【東京大賞典2016予想】大井2000mのJpnI戦です
@h_r_p_studio さんの写真。)

東京大賞典2016(大井)の予想です。

東京大賞典2016の出走馬は、JRA勢からコパノリッキー、モズライジン、ノンコノユメ、アウォーディー、カゼノコ、アポロケンタッキー、サウンドトゥルーが出走。地方他地区勢はハッピースプリント(大井)らが迎え撃ちます。大井競馬場2000mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。昨年は◎ホッコータルマエ○サウンドトゥルーの馬連1点勝負で的中したレース。年内最後のG1ですし、今年もビシッと仕留めたいところです。

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予想と見解です

今年の東京大賞典は、「コパノリッキーが自分の力を出せるかどうか」を読むレースといえるだろう。

今年はかしわ記念、帝王賞、南部杯とG1・3連勝をマークしたが、その後の2戦はJBCクラシック1番人気5着、チャンピオンズカップ3番人気13着と凡走。JBCクラシックではアウォーディー&武豊騎手に早めに被されて失速。チャンピオンズカップではアウォーディーと実質的な同一馬主のブライトライン&田辺騎手にマクられてしまい、やはり見せ場なく敗れた。

今回もアウォーディー&武豊騎手のコンビが出走し、さらにやっかいなのがマクりを得意としているモズライジンに田辺騎手が騎乗。コパノリッキーの強みも弱みも知り尽くしている二人がコパノリッキーを意識するのは間違いない。果たしてコパノリッキーは近2走同様に力を発揮できないのか。それとも帝王賞のような本来の強さを見せつけるのか。その答えは…

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後者の可能性のほうが高いはず。

モズライジンは早めに被せにいくだろうが、被せにきたところで自分もペースを上げればいいだけで、「モズライジンがマクる=コパノリッキー失速」にはならないだろう。そもそもチャンピオンズカップの大敗はブライトラインに潰されたというよりも、ハイペースに飲み込まれてしまった面が大きかった。

アウォーディーはJBCクラシックでロングスパートを打ったが、あれは川崎2100mというコース形態だからこそできる動きだった。今回は直線の長い大井2000m。チャンピオンズカップのように末脚を溜めて直線に向く競馬になるだろう。早めに動かないと推測する理由はもう1つ。前走後の敗因コメントで武豊騎手は「ソラを使ったね。抜けてブレーキをかけることは想定して乗ったけど、凄い止まり方だった」と述べており、今回はゴール手前でコパノリッキーをキッチリと差し切るイメージで乗ってくるのではないか。

以上の2点から今年の東京大賞典ではコパノリッキーの強さが見られるレースになりそう。ただ前日オッズを見る限り、近2走の敗戦は完全に度外視されており、多くの玄人ファンは同じような見解を持っているはず。万が一、アウォーディーに早めに被されたら失速しても不思議ではなく、実力と人気のバランスを考えると、積極的に買うべき馬ではないだろう。

本命は次走狙い馬でもある

アポロケンタッキー

に期待する。完全なるポテンシャル型で、シリウスステークスのような先行策、みやこステークスのような早めのロングスパートを打ってこそのタイプ。チャンピオンズカップは直線入り口でまだ後方3番手くらいで、さすがにあの位置からでは追い上げるのは難しかった。それでも勝ち馬アウォーディーから0.4秒差の5着。位置取り次第では上位争いしていても不思議ではなかった。

今回は積極策を打つ内田博幸騎手が騎乗。馬自身は大型馬ゆえスピードの乗りが遅いので、行こうと思っても行けないタイプではあるが、ほかに速い馬がいないこと、大井2000mは1コーナーまでの距離が長いことを考えると、前々のポジションを確保できるのではないか。距離延長、コース替わり(大井が合うかは未知数も不器用なので実質的な少頭数はプラス)、鞍上強化などを踏まえると、アウォーディーとの逆転まであっても驚けないはずだ。

相手筆頭は

アウォーディー

チャンピオンズカップは勝ちにいった分の負け。今回、ペースはそれほど速くならないことを考えると、サウンドトゥルーに先着されることはないだろう。ただ単勝1倍台に推されるほど能力が抜けているわけではなく、今度は前の馬(アポロケンタッキーかコパノリッキー)を差し切れないというシーンはあるかもしれない。

3番手は

コパノリッキー

すでに触れた通り、モズライジンがマクりを打てば一緒に動けばいいだけで、モズライジンの存在をそれほど気にする必要はない。アウォーディーも武豊騎手は「抜け出してからソラを使うこと」に気をつけるはずで、直線入り口で先頭に立つような競馬をしてこないだろう。そうなれば本馬にとっては好都合。久しぶりにコパノリッキーらしい走りが見られるのではないか。逃げ切りも十分に考えられる。

サウンドトゥルーはチャンピオンズカップが「ハマった」の一言。元々、能力はあるので、フロックでもなんでもないが、今回は展開が向く可能性は低い。大外枠を引いてしまい、外々を回されることを考えても、ここから勝ち切るのは難しいのではないか。それでも能力上位なので上位争いには食い込んでくるか。

ノンコノユメはサウンドトゥルーと遜色ない能力の持ち主。ただ去勢後の2戦は以前ほどのパフォーマンスを出せておらず、さらに上積みがないと上位進出は厳しいか。強調できるのは乗り慣れた鞍上に戻ること。ルメール騎手ならサトノダイヤモンドで見せたような人気馬をマークする騎乗をしてくるかもしれない。

最後にカゼノコ。どうも3歳がピークのイメージは強いが、古馬になってからは力を出し切れる条件で走っているレースが少ない印象。今回はベスト条件の大井2000mで、久しぶりに能力全開の番だろう。展開を考えると積極的に狙えないが、人気を考えると抑えておいて損はない。

印はコチラ

◎⑪アポロケンタッキー
○⑧アウォーディー
▲②コパノリッキー
△⑭サウンドトゥルー
△⑤ノンコノユメ
△⑨カゼノコ

東京大賞典の予想ファイルはコチラ

買い目はコチラ

アポロケンタッキーは前日オッズより売れてきましたが、まだ妙味がありそうですし、当初の予定通り、アポロケンタッキー、アウォーディーの2頭軸で勝負します。

【本線】

3連複:8-11-2、5、9、14(4点)

3連複でアウォーディー、アポロケンタッキーからコパノリッキー、ノンコノユメ、カゼノコ、サウンドトゥルーに流した組み合わせ。サウンドトゥルー絡みはオッズ妙味がないので、私はリスクを少し取って3連単の8、11→8、11、14→8、11、14(4点)に変更する予定です。資金分配は印通り、コパノリッキー、サウンドトゥルー絡みを厚め、ノンコノユメ絡みを中くらい、カゼノコ絡みをやや薄目に買います。

【ボーナス】

3連単:8⇔11→2、5、9、14(8点)

3連単:2→8、11→8、11(2点)

3連単で1、2着にアウォーディー、アポロケンタッキーが入り、3着にコパノリッキー、ノンコノユメ、カゼノコ、サウンドトゥルーが入る組み合わせ。ボーナスといっても馬連1点勝負にするか迷ったくらいなので、少額で薄く買うのではなく、普通に買います。

あとはアウォーディー、アポロケンタッキー、コパノリッキーの行った行ったはありそうなので、コパノリッキーのアタマ固定の3連単も2点だけ抑えておきます。

以上、東京大賞典2016の予想でした。