夏競馬の振り返りと秋競馬に向けて
@h_r_p_studio さんの写真。徐々に秋を感じるようになりましたね~)

ちょうど先週で夏競馬が終了し、今週は地方重賞もお休みなので、秋競馬に向けた夏競馬の振り返りをしましょう。

以下では「夏競馬好調の要因」、「夏の会心の一撃ベスト3」、「秋競馬の課題」の3点について書いていきます。

夏競馬の成績を公開!好調の要因は?

まずは夏競馬の成績を公開!

summer2016-balance

トータルでは、

購入額が 674,400円
払戻額が1,014,820円

で計算したら回収率はちょうど150%でした。

大きな当たりで回収率が底上げされたレースがなくて(天皇賞・春のような特大ホームラン)、そこそこの当たりが続いて回収率がじわじわ上がっていた感じ。7月の最終週と9月1週目だけいまひとつでしたが、そのほかの週はほぼ何かしら1レースくらいはド本線で決まるレースがあったと思います。

なぜ好調だったのか要因を探ると、各場所のダートの傾向を掴んだ上、それに合った馬を選ぶことができたことかと思います。

いまでは芝が内伸びか外伸びかという馬場読みは当たり前のように行われていますが、ダートで同じような話を聞いたことがありません。

しかし、ダートにも各場所で特徴があり、たとえば今年の夏でいえば、函館は前に行く馬を買えば儲かる馬場でしたし、新潟と小倉は実力のある差し馬を買えばいい馬場でした(小倉ダートは最近、よく差しが決まるイメージがありますね)。

そういう傾向、特徴をつかんだ上、それに合った馬を買い続けることができた。それが夏競馬でコンスタントに結果を残せた要因かなと思います。

秋もこれはしっかりと続けてダート主体で当てていきたいですね。

夏の会心の一撃ベスト3を発表!

忘れているレースがあるかもしれませんが、自己満足的に夏の会心の一撃だったレースを振り返ってみました。未勝利では地味すぎるので特別戦以上でチョイス。回収率の高低ではなく、予想としての優劣で判断しました。それではベスト3からどうぞ!

ベスト3:関屋記念(8/14)

予想記事⇒ 【関屋記念2016予想】外枠で決め打ち

4.関屋記念の買い目

勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)

ここは外枠で決め打ちしたいレース。ヤングマンパワーから相手をダノンリバティ、マジェスティハーツ、マイネルアウラートに絞る。ただ好調・和田騎手が乗るケントオーへは軽く抑えておきたい。メインはワイド&馬連。ボーナスに3連複を買いたい。

【参考買い目】

ワイド:17-6、12、14、16(4点)…ダノンリバティが大本線。ケントオーとの組み合わせは軽めに。

馬連:17-6、12、14、16(4点)…同上

3連複:12-17-6、14、16(3点)

16年関屋記念的中画像

夏は重賞もたくさん当たってので、ひとつくらい重賞を入れようと思い、関屋記念をチョイス。

インパクトとしては回収率1000%弱ですが、ほぼ◎ヤングマンパワー○ダノンリバティの一点で取れたことに意味があります。回収額でいえば現地観戦していたレパードステークス、回収率でいえば小倉2歳ステークスが一番でした。

ベスト2:潮騒特別(7/24)

≪函館12レース 潮騒特別 勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑦ペイシャオブロー(6番人気2着
○⑫トウショウピスト(1番人気1着
▲②イーグルアモン
△⑤メジャータイフーン
△①カービングパス
△④スズカアーサー(14番人気3着
×⑮レオパルディナ
×⑪ゴースルー
×⑩ゼンノコリオリ
×⑨オートクレール

1200m戦にしては前に行く馬が手薄なメンバー構成。函館芝はインが有利なので行った行ったがあるかもしれない。

本命はペイシャオブロー。正直、近2走は物足りないが、ここは単騎の楽逃げが濃厚。現状のイン有利の馬場を味方につければ、粘り込んでも不思議はないか。

相手は2番手を進めそうなトウショウピスト。昇級戦になるが、1000万下でも結果を残していた馬。展開と馬場のアシストがあれば、上位争いに加われるだろう。

馬券は3連複でペイシャオブロー、トウショウピストから流したい。馬連も抑える。

【参考買い目】

3連複:7-12-1、2、4、5、9、10、11、15(8点)

