【ニュージーランドトロフィー2016予想】中山合うサーブルオール

ニュージーランドトロフィー2016の予想です。

ニュージーランドトロフィーの出走馬は、アストラエンブレム、サーブルオール、レインボーライン、ダンツプリウスなど。中山競馬場芝1600mで行われる重賞。1~3着馬にはNHKマイルカップへの優先出走権が与えられます。

今週は、岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』という映画を見に行きました。これがとても素晴らしかったです。私たちがいかに嘘で塗り固めた現実の中で生きているかということを思い知らされた後に、嘘が剥がれ落ちた現実(世界)がだんだんと見えてくる。黒木華とcoccoの演技は素晴らしかったのですが、個人的にはりりィと綾野剛が全裸になるシーンがグッときました。

予想と見解です

現3歳世代はクラシック路線こそハイレベルだが、マイル路線は大混戦。シンザン記念やアーリントンカップを見ても、展開ひとつで結果がガラッと変わったレースで、ニュージーランドトロフィーもまずは展開をどう考えるかがカギを握るだろう。

ポイントは枠順の並びにありそう。外枠3頭の先行馬に騎乗するのが蛯名騎手、松岡騎手、石橋脩騎手と積極策を取るタイプ。逃げ馬不在のメンバー構成とはいえ、ペースはそれなりに流れるのではないか。ほかの騎手もNHKマイルカップへの権利を取りたいはずで、ここは例年通り、直線でしっかりと伸びてこれる馬から入りたい。

本命はサーブルオール

長くいい脚を使えるタイプで、ペースが流れてくれれば、本馬の持ち味が最大限に生きそう。やや不器用な面があるハービンジャー産駒だが、同産駒は中山重賞でベルーフ、プロフェット、ウインクルサルーテらが好走しており、中山重賞との相性は意外といい。NHKマイルカップでは確実に切れ負けするので、買うなら持続力勝負になりやすい今回だろう。

前走黄梅賞は追い出しが遅れながらの差し切り勝ちで、着差以上に強い内容。2走前の若竹賞は2着クィーンズベスト(チューリップ賞4着)、3着ゲッカコウ(フラワーカップ2着)、6着マイネルハニー(スプリングステークス2着)とメンバーレベルが高い中で一番強い競馬をしていた。近2走のパフォーマンスを考えても、能力的に上位の存在なのは間違いない。

相手筆頭はアストラエンブレム

正直、人気ほど信頼が置けるかは微妙も、レースの流れに合わせられる鞍上は大きな強み。前走はたまたま逃げたものの、田辺騎手なら末脚を生かす形だろう。外から先行馬がレースを動かしそうで、じっとしていれば展開は向く可能性が高い。人気でも安易に嫌わない方がいいだろう。

3番手はダンツプリウス

派手さはないものの、レースセンスが高く、中山マイル向きのタイプ。追われてからもしっかりと伸びてくるので、このレースへの適性は高いはず。スムーズに回ってくれば、ここも好勝負に持ち込めるだろう。

穴で狙ってみたいのはモンスターキング。前走ファルコンステークスは直線で前をカットされて後退する場面。最後は再び盛り返しており、スムーズに運べていれば、掲示板に入っても不思議ではない走りだった。前走が特殊な馬場だったので、芝適性があるかは分からないが、全くのノーマークなら抑えておく価値はある。

以下、中山芝1600mの未勝利勝ちが圧巻だったハレルヤボーイ、アーリントンカップは上手く行き過ぎた感はあるが持続力型のレインボーライン、近2走は力を出し切れていないショウナンライズ、前走500万下の勝ちっぷりが良かったカープストリーマーまで挙げておきたい。

印です

◎⑨サーブルオール
○③アストラエンブレム
▲⑤ダンツプリウス
△⑥モンスターキング
△⑪ハレルヤボーイ
△②レインボーライン
×⑩ショウナンライズ
×⑫カープストリーマー

以上、ニュージーランドトロフィー2016の予想でした。