フェアリーステークス2015 出走予定馬コートシャルマンら

3日間開催の最後はフェアリーステークス2015

中山のマイル戦を舞台にした3歳牝馬限定の重賞。条件的に波乱含みで、毎年難解な決着が多いレースです。

今年の出走予定馬は、コートシャルマン、オーミアリス、テンダリーヴォイス、カービングパス、トーセンラークなど。チャンスのありそうな馬が多く、今年もひと波乱ありそうな気配ですね。

早速、フェアリーステークス2015の過去のデータと出走予定馬を見ていきましょう。

前走マイル以上の新馬・未勝利組から買えば儲かるフェアリーステークス

フェアリーステークスで注目したいのは、前走マイル以上の新馬・未勝利組の活躍。現在の条件に変わったのは09年。過去6回、距離延長馬はほとんど用なしで、前走マイル以上のクラス別成績が以下の通り。

◆過去6年のフェアリーステークスで前走マイル以上のクラス別成績
クラス 成績 単回率/複回率
新馬・未勝利 3-4-1-21/29 534%/195%
500万下 0-1-2-17/20 0%/46%
オープン 3-0-2-14/18 77%/97%

ご覧の通り、狙うべきは明らかに前走新馬・未勝利組。同組は複勝率ベースで見ても、オープン組と互角の数字です。特に新馬組が優秀で、過去2年の勝ち馬13年クラウンロゼ、14年オメガハートロックは1戦1勝の新馬組でした。

今年のフェアリーステークス2015の出走予定馬で前走新馬・未勝利組は、エヴァンジル、クイーンズターフ、トラストレイカ、ローデッド。この4頭の中から好走馬が出るかもしれませんね。

フェアリーステークス2015の出走予定馬分析

コートシャルマン

阪神ジュベナイルフィリーズは3番人気に支持されるも、好位から伸びず10着に敗退。りんどう賞2着ダノングラシアスも大敗しており、タフな展開で良さが生きなかった。C・デムーロ騎手への乗り替わりは魅力だが、やや底力に欠ける面も。スタートもまだ不安で、絶対視はできない。

オーミアリス

阪神ジュベナイルフィリーズは後方からじっくりとレースを進めると、直線はじわじわと差を詰めて9着。見どころは十分にあり、マイル戦に対応できたのは大きな収穫だった。能力的にはここでも通用しそうだが、中山マイルで後方一気は決まりづらい。展開頼みの面はある。

テンダリーヴォイス

赤松賞は好位から流れに乗って2着に好走。直線は満を持して追い出されてたが、内から勝ち馬が鋭く伸びてきた。ディープインパクト産駒だが、レースセンスがあり、中山へのコース替わりは問題ないはず。前々で流れに乗れればチャンス。

カービングパス

きょうだいにコディーノがいる良血。デビュー戦を難なく勝利すると、次走赤松賞では上がり最速タイの脚を使って3着に好走。あと一歩のレースだったが、まだ奥がありそうな雰囲気がある。ハービンジャー産駒で、舞台は東京より中山のほうが合うだろう。

トーセンラーク

アルテミスステークスの3着馬。上位2頭は阪神ジュベナイルフィリーズで2、3着に好走しており、同馬は前走で大きく崩れたが、決して能力を出し切ったとはいえないはず。レースセンスが高く、安定した走りが魅力。中山のマイル戦もイメージ的に合う。

フェアリーステークス2015の展望

シンザン記念同様に、フェアリーステークス2015も枠順が重要なレース。現在の条件に変更された09年以降、勝ち馬はすべて1~5枠でした。

ただ勝ち馬はロスなく内を通る馬というより、じっくりと内で脚を溜めて直線ひと脚使えるタイプがいいですね。先週のラブリーデイもまさにそのようなタイプでした。

以上、第31回のフェアリーステークス2015の出走予定馬とデータでした。