリスコアからフライングショット、ハングリーベン、シゲルコングへの組み合わせ。3列目はもっと手広くいってもいいのですが、抑えの抑え的な感じですし、相手は印上位の3頭に絞ります。

【ボーナス】
3連単:4⇔5→1、11、13、14(8点)

3連単はローズジュレップ、バリスコアのワンツーで決まり、3着にリエノテソーロ、フライングショット、ハングリーベン、シゲルコングが入る組み合わせ。ここは購入金額に応じてもっと絞ってもいいですし、増やしてもいいでしょう。

※リアルタイムで見れないため、すでに購入した馬券画像を載せておきます。

全日本2歳優駿2016の馬券

以上、全日本2歳優駿2016の予想でした。