(@h_r_p_studio さんの写真。)
中山記念2016の予想です。
中山記念2016の出走予定馬は、ドゥラメンテ、イスラボニータ、リアルスティール、アンビシャス、ロゴタイプなど11頭。中山競馬場芝1800mで行われるG2重賞です。
予想と見解です
中山記念は立ち回り戦になりやすいレース。近年、外から差し切ったのはヴィクトワールピサのみで、ほかの年はだいたいイン強襲で勝つパターンが多い。今年も基本はインをロスなく立ち回れる馬を狙うべきだろう。
ただし、今年は前々で運ぶのが能力的に格下のロゴタイプ、明らかに足りないマイネルラクリマとカオスモス。条件戦なら行った行ったで決め打ちするが、さすがにこのメンバーで行った行ったはありえないだろう。溜めてイン強襲ができそうなのはリアルスティール。ただし、鞍上は福永騎手。個人的に信頼している騎手だが、とにかくインにこだわる騎手でもなく、溜めている間に外から一気に差されそうな気がしてならない。今年は立ち回り力を重視するより、スローペースから一気に差し切れるだけの加速力を持っている馬から入りたい。
本命はアンビシャス。
外枠でスタートセンスがいまひとつなのでギャンブルだが、加速力勝負になれば、父ディープインパクト譲りの末脚が最大限に生きそう。今回の鞍上はコンビを組んで3戦3勝のルメール騎手。やや乗り難しいタイプなので、デムーロ騎手よりルメール騎手のほうが合っているのだろう。あくまでもデータに過ぎないが、ルメール騎手は2013年以降、芝1800m重賞で【4.5.1.1】(勝率36.4%、連対率81.8%、複勝率90.9%、単回収率438%、複回収率256%)。この距離で鬼のように馬券に絡んでいる(1番人気馬ばかりではなく、15年府中牝馬ステークスの11番人気ノボリディアーナなどもある)。半分は偶然かもしれないが、半分はこの距離が得意なのだろう。鞍上の手腕にも期待してみたい。
対抗はイスラボニータ。
毎日王冠で本命に推した時にも書いたが、本馬は前向きな気性なので休み明けからでも走れるタイプ。天皇賞(秋)は大外枠、マイルチャンピオンシップは出遅れが敗因。それでもG1で馬券圏内を外していないのだから、能力は説明するまでもないだろう。今回、有力馬の中では相対的に前々で運べそうで、鞍上の蛯名騎手もここは勝ちに行きそう。ロゴタイプよりは間違いなく強いので、直線で一度は先頭に立つ場面があるだろう。あとは後続の追い上げをどこまで凌げるかだ。
3番手はリアルスティール。
特に深く考えなければ、この馬が最も堅軸。ただ鞍上の福永騎手ならラチ沿いの狭いスペースを突くような騎乗はしないはずで、なんだかただ回ってきて終わるだけのような競馬になりそう。ディープインパクト産駒だが、加速力に秀でているわけでもないので、スローペースはプラスとはいえないか。能力を評価しつつも、鞍上で半信半疑な感じ。
あとは能力的に格下も展開は間違いなく向くロゴタイプ、加速力はないが混戦向きでベリー騎手が怖いラストインパクト、中山金杯ではスローペースにも対応したフルーキーが有力。
最後にドゥラメンテを抑えるが、馬券的にはほぼ切り。斤量面を考えると、仮に完調でもリアルスティール、アンビシャスに先着するのは容易ではないはず。しかも今回は骨折休養明け。デムーロ騎手も無理をしないのではないか。
印です
◎⑩アンビシャス
○⑥イスラボニータ
▲②リアルスティール
△③ロゴタイプ
△⑦ラストインパクト
△⑤フルーキー
×⑨ドゥラメンテ
以上、中山記念2016の予想でした。