今週、函館競馬場で行われる函館2歳ステークス2015の出走予定馬分析と1週前予想です。
フルゲート16頭に対し、出走予定馬ならびに登録馬は18頭。ブランボヌール、オデュッセウス、メジャータイフーン、メジェルダ、ラッキーボックスらが出走を予定しています。
現2歳世代による最初の重賞戦。予想も難解なレースになりそうですね。早速、函館2歳ステークス2015の出走予定馬を分析していきます。
目次
函館2歳ステークス2015の出走予定馬分析
ブランボヌール
新馬戦がセンスあふれる勝ちっぷり。前半は行き脚こそつかなかったが、中盤から徐々にリズムに乗って、直線は内から鮮やかな抜け出し。まさに大人びたレースぶりで、函館2歳ステークスにつながりそうな走りだった。血統や騎手などで人気以上に売れる可能性はあるが、ノーマークは禁物か。
オデュッセウス
新馬戦を逃げ切り勝ち。ゴール手前は2着馬に差を詰められたが、馬体を併せればまだ伸びそうな雰囲気があった。父ファルブラヴは函館芝1200mへの適性が高い種牡馬。血統面での後押しもある。
メジャータイフーン
新馬戦を4馬身差の圧勝劇。好位追走から直線で外に持ち出すと、軽く仕掛けただけであっという間に突き抜けた。見た目の内容は評価できるが、時計は遅く、出走馬のレベルも疑問。相手が強化されて、不安のほうが大きいか。
メジェルダ
新馬戦はブランボヌールに惜敗の2着。直線半ばでは勝ち馬に1馬身ほどのリードを許したが、ゴール前は再び伸びて並んでフィニッシュ。あの一戦を見る限り、能力的にはほぼ互角の評価を与えていい。前走未勝利戦は能力通りの完勝。テンのスピードが速いので、今回も好ポジションを確保できそう。
ラッキーボックス
福島芝1200mの新馬戦を好位から差し切り勝ち。直線は軽く仕掛けただけで後続を突き放し、ゴール手前はまだ余力を感じさせる走りだった。函館組と比較すると少し劣りそうな気もするが、父は人気薄でよく好走するディープスカイ。人気がないなら不気味か。
函館2歳ステークス2015の1週前予想
1番人気はおそらくブランボヌールでしょう。前走の勝ちっぷりはもちろん、父ディープインパクトに鞍上は岩田騎手。人気を集めるだけの条件はそろった感じですね。
不安を挙げるとすれば、父サンデーサイレンス系ということ。過去10年、サンデーサイレンス系は【1.0.2.33】(勝率2.8%、連対率2.8%、複勝率8.3%、単回収率10%、複回収率36%)とかなり苦戦しています。
ちなみに3着以内に好走した3頭は、スペシャルウィーク産駒2頭、トーセンダンス産駒1頭。両種牡馬とも母父はニジンスキー系(ノーザンダンサー系)でした。
ディープインパクトの母父はニジンスキー系ではありませんが、ノーザンダンサー系。一応、ギリギリ好走できる条件はあると言えそうです。
それでは最後に予想オッズを見てて、
「こんなに人気ないの?」と思った馬を1頭挙げておきます。
この馬です!⇒B.人気ブログランキング(15位前後です)
新馬戦はやや粗削りな走りで勝利。時計も見た目は遅いのですが、当日はかなり時計のかかる馬場でした。新馬戦の2着馬、4着馬はともに次走未勝利戦で2着以内に入っており、戦ったメンバーも弱かったわけではありません。
乗り替わりはむしろプラスに捉えてよさそうですし、末脚生きる流れになれば、まとめて飲み込む可能性もあるでしょう。
函館2歳ステークス2015の出走予定馬でした。