馬連:7-12

単勝:7

16年7月24日潮騒特別的中画像

夏の行った行ったの大ボーナスといえば、このレースかマリーンステークスでしょうか。これは3着にスズカアーサーが突っ込んでくれたおかげで配当が跳ねましたが、馬連1点で当たったことに意味があります。馬連1点といえば、夏は馬連1点勝負がそこそこ成功した気がします。ちなみにペイシャオブローは次のレースも行った行ったで高配当をもたらしましたね(笑)

ベスト1:八雲特別(7/9)

≪函館10レース 八雲特別 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑧フォールインラブ(4番人気1着
○⑩バリス(1番人気3着
▲⑪ブレイクザポケット(5番人気2着
△①フェイブルネージュ
△⑫ケンホファヴァルト
△④サラザン

フォールインラブが面白い。前走遊楽部特別は開幕週でイン有利の中、外々を回らされる苦しい競馬。2着フィブルネージュとは0.1秒差だったが、通ったコースを考えれば、フォールインラブ>フェイブルネージュと判断していいだろう。当時より外差しが利く馬場なので、条件も好転する。

相手はバリス。前走は早めに動いてブレイクザポケットやレジメンタルを振り切っているので、ここに入れば能力上位だろう。1番人気でも堅実駆けか。

馬券は3連複でフォールインラブとバリスから印を打った馬へ。フォールインラブ、ブレイクザポケット、フェイブルネージュとの組み合わせだけは抑えで買っておく。ボーナスで馬連、馬単、3連単。

【参考買い目】

3連複:8-10-1、4、11、12(4点)…フェイブルネージュ、ブレイクザポケットとの組み合わせが本線。

馬連:8-10

馬単:8→10

3連単:8→10⇔1、11(4点)

16年八雲特別

回収率でいえば同日のマリーンステークスのほうが凄いのですが、個人的に春から能力を買っていたフォールインラブが勝利し、かつ◎→▲→○と綺麗に決まった八雲特別をチョイス。

理詰めで予想していき、当たると思って買ったレースだけに嬉しかったです。本線のワイド、プチボーナスの3連複、ボーナスの3連単と予想を買い方に落とせました。

ちなみにフォールインラブは次走道新スポーツ賞で5着に敗れましたが、完全に脚を余していたので、1000万下も近いうちに勝てるでしょう。

番外編:黒潮盃(8/15)

予想記事⇒ 【黒潮盃2016予想】大井1800mのSII戦です

16年黒潮盃的中画像PAT

160817黒潮盃的中馬券

番外編として黒潮盃を(笑)。正直、夏で一番嬉しかったレースは現地観戦していた黒潮盃です。ジャパンダートダービーの時は穴狙いの友人に半分冗談で「カツゲキキトキトいいよ」って話していたのですが、黒潮盃の出走馬に名前を見つけた時には本気でいいと思いました。

春は東京ダービーで◎バルダッサーレのアタマ固定、2着ほぼ総流しの馬券を買うも、2着に「ほぼ総流し」に入っていなかったプレイザゲームに突っ込まれて悶絶しましたが、同じ3歳路線でその雪辱を果たせた気がします。

カツゲキキトキトは現役競走馬で一番好きです(笑)。最近ではポジションも取れるようになりましたが、3歳春とかはゴールドシップみたいな馬だったんですよね。次走どこに使うのか気になります。

秋競馬の課題は3つ!

ここからは秋競馬に向けた課題を書きます。

夏競馬を通して修正したいと思った点は3つあります。ザックリと予想力や買い方を上げる!というよりも、予想や買い方に対する心構えというか細部の部分です。

まず1つは「○○が来る時の状況を想定する」です。

これは函館記念で◎マデイラに本命を打ってハズした時に思いました。今、当時の自分に助言するなら、「マデイラが3着以内に来るならその前のポジションにいるマイネルミラノが失速することがあるのか考えなさい」と言いたいです。

そう考えた時、マイネルミラノ→マデイラと入線する気がしますし、◎マデイラ○ケイティープライド▲マイネルミラノではなく、◎マイネルミラノ○マデイラ▲ケイティープライドに変えられたかなと思います。

この状況を想定する力は非常に大事で、先週でいえば◎ヤマカツライデン○カフジプリンス▲タマモベストプレイでハズしたのもそうです。ヤマカツライデンが来る時の状況を想定すれば、タマモベストプレイも一緒に残る可能性が高いですし、◎ヤマカツライデン○タマモベストプレイ▲カフジプリンスにすべきでした。

特に行った行ったや外枠決め打ちなどの時はこの発想がすべてといってもいいくらいです。

そしてもう1つは「人気馬を買う勇気」です。

競馬は知れば知るほど「人気馬を疑う」視線になりがちです。競馬で勝つための方向性としては間違っていないのですが、3番人気より2番人気が、2番人気より1番人気のほうが好走する確率が高いのは事実。大切なのは「人気馬が信頼できるか/できないか」の見極めでしょう。

札幌記念で◎ネオリアリズムに本命を打ち、断然人気のモーリスを嫌ったこと。同じように北九州記念で◎バクシンテイオーに本命を打ち、断然人気のベルカントを嫌ったことは、終わってみれば、反省すべきことかもしれません。

競馬は穴馬に本命を打つゲームではないですし、人気馬が信頼できるか/できないかの見極めにより神経を使っていきたいですね。

最後は「オッズをよく見ること」です。

先週の◎レーヌミノル▲ダイイチターミナルの小倉2歳ステークスは馬連49.9倍、馬単78.5倍だったのですが、そこまでの開きがあるなら◎レーヌミノル→▲ダイイチターミナルの馬単は買うべきでした。馬連とワイド、ワイドと3連複のオッズはチェックするようにしていますが、馬連を買う時に馬単のオッズをしっかりと見る必要があるなと感じました(馬連1点より馬単のオモテ・ウラの2点を買ったほうがお買い得なこともあるので)。

以上で夏競馬の振り返りを終わります。本当はもう少しサクッと書く予定だったのですが、書き始めたら色々と書きたいことが出てきました(笑)

さて今週から秋競馬に突入。夏の勢いのまま秋もたくさん当てていきましょう!

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秋競馬、開幕!真の競馬力を身につけて勝ち越しましょう!

ゆたぽんの馬券生活共同組合では毎週、勝負レースを配信しています(勝負度、参考買い目とともに)。以下に記載したのは7月2週目の勝負レースの的中例です。

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≪函館10レース 八雲特別 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑧フォールインラブ(4番人気1着
○⑩バリス(1番人気3着
▲⑪ブレイクザポケット(5番人気2着
△①フェイブルネージュ
△⑫ケンホファヴァルト
△④サラザン

フォールインラブが面白い。前走遊楽部特別は開幕週でイン有利の中、外々を回らされる苦しい競馬。2着フィブルネージュとは0.1秒差だったが、通ったコースを考えれば、フォールインラブ>フェイブルネージュと判断していいだろう。当時より外差しが利く馬場なので、条件も好転する。

相手はバリス。前走は早めに動いてブレイクザポケットやレジメンタルを振り切っているので、ここに入れば能力上位だろう。1番人気でも堅実駆けか。

馬券は3連複でフォールインラブとバリスから印を打った馬へ。フォールインラブ、ブレイクザポケット、フェイブルネージュとの組み合わせだけは抑えで買っておく。ボーナスで馬連、馬単、3連単。

【参考買い目】

3連複:8-10-1、4、11、12(4点)…フェイブルネージュ、ブレイクザポケットとの組み合わせが本線。

馬連:8-10

馬単:8→10

3連単:8→10⇔1、11(4点)

16年八雲特別

≪福島10レース 天の川賞 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑩ダイナミックウオー(4番人気2着
○①クラーロデルナ
▲⑭シュミット(9番人気1着
△③メイプルレインボー(5番人気3着
△⑤フジマサクラウン
△⑧エグランティーナ
×②オウケンゴールド
×⑬イダクァイマ
×⑮キャプテンペリー

ダイナミックウオーが巻き返すだろう。前走加古川特別は時計の速さについていけなかった感じ。昨夏には福島ダート1700mの横手特別で2着に好走しており、持久力戦になりやすい小回りダートの方が合っているのだろう。今回は相手関係も弱くなっており、前走だけ走れば、馬券圏内には入れるはず。少しズブさを見せるタイプなので、追える鞍上とも手が合いそうだ。

相手はクラーロデルナ。最内枠で乗り方がカギだが、前走でインを捌いてきたように器用さを兼ね備えているタイプ。鞍上的に信頼できないものの、能力的には軽視できない。

3番手はシュミット。前走はダイナミックウオーと一緒に走って先着。本馬は昨年の天の川賞の2着馬で、舞台適性もある。

上位3頭が差し馬になったが、ポジション取りが読みづらいメンバーで、マクリ合戦になりそう。最後は持久力勝負になって、単純に強い馬が上位入線するレースになるのではないか。

馬券はワイド&馬連&馬単でダイナミックウオーからクラーロデルナ、シュミットに流す(ワイドではなく3連複を買うなら、3列目は総流しくらいの気持ちで手広く流したい)。ボーナスで3連複、3連単も。

【参考買い目】

ワイド:10-1、14(2点)

馬連:10-1、14(2点)

馬単:10→1、14(2点)

3連複:1-10ー14

3連単:10→1、14→1、14(2点)

16年天の川賞的中画像

≪函館11レース マリーンステークス 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎⑨トミケンユークアイ(10番人気3着
○⑪ショウナンアポロン(2番人気1着
▲⑥イッシンドウタイ
△⑧イースターパレード
△⑦バンズーム
△③ヒラボクプリンス(6番人気2着
×⑫ナリタスーパーワン
×⑤ソロル
×④ライズトゥフェイム

大沼ステークスの再戦ムードだが、その大沼ステークスは3着以下が大混戦(3着~7着まで0.1秒差)。ここは展開ひとつで結果がガラッと変わりそうで、伏兵の一発がありそうなレースだ。

トミケンユークアイの逃走に期待したい。前走大沼ステークスは果敢に逃げるも、4コーナー手前から勝ち馬モンドクラッセに並ばれる苦しい展開。ペースが速かったわけではないが、精神的にキツい競馬だった。本馬はとにかくテンのダッシュ力があるので、今回も単騎逃げが濃厚(ショウナンアポロンとはテンのスピードが違う。スタート五分なら逃げるのは9割くらい本馬だろう)。行き切ってしまえば、今の函館ダート1700mなら粘り込んでも不思議ではない。

相手はショウナンアポロン。トミケンユークアイがとにかく速いので2番手からの競馬になりそうだが、これまでのレースを見てもハナを奪えなければ、力を出せないタイプではないはず。アンタレスステークスでは予想以上のしぶとさを見せており、ここに来て力をつけているのは間違いない。トミケンユークアイとの行った行ったは大いにありうるだろう。

以下、イッシンドウタイ、イースターパレード、バンズームと差はない。馬券は3連複で1列目にイースターパレード、2列目にショウナンアポロン、イッシンドウタイ、イースターパレード、3列目に印を打った馬へ流したい。馬連&馬単も抑えておく。

【参考買い目】

3連複:9-6、8、11-3、4、5、6、7、8、12(18点)

馬連:8-6、8、11(3点)

馬連:8→6、8、11(3点)

16年マリーンステークス的中画像

≪中京7レース 未勝利 勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎⑧メイショウケンプウ(12番人気1着
○③シルヴィーボーテ
▲⑤メイショウバラード
△⑦グレンダロッホ
△②イケジュンクイーン(5番人気2着
△①ダイワウィズミー
×⑯タガノガンチャン(3番人気3着
×⑮ニホンピロプレー
×⑨キトゥンズグレイス
×⑫アグネスルコリエ

メイショウケンプウの一発に期待したい。2走前のエンパイアブレイク組はメンバーがそろっていた一戦で、2~4着馬はすでに未勝利勝ち。今回はメンバーが明らかに手薄なので、当時だけ走れば、出番があってもいいのではないか。

相手はシルヴィーボーテ、メイショウバラードが有力。

馬券はワイド&馬連でメイショウケンプウからシルヴィーボーテ、メイショウバラード、グレンダロッホへ流したい。

【参考買い目】

ワイド:8-3、5、7(3点)

馬連:8-3、5、7(3点)

3連複:8-3、5、7-3、5、7(3点)

単勝:8

160709中京7レース的中画像

これは単勝92.5倍の◎メイショウケンプウが勝利するも単勝だけで悶絶…

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日曜日はパークウインズで追加購入した馬券もあり、それを合わせると本当に大勝の一言。ローカルのダート1700mは相性がいいみたいで、今週も楽しみですね。

何度か書いてますが、私は週末かなりの時間を予想に費やしています。週末の睡眠時間は2~3時間ほど。それくらいやらないと、データやタイムランクや血統などの一般大衆から離れた本当の穴馬を見つけることができません。3場開催中は、木曜日から予想をコツコツと始めるようにしました。

ただそれって普通の生活をしているとなかなかできないと思います。日頃の生活がありますし、週末は競馬以外の予定があるかもしれません。それでも競馬が好きで、なによりも馬券を当てたい!って方であれば、ご期待に応えられると思ってますので、ぜひご一読頂ければと思います(初月は490円。登録から1ヶ月以内であれば、490円しかかかりません)。