(@h_r_p_studio さんの写真。)
日本ダービー2016の予想考察第2弾です。
折角の日本ダービーなので、今回は皐月賞上位組の分析をしていきたいと思います。
今日、渋谷に出かけたのですが、駅は日本ダービー一色でした。
いよいよ日本ダービーまで残り4日。金曜日は阿佐ヶ谷ロフトAでイベントもありますし、渾身の予想をしたいと思います。
川崎マイラーズはすいません。自分の形に持ち込めないと…というブルーチッパーにとってあの出遅れは痛すぎます。逆にセイントメモリーはスタートが良すぎて一番入っちゃいけないポジションに入ってしまいましたね…
皐月賞組の有力馬の短評
ディーマジェスティ
皐月賞は流れが向いたとはいえ完勝。純粋なポテンシャル勝負なら世代ナンバー1の実力馬といっていい。ただ今年の日本ダービーはメンバーを見渡す限り、ペースは落ち着いて、直線は立ち回り&加速力勝負になりそう。これまでのレースを見てもスパッと切れる脚があるディープインパクト産駒ではなく、追われてからグイグイと伸びるタイプ。自分から早めに動かないと取りこぼす可能性がある。スタートが安定しないのもネック。
マカヒキ
父ディープインパクトにそっくりで飛ぶように走るタイプ。いかにも軽い東京の芝は合いそうで、中山→東京のコース替わりはプラスに出るはず。皐月賞2着が示すように長くいい脚も使える。不安はやはり脚質。皐月賞は2コーナーでまだ17番手。日本ダービーも後ろからになるだろう。スタートもいまひとつ。
リオンディーズ
弥生賞、皐月賞は誰が見ても負けて強しの競馬。対マカヒキには2戦2敗だが、レースの中身を考えれば、勝負付けが済んだとはいえない。カギは近2走の戦法をあえて変えないで臨めるか。今回は立ち回り&加速力勝負が濃厚。無駄に溜めるとディープインパクト産駒に飲み込まれる。勝利をつかむには再びの積極策しかない。
サトノダイヤモンド
最も評価に悩む馬。というのも皐月賞は普通に回って普通に負けたレース。能力を出し切っているとすれば、着順通りの評価でいいかもしれない。どこまで上積みがあるかだが、2走前のきさらぎ賞はメンバーレベルが低かった一戦。そもそもそこまで強くない可能性はある。ただディーマジェスティ、マカヒキにはないレースセンスは大きな武器。5着以内を当てるゲームだったら本馬を指名したい。
エアスピネル
「上位勢とは勝負付けが済んだ」と評価されそうだが、皐月賞は3着サトノダイヤモンドから0.1秒差。イメージほど能力差がないことがわかった。大きく強調できる点はないものの、逆に割り引く点もない。好位でロスなく立ち回り、直線でそれなりの脚を使えれば、上位勢が物理的に届かない競馬になっても驚けない。これが平場なら妙味を重視して本馬から入りたいが。
日本ダービー2016における皐月賞組の取捨
当たり前すぎる話ですが、
ディーマジェスティ
マカヒキ
リオンディーズ
サトノダイヤモンド
エアスピネル
の5頭の中で少なくても2頭は馬券に絡みません。「当たり前だろ!」と突っ込まれそうですが(笑)、そう考えるとホントに難しいです。ハズレくじが少なくても2つあるわけですから。「ディーマジェスティが馬券になり、サトノダイヤモンドがいない」「マカヒキが馬券になり、ディーマジェスティがいない」などなど。どのパターンが最も可能性が高いのかをじっくりと考える必要があります。
その意味で今年の日本ダービーのポイントは展開、隊列をどう読むかにかかっているといえるでしょう。私の中で個々の能力比較は終わりましたが、本当に拮抗しています。
仮にレースが流れれば、ディーマジェスティが再び突き抜けるでしょう。逆にレースが落ち着けば、マカヒキ、エアスピネル、リオンディーズ(強気に乗れれば)の3頭が優位だと思います。
そして展開のカギを握るのはおそらくマイネルハニー。青葉賞は1000m通過後から11秒台のラップを継続して失速したので、今回は道中でゆっくりと息を入れて、直線でもうひと脚を使うような競馬をする気がします(フリージア賞のような)。
そうなると前述のマカヒキ、エアスピネル、リオンディーズ向きのレースになるかもしれません。あとは枠順が決まって展開、隊列をもう一度考えます。皐月賞組以外は基本的に軽視する方向でいきます。
以上、日本ダービー2016の予想考察でした